優待名人の桐谷さんがよくオススメしているヤマダ電機。優待+配当利回りが高い銘柄ですが、業績の方はイマイチ。ここ数ヶ月は5万円をきっています。私はたっぷり含み損状態ですが、現在の利回りと活用方法についてまとめたいと思います。
ヤマダ電機ってどんな企業なの?

家電量販店最大手のヤマダ電機。郊外店舗を拡大中で、スマートハウスを次の一手に進めているといいます。2018年度は、paypayバブルもあって売り上げもさぞかしいいのかとおもっていたのですが…。
PER:16.35倍(予想)
PBR:0.68倍(実績)
配当利回り:2.64%
やや割安感がありますが、PERはほぼ平均です。

現状は明らかな下げトレンドで、最近は500円割れしています。中国の爆買いブームも落ち着いて、インバウンド需要も今後は見込めず、日本国内も増税の影響で大物家電が買い控えられる…という近い未来。おそらく近々上昇していくことは難しいのではないかと思います。
私がヤマダ電機を100株購入した理由
ズバリ優待目当てです。電化製品を購入する頻度は低いですが、渋谷や新宿のヤマダ電機には日用品も揃っているので、買い物に便利です。
優待が魅力的だった


ヤマダ電機は長期優待を採用しています。
1単元取得で…
- 1年以内:3000円
- 1年以上:5000円
- 2年以上:5500円
の優待券がもらえます。
2年目以降で、優待+配当利回りを計算してみると…
【総合利回り】 13.81%
【優待内容】500×6枚(3月) 500×5枚(9月)
【権利確定月】3月9月
【必要投資金額】49,200円(100株)※2019年9月4日現在
【優待利回り】11.17%
【配当利回り】2.64%
驚異の13%越えです!少額投資でこれだけのリターンを得られる銘柄は、現状でもなかなか少ないのはないでしょうか。
配当金もそこそこ手堅かった
配当金も100株1300円、2.64%という高水準です。優待も配当も得られる銘柄はやはり貴重です。
ヤマダ電機の業績と不安点

まだ投資を始めた頃に購入した銘柄なので、業績については深く調べないまま、現在まで保有しています。高利回りですが、業績にはやや不安を感じます。
営業利益が右肩下がり

2017年をピークに、営業利益は右肩下がり。売上高は変化なし。利益率は約3%でやや低め。自己資本比率も50%を切っています。経営状態は良好とはいえなさそう。キャピタルゲインを狙うなら、触るな危険感が漂います…。
営業キャッシュフローは、堅実経営型に見えます。
営業:+360
投資:ー84
財務:ー274
営業収入が+なので本業で利益は出ていますが、設備投資には積極的。しかし財務は(ー)なので、借り入れを返済しているフェーズです。
個人的にも電気屋で買い物する機会が減った

実感として、町の電気屋さんで買い物する機会が減りました。大型白物家電もネットでポチ。小物はAmazonでポチ。ヤマダ電機で買い物するのは「今すぐ欲しい電気製品」のみ。今後はさらにネットショップの拡大が加速することが推測されるので、小売だけでは勝ち筋が見えない…という気がします。
こういった、個人の消費マインドの変換点って、肌で感じることが後になって正しかったな〜と思うことが多いです。電化製品は特に、見て触って決めるよりも、レビューを見たり性能を吟味したり、ネットで比較検討できる要素が多いので、店舗販売よりもネット販売が今後は主流になりそうな予感。
まとめ:最小単元で高利回りを享受するべし!
とはいえ、利回り13%は7年で元本が回収できる利回りで、元本も5万円弱ですので失うものは多く有りません。もし保有するなら最低単元で、長期保有。株価を気にしないのが精神安定上、正しい選択かもしれません。