2020年9月、東京都港区から湘南へお引越ししました。8年ぶりの大移動。度々あるわけではない引越しは、未知との遭遇とお金的なストレスたっぷりなイベントだったので、記憶があるうちに記録を残したいと思います。
ひとり暮らし引越し費用の全貌

ひとり暮らしも、もう十数年。何度目かの引っ越しです。しかし、この引っ越し8年ぶり!東京都港区白金は、私にとってとても住みやすく、家賃もお手頃で、快適な住まいでした。
しかしこの新型コロナによるリモートワークの推進によって、フルリモートワークになった弊社。家賃も高く狭い部屋に閉じ込められて、ロックダウンになんてなったら、ちょっと心が病みそう。というか、会社にも行かないのに、都心に住んでいる意味とは…と考えはじめ、引っ越しを決意しました。
引っ越し先は、お隣神奈川県の湘南エリア。海も山も近く、自然に触れ合えて空が高い。この新しい土地で、ゆったりとマイペースに暮らしたいと思います。
引越しに際して、必要だったのは
お金
です。何をするのも特別支出が必要でした。忘れないうちに、この経験を記録に残したいと思います。

支払うお金
- 敷金:退去の際に借主に不備があった場合に修繕などに使われる
- 礼金:大家さんへのお礼金。意味わからん…
- 前家賃:1ヶ月分の家賃前払い
- 仲介手数料:紹介してくれた不動産会社に払う
- 保証会社費:最近は保証会社マストのところが多い
- 清掃費:退去時の清掃費。前払いのことが多い
- 消毒費:どんな消毒かわからん。強制ではないが強制っぽく記載してある
- 鍵交換費:鍵を新しいものに変えてくれる。これも強制ではない
- 引越し代:荷物の移動。見積もり必須
- ガス供託金:プロパンガスの場合、だいたい必要らしい
ざっくりと、支払うお金はこちら。これをすべて支払うと大変なことになります。お金がいくらあっても足りないな。

戻ってくるお金
- 敷金:前物件から戻ってくるお金
- 家賃:前物件に支払った余分な家賃
引越し元の物件から、戻ってくるお金です。住居期間や使い方によって戻ってくる金額が変わります。
引越しの支出の明細

