副業が推進される中、会社員でも業務委託などで本業以外の仕事に挑戦してみている方、多いのではないでしょうか。私もそのひとりです。副業は請け負う業務とともに、見積書・発注書・納品書・請求書が発生し、それに基づいた税の計算も必要。ちょっとだけ面倒なこの作業ですが、私はMISOCAを利用して、簡単に済ませています。
副業に必須な事務作業

リモートワークの推進で、通勤時間が消失して、自動的に時間が増えて、今まで手がつけられなくなった副業を始めた人も多いのではないでしょうか。
私自身は、元もリモートワークが多かったこともあって、時々副業していました。また、5年ほど前は、フリーランスで働いていたこともあったので、比較的副業の下地がある方だと思います。
しかし、そんな私でも大変面倒で仕方ないことがあります。それは、
請求書の発行
です。会社によっては、見積書・納品書も必要だったりします。
私はライター業を副業としているので、ライター業をやる場合の簡単な請求書の発行方法をご紹介したいと思います。エクセルでぽちぽちするより100倍便利なので、ぜひ真似してください。
請求書発行のポイント

まず請求書を発行する際に覚えておくべきことをいくつかご紹介します。請求書ひとつつくるにも、知っておかなければならない用語がいくつかあり、慣れないうちは少し難しいかもしれません。でも慣れてしまえば、サクッと作れます。
源泉徴収を引かれる
源泉徴収とは、年間の所得にかかる税金(所得税)を事業者があらかじめ差し引くこと。報酬に対する税金の前払い制度のことです。
これは、会社員の給与でも差し引かれており、支払いすぎた分は年末にもらう「年末調整」で還付されます。
副業で得た収入にも、源泉徴収はかかってくるので、収入の約10%が差し引かれてしまいます。
源泉徴収税(復興特別所得税あり)
100万円まで 10.21%
100万円超部分 20.42%
源泉徴収税(復興特別所得税なし)
100万円まで 10%
100万円超部分 20%
ライター業の場合、1万円の仕事なら入金は9000円しかないです。
法律的には事業者が差し引いて支払うことになっていますが、中には源泉徴収なしで支払う会社もあります。そういう時には、確定申告で支払うことになりますので、明細を取っておきましょう。
消費税は受け取れる
個人事業主でも消費税を受け取ることができます。
1万円の収入に対して10%、1000円分が消費税になります。
本来であれば、それは後ほど国に収めないといけないお金なのですが、特例があります。
2年前の消費税のかかる売上が1千万円以下の場合、消費税の納税義務を免除する
とあります。つまり、副業なら、売上が年間売上が500万円を超えることはそうそうないと思うので、納税しなくてOKってことです。合法です。
MISOCAで請求書を作る方法

フリーランスの頃、私はMISOCAを始め自動の請求書生成サービスを知らなかったので、エクセルやワードを駆使して毎回請求書を作っていました。仕事が多い月には20枚以上の請求書を制作して、捺印して、封筒に入れて切手を貼って送付…。めちゃ大変でした。
会社員に戻って、副業を始めてからMISOCAを知って、
「請求書が楽すぎ…!」
と感動しています。事務作業は徹底的に合理化して時間を有効活用したいですもんね。
自社情報を入力する
どの請求書にも共通する自分の情報を入力します。
- 氏名
- 会社名(任意)
- 郵便番号
- 住所
- 電話番号(任意)
- メールアドレス(任意)
- 印影(電子)
- 課税設定
- 振込先情報
です。印影は電子印を作れるサイトがあるので、そこで作ったJPGデータをアップロードします。請求書を生成する時に自動で電子印を捺印してくれます。便利や…。
この情報は、どの請求書を作る際にも適用されます。
請求書を新しく作る
準備ができたら早速請求書を作ります。入力項目は下記です。
- 取引先
- 件名
- 請求金額(自動入力)
- 送付先住所
- 請求日
- 入金日(任意)
- 品番・品名
- 数量
- 単位
- 単価
取引先〜入金日までは、先方に確認して、送られた通りにコピペすればOKです。
品番・品名
ライターの場合は、だいたい「原稿料」「執筆料」などになります。
数量
単位によって変わりますが、ライターの場合は
- 1記事
- 1文字
の2種類が多いです。
単位
上記と同じくです。
記事単位で仕事をもらった場合は
1記事1万円
と記載します。
文字数単位で仕事をもらった場合は
1000文字10円
と記載します。
同じ1万円の執筆料でも単位が違うと書き方が変わってくるのでご注意を。
単価
記事単位で仕事をもらった場合は
1記事1万円
です。
文字数単位で仕事をもらった場合は
1000文字10円
です。
保存→発行
上記の入力が終わると、自動的に請求金額を計算して請求書は完成します。源泉徴収や消費税の計算も自動でやってくれるのでとても便利です。
発行方法は、
- 郵送手配(有料でMISOCAが郵送代行してくれる)
- メール送信
- PDFダウンロード
- 印刷
- 共有リンク
の5種類です。電子請求書でいい場合は、メール送信・PDFダウンロード・共有リンクのどれかを使うと便利です。私は共有リンクが使いやすくて気に入ってますが、ITリテラシーがたかそうじゃない場合はPDFが無難です。
MISOCAのすごいところ

MISOCAは副業で利用するには、とっても便利なサービスです。サービス提供元は会計関連大手の弥生会計です。確定申告が簡単にできるサービスも提供しているので、使い勝手もよし。
2ヶ月間は、無料で使える

最大2ヶ月無料で、使える無料体験プラン。1ヶ月に10通の請求書発行が可能です。操作サポートもあり。ここで使いこなせるかどうかちゃんと判断できます。
お試し終了後も月5通までの請求書生成が無料

無料期間終了後、有料に移行するしかないのかな…と思いきや、MISOCAは太っ腹です。
毎月5通の請求書発行は無料!
操作サポートはなくなってしまいますが、体験期間の2ヶ月にしっかり覚えれば問題なし。
会社員の副業で月5通までなら、十分な量ではないでしょうか。私は今まで無料で使わせてもらってます。全く不便はないです。
請求書の履歴をいつでも確認できる
MISOCAのいいところは、データをしっかり保管して、入金したらチェックできること。
請求書をエクセルで作ると管理が意外と煩雑になり、入金されたかどうかも確認するのが面倒ですが、MISOCAなら、オンライン上で過去の履歴を検索して、入金されたらチェックすればOKです。
見積書・納品書も作れる
大手企業の場合、法務がしっかりしているので、下請け法を遵守して見積書や納品書の送付を求められる場合があります。私がライター業を企業から請け負う場合の流れはこちら。
見積書(私)
↓
発注書(企業)
↓ 執筆
納品書(私)
↓
請求書(私)
です。1つの仕事に対して最大3通の書類が必要。面倒臭い…。でもMISOCAは簡単にこれらの書類が作れるので重宝します。
まとめ:事務作業は無料ツールを活用して合理化しましょう

会社でフリーランスに仕事を発注して請求書をやりとりしている人は、副業をしても請求書のやりとりで困らないかもしれませんが、そうじゃない人は、この作業が意外とストレス。請求書を送り忘れると、最悪ギャラが振り込まれない可能性もあるので、しっかりと管理することが重要です。(送っても,担当者が計上し忘れてなぜか入金されないこともありますので注意)
事務作業はできるだけ無料ツールを使って効率化を図り、本当に時間を注ぎ込みたいところをしっかりと時間を使えるように最適化しましょう。
よい副業ライフを!