つい昨年まで、とにかく着道楽で、欲しい洋服があると即買いしていたhigeですが、今は月に1-2着、必要なければ新規追加しないこともしばしば。そうなれたのも、この本を読んで「衣服」に関しての思想が変わったから。この本を読んで気が付いたこと、そして実践したことをまとめます。
たくさんあるのに、なぜ洋服ばかり買ってしまうのか
クローゼットにはたくさんの服が入っている（入りきらない）のに、新作がでるとまた新しい洋服が欲しくなってしまう…。
私の18歳からの15年ほどは、この状態でした。毎シーズン、着きれないくらいたくさんの服を買っていました。そんな状態では、お金は貯まるはずもなく、給料日前になると、預金残高はほぼゼロ。
そうまでして、なぜ服を買っていたのか。一番大きいのは
毎日違う服を着なければならない
という思い込みでした。
”着まわし”しなければならないという思い込み
ファッション入門書であるファッション雑誌の人気の特集といえば「着まわし」です。着まわしの根本には
毎日同じコーディネートをしてはいけない
という考え方があります。それを実行しようとすると、膨大な洋服が必要になります。
毎日同じコーディネートをしてはいけない
↓
明日着る服がない
↓
新しい服を買わなければ！
という負のループに陥ります。
でもよく考えると、毎日同じ服を着てはいけないなんていうルールはないのです。冷静に考えるとわかること。でも私はこの本を読むまで、ファッション雑誌が提案したこの思想に強く影響を受けていました。
素敵な人はいつも素敵な服を着ている＝同じ服でOK
同じ服を着てもいい、からもう一歩進んで考えると、自分に似合う素敵な服ってそう多くはありません。
『服を買うなら、捨てなさい』の著者は著名なスタイリストですが、彼女ですら
- 毎日違うコーディネートをして
- なおかつそれが全ておしゃれ
ということは至難の技。プロですら、はずしてしまう日はあると断言しています。ファッションのプロじゃない人ならなおさらです。
でも自分に似合う素敵な服は必ずあります。それを毎日着れば、ずっと素敵な人で入られます。
私はこの考え方が大好きで、この本を読んでから、誰かに褒められたり、着ている自分が好きな服は、大切に長く愛用するようになりました。
毎日”お気に入り”を着るなら、たくさんの服はいらない
お気に入りの服が見つかったら、それらをとことん着倒せばいいのです。毎日同じ服でも周りの人は案外気にしていません。
そうすることで、ずっと素敵な自分でいられるなんて、最高じゃないですか？毎日、違う服を着て「あ、今日外したな…」って思う日、なくなるんです。
気に入ったら、同じ服を2着買うのもあり。ずっと長く着られるなら、コスパは最高です。
私がやった4つのこと
『服を買うなら、捨てなさい』を読了した後、私は自分のクローゼットに改革を起こそうと決意しました。その頃の私のクローゼットは、ひどいもので、大きなクローゼットに入らなくなった服を1.5mのハンガーラック2台分の洋服も持っていました。まずは、クローゼットに入るだけの洋服に絞ることに決めました。
いらない服を捨てた
一番最初は、「いらない」服を捨てました。いらない服は、毛玉ができていたり、形が古かったり、流行遅れだったり。何か理由があって、着ていない服です。これらは、愛着があってボロボロになっている服もあり、捨てがたいものもありましたが、思い切ってゴミ箱へ。
着ない服をメルカリへ
着られなくなった、ではなく、なぜかいつも「着ない服」って意外とたくさんあります。いつか着るは、なかなかやってこないことが多いのもわかっているのですが、なかなか捨てられない。ですから、次に使ってくれる人を見つけるためにメルカリに出品して、お金に変えました。1ヶ月で数万円以上稼げる事もあり、着ない服をどんどんメルカリに登録したくなりました（笑）。
定番を決めた
不要品の処分が終わったら、新しい服が入ってくるルートを整備する事です。今まで通り、好き勝手に服を増やしていては、また同じことの繰り返し。
そこでは私は自分の定番を決めました。定番品は、結局自分がいつも着ている服を見れば、自ずと見えてきます。
- ワンピースが楽で好き
- 無地Tシャツとデニム(冬はセーター)
- タンクトップにサロペット
私はこの3パターンが多かったので、この定番以外は思い切って処分しました。
新しい服を買うのをやめた（期間限定）
3ヶ月間、服を買うのをやめました。
これは私にとっては大きな出来事で、とにかく最初は服が欲しくてたまらず「明日着ていくものがない！」とオロオロしていました。
1ヶ月経つと、「結局定番ばっかり着てるんだし、意外と大丈夫じゃん」と落ち着き、3ヶ月目には、気がつくと今月何も買ってないという状態に。今は新しい服を買うことに制限を設けていませんが、欲しくなることは極度に減りました。
注意すべきは美容室とインスタです。美容室で雑誌をパラパラと読んでいると、また服が欲しくなってしまいます。インスタもおしゃれ系アカウントとさよならすれば、新作を見なくていいので、欲しくなりません。
まとめ：着まわしが最高なのは幻想！自分が好きなら毎日同じ服でもいい
こうして私は、着道楽から卒業して、貯蓄ができる体質になりました。洋服の魔力は絶大で、一生それに魅了されるのもまた良いと思います。でも私は、洋服の魔力がとけて、投資の魅力にはまり、新しい世界が見えたことがとても楽しいです。
私が思うのは「服を買うのをやめたほうがいい」ということではありません。大事なことは、誰かの価値観ではなく、自分の価値観でお金を使える人になることです。