まずは私の引越しベース情報から。
広さ:1R → 1LDK
家賃:8.7万円 → 8.3万円(管理費0.4万円)
場所:東京 → 神奈川 (60kmくらい)
人数:1名(ひとり暮らし)
荷物の量:やや多め
敷金:0円
引越し先は、敷金0円でした。神奈川県では結構多いそうです。東京都内だと2ヶ月分、必要だったりしますからね。ありがたい。
礼金:0円
大家さんへのお礼金は、戻ってこないお金なので、絶対に払いたくなかったので0円で良かったです。礼金ゼロ物件は、そこまで多くなかったので嬉しかった!
前家賃:4.7万円
次月分の家賃です。2週間のフリーレントをつけてくれたので、お安くなりました。
仲介手数料:9.1万円
家賃1ヶ月分+消費税です。ここはもっと割引できたと思います。不動産屋の選び方次第です。
私は、数社の不動産屋を当たりました。実は、仲介手数料って不動産会社によってかなり変わります。
大和○ステート:会社の割引があったので、連絡。1週間返答なし。仲介手数料半額になるはずだったんですが、あまりにも対応悪くて…。
不動産○ィル・ビー:こちらも社割があったので連絡。すぐ返信は来たものの、問い合わせた物件は「すでに入居がきまってます」とのこと。がっかり。こちらも仲介手数料半額でした。
ハウス○イト:入居が決まってる物件の管理をしているのがこの会社でした。諦めきれず連絡したところ…「ご案内可能です!」との返事。なんだったんだろう、○ィル・ビー。
今時、仲介手数料0円だってあるから、絶対0.5ヵ月以下のところにお願いしようと思っていたのですが、入りたい物件はなぜか仲介手数料1ヶ月も取られる不動産屋でした。
保証会社費:2.6万円
当初の見積もりでは、家賃1ヶ月分(8.3万円)を提示されていました。が、その保証会社のサイトを見たところ、家賃の0.5ヵ月分とあったので、聞いたら「この物件の場合は、1ヶ月分なんです」とのこと。なんだそりゃ…と思って、別の物件に乗り換えようとしたところ、2.6万円になりました。保証内容は変わらず。なんなんだ、不動産屋!と不信感たっぷりになりました。
清掃費:5万円
退去時のクリーニング費用。45㎡なのでこんなに高いんだろうか。これは下げてくれませんでした。これって普通に支払う必要ないお金だと思うんだけど、敷金の代わりくらいな感じで仕方なく払いました。
消毒費:0円
内容を聞いて、「必須ですか?」って聞いたら、「いいえ」ってことだったので自分でやるので不要ですということにしました。自分でバルサン焚きました。1500円くらいですんだけど、元は1.5万円くらい。たか。
鍵交換費:0円
こちらも2万円を請求されましたが「今の鍵のままでOKです」って言ったら、タダで変えてくれました。言ってみるもんだな〜。
引越し代:4.2万円
引っ越し費用は荷物の量と距離によると思いますが、私の場合は、ひとり暮らしでは、やや多いくらいの荷物量で、距離は60km。
見積もりはこんな感じ。
豊田引っ越しセンター | ¥44,000 |
ケーエー引っ越しセンター | ¥40,600 |
アップル引越しセンター | ¥36,000 |
ガッツムービングサービス | ¥33,000 |
まつり引っ越し | ¥51,700 |
東京ムービング | ¥42,000 |
一番安かったのは、ガッツムービングサービスでしたが、洗濯乾燥機の設置をやってくれないことが判明。泣く泣く諦めました。次に安かったアップル引越しセンターは、ネットで見積もりができて、サイトも使いやすかったので、こちらに決定しました。追加ダンボールを購入したので、4.2万円になりましたが、若い男女が作業してくれて、てきぱき終わったので満足。
ちなみに、ケーエー引っ越しセンターは、最初の見積もりで15000円だったのですが、インターネットや電気の契約が必要ということが途中で判明。うちは、モバイルwifiと楽天電気なので、それは無理というと4万円に跳ね上がりました。先に言ってくれ…時間の無駄だ…。
ガス供託金:1万円
上京してからずっと東京住まいだったので知らなかったんですが、初めてプロパンガスの家に住みます。なんと、入居の際に供託金が必要!出て行く時に帰ってくるらしいんですが、一旦支出に計上。1万円も預けます…。ひぃぃぃ。
引越しの入金の明細

引っ越すにあたって、前の物件から戻ってくるお金もあります。収入とは言いませんが、一旦支出しているので、もらえるっぽくて嬉しいお金。
敷金:8.7万円(ークリーニング費用)
6年以上住んでいたので、壁紙や床など、修繕はなし。クリーニング費用が必要だそうです。でも契約書に金額の記載がないので、多分ゴネれば支払わなくてもいいはず…。おそらく3〜4万円の請求になると思うのですが、まあ見積もりを待ちます。
家賃:6.4万円
8日に計画解除しましたので、22日分の家賃が戻って来ます。一旦家賃を入れさせるの、やめて欲しい。一体いつ戻って来るのやら…。利息取りたいです。
合計10万円くらい戻ってくる予定
前の賃貸から10万円ほど戻ってくる予定です。支出が26万円なので、収支は16万円マイナスです!
まとめ:敷金礼金がなくても引っ越しはそれなりにお金がかかる

もし敷金礼金が必要だった場合、50万近く支出していたと思うとゾッとします。敷金はともかく、礼金は戻ってこないお金ですから…。
今回の引っ越しで学んだのは
不動産屋、本当に信頼できない…
です。それぞれの料金は、あってないようなもの。時価です。だから、急に数万円も割引できるんでしょう。できれば知り合いに不動産屋がいたら、お願いしたい気持ち。だって、言ってること全て信頼できないんだもん。
引っ越しは完了しましたので、次は新居を整える作業です。実はもうソファ以外は手配済み。でも一番大事なソファをどうするかまだ決められていないんです。それを決めたら、また引っ越し費用<家具・雑貨編>をお届けしたいと思います。
▼私が東京から湘南に引っ越した理由
▼交渉したら引っ越し費用が18万円お得になった話
▼引っ越し後に買ったもの