配当金+複利で月10万円を目指すには?何年後に達成できるか試算してみた

配当金+複利で月10万円を目指すには?何年後に達成できるか試算してみた

年金2000万円問題が世間からすっかり忘れられた頃、自分の年金について考えました。

月に12万円で暮らせないわけではないが、おそらくその生活はかなり厳しい。そして2000万円があったとして、果たして安心して長生きできるだろうか。いつ資産が尽きるともしれない不安を抱えながらの老後はいやだ!やっぱり必要なのは不労所得でした。アーリーリタイアするのがベストですが、今の貯蓄ペースで果たして間に合うのか。試算してみました。

お金がお金を稼ぐ。毎月10万円もらえるようになるためには?

女性

配当金は、お金がお金を稼いでくれるため、持ち主が労働しなくてもOK。いわゆる不労所得です。不労所得のいいところは

  • 病気
  • 老化
  • 妊娠・出産

などによって、働けなくなっても、自動的にお金がお金を稼いできてくれる点。一般的な収入の会社員が不労所得を得るためにはとにかく下記の2点で不労所得を作り出していく必要があります。

高配当株を取得する

3%以上を高配当株と言いますが、高配当株の筆頭であるJTは6.9%を超えることも!もちろん投資にはリスクがともなります。

  • 株価下落
  • 減配

ですから余剰資金で行いましょう。借金や生活費に手をつけては絶対にダメ!

毎月、貯蓄する

すでに3000万円の貯蓄があるなら、問題はありません。ない人は、今から作り出すためにコツコツ貯蓄しましょう。貯金ではないのがポイント。一定額が溜まったら、高配当株を増やして、少しでも多くの高配当銘柄を手に入れて、不労所得生活の第一歩を送ってください。

積立金額別・月10万円の不労所得を生み出すために…

子供

株の配当金によって、毎月10万円の不労所得を得ることは可能。しかしこれには莫大な元本が必要です。

月10万円・年間120万円の不労所得を生み出すためには…

3000万円の資金を年利4%で運用する

必要があります。下記は、現在の資産がゼロだった場合の複利計算です。

▼配当利回り4%の場合(5%目標で税金20%を引いた手取り配当金)

積立金額積立期間元金複利元利合計
1万円69年  2ヶ月8,300,000円27,310,761円30,066,676円
3万円40年  10ヶ月14,700,000円19,283,633円30,069,055円
5万円30年  0ヶ月18,000,000円15,138,850円30,065,663円
6万円26年  7ヶ月19,140,000円13,687,215円30,048,710円
7万円23年  11ヶ月20,090,000円12,521,264円30,069,447円
8万円21年  9ヶ月20,880,000円11,539,267円30,076,795円
9万円19年  11ヶ月21,510,000円10,656,263円30,003,041円
10万円18年  5ヶ月22,100,000円7,931,773円30,031,773円
15万円13年  5ヶ月24,150,000円7,494,272円30,122,934円

積立金額が1万円だった場合は69年かかる

毎月1万円をコツコツ貯蓄した場合、69年で3000万円の資産ができ、毎月10万円の不労所得が手に入ります。

大学卒業後、22歳で始めれば89歳。30歳だと99歳。これは現実的ではないので、もし毎月1万円しか貯蓄できないなら、転職か副業しましょう。10万円の不労所得のために、今すぐ行動する必要があります!

積立金額が3万円だった場合は40年かかる

大学卒業後、22歳で始めて62歳で10万円の不労所得完成です。厚生年金にプラスすれば、暮らしには困らないはず。アーリーリタイアを目指さず、年金がわりに不労所得が欲しい方は、3万円からでも充分です。

積立金額が5万円だった場合は30年かかる

22歳からスタートして52歳。早期退職ができるレベルになってきました!30歳で初めても、60歳で厚生年金にプラスして、生活できるはず。

積立金額が8万円だった場合は21年かかる

22歳からスタートすれば、43歳でアーリーリタイヤ可能です!とはいえ、10万円ですから、生活費を下げるかバイト併用が現実的ですね。ここから残り60年間、不労所得10万円がもらえるのは大きいと思います。体も元気な年代ですから。

私は35歳からスタートしたので、56歳で月10万円達成です。

積立金額が10万円だった場合は18年かかる

新卒から10万円の貯蓄ができる人はかなり限られていると思いますが、実家暮らしなら可能性あり。40歳で10万円の不労所得が得られます。

私は35歳から始めたので、53歳で月10万円を達成することになります。50代前半で月10万円の不労所得があればかなり楽なのでは…。

積立金額が15万円だった場合は13年かかる

ひとり暮らしでこの金額は現実的ではないかもしれませんが、30歳から始めても43歳で月10万円です。共働きDINKSなら可能な金額だと思います。

2人でアーリーリタイアするなら、月15万はキープしたいところ。すると5000万円必要なので、積立15万円を20年間すればOKです。私の場合、旦那様のお給料だけで暮らして、自分の給与を全額貯蓄(月35万円)すれば6年で3000万円、10年で5000万円がたまります。共働きへの憧れ半端ない。そしてそんな生活に共感・協力してくれる旦那様がいれば最高…。

まとめ:月10万円の不労所得を得るためには毎月3万円以上の貯蓄が必要

最低でも3万円の貯蓄で、40年後に毎月10万円の不労所得が手に入ります。その期間をできるだけ短くするため、初期の投資金額を最大化することが重要!そのためには、生活をミニマルにして無駄を減らす必要があります。

私は浪費をやめて、生活が惨めになったとは感じません。むしろ、小さな工夫や本当に欲しいものを見極める力が養われて、時間を大切にしたり、人との関わりを楽しんだり。生活が豊かになりました。

女友達と草原で寝転ぶ

使ったお金と幸せって比例しないんだな〜と実感する日々です。

だからあまりお金に固執したくなくて、そのために生活のために必要なお金を労働以外から得たいという欲求が高まっています。必要最低限のお金があれば、ゆとりある有意義な時間を過ごすことができる。お金にとらわれない生活を得るために、今はしっかりお金のことを勉強しているという逆説的なことが起こっている気がしますが、それもまた楽しく。

無理せず、生活を楽しみながら節制して、せっせと高配当株を増やしていく所存です。そしてそういう考え方に共感してくれる人が増えたらいいなと思っています。

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