配当金レベルと戦闘力。個人投資家の約半数はレベル0だった

配当金レベルと戦闘力。個人投資家の約半数はレベル0だった

配当金だけで生活したい。資本主義における唯一無二の不労所得。

そんな配当金生活を夢見てもう2年。やっと年間配当金が4万円を超えてきた、ひよっこ投資家です。これから先、私が眺める景色が知りたい。そう思って、個人投資家の有価証券資産額をリサーチしました。その上で、もしその有価証券が配当金投資だったと想定して、どれくらい難しいことなのかを想像してみました。

配当金生活のレベルと戦闘力

戦士

配当金生活を夢見るにあたって、KPIとしているのは3点。

  1. レベル:もらえる配当金金額
  2. 戦闘力:資産総額(有価証券に限る)
  3. 魔力:配当利回り

もらえる配当金を配当金レベルとし、資産総額を戦闘力、それらを最大化する魔力を利回りとして考えています。(ゲーム脳)

この配当金ゲームにおいて、この3点をバランスよく積み上げることが重要。まずは、戦闘力を上げながら、魔力を安定的に発揮することで、レベルが上がっていきます。

配当金レベルは、1〜5を想定しています。私はまだランキング外のレベル0です。生まれたてのひよっこ投資家です。

配当金レベルを個人投資家の割合でみてみる

有価証券(株式・投資信託・公社債)保有額(個人・時価)(出典:日本証券業協会Webサイト)
有価証券(株式・投資信託・公社債)保有額(個人・時価)
出典:日本証券業協会

日本証券業協会の調査によると個人投資家の有価証券保有額の割合は

  • 300万円未満 51.3%
  • 1000万円未満 26.4%
  • 3000万円未満 14.1%
  • 5000万円未満 4.2%
  • 5000万円以上 4%

です。300万円以下が半数以上を占めています。

そして、私が考える配当金レベルはこちら。

配当金レベル配当金/月配当金/年投資金額
11万円12万円300万円
25万円60万円1500万円
310万円120万円3000万円
415万円180万円4500万円
520万円240万円6000万円

※年利4%で運用した場合

300万円を利回り4%の株で保有していると仮定すると、年間12万円で月額1万円の配当金がもらえることになります。そう、半数以上の投資家は配当金レベル1にも満たない投資額なんです。

意外!!!

Twitter界隈では、配当金レベル5以上の猛者がたくさんいますからね。そういう人はかなレアな存在ということです。

上記の投資金額を参考に10人の投資家をレベル別に振り分けてみると…

投資家ヒエラルキー

こんな感じ!

レベル1以下(私もここ)が10人中5人です。月1万円以上もらえるレベル1が3人です。そう、投資額300万円で上位5位以内に入れるんですね!

レベル0:投資ベビー誕生 月1万円以下・10人中5人

配当金レベル0

  • レベル:0
  • 戦闘力:300万円以下
  • 配当金:月1万円
  • 割合:10人に5人

誰しも投資を始めた時は、配当金は0円から。一般的には、労働による入金で資産を積み上げて、レベルを上げていくしかありません。

300万円を超えるまでの道のりは険しく、先輩投資家達もここまではひたすら労働→入金を繰り返しています。配当金の威力は、まだ微量で、月に1万円。1回のみにいくとなくなるレベルなので、ちょっとずつ消費意欲が薄れていきます。

「これを配当金で買うためには、種銭がいくら必要…。買うのやめよう」

みたいな思考になります。

▼配当金レベル0から1を目指す

レベル1:自力で歩けるようになる 月1万円・10人中3人

配当金レベル1

  • レベル:1
  • 戦闘力:300万円以上
  • 配当金:月1万円
  • 割合:10人に3人

淡々と積み上げて、資産が300万円を超えると、月に1万円の配当金が手に入るようになります。まだまだ不労所得パワーを感じることはできないです。

自力で歩けるようになって、好きなところに自分の足で向かうことができるようになります。遠くへは行けないけれど、歩いてどこへでも行こうと思えばいけるし、まだ上手く喋れないけれど、大きな声で泣いて気持ちを伝えることはできる。

レベル2:小学校で社会性を身につける 月5万円・10人中1.4人

配当金レベル2

  • レベル:2
  • 戦闘力:1500万円以上
  • 配当金:月5万円
  • 割合:10人に1.4人

資産3000万円以上になると、月に5万円の不労所得が手に入り、年間60万円になります。この不労所得増は、きっと生活を変えてくれるはずでしょう。

しかしそうなれるのは、上位20%のみです。しかし投資をしていれば、5人に1人は月に5万円以上を受け取ることが可能。夢があると思いませんか。

幼稚園に入学すれば、自分の意思も生まれ、自分のことは大抵自分でできるようになります。配当金が毎月5万円入れば、毎月の食費をペイできるかもしれません。すごい…!

レベル3:中学生になり精神的自立 月10万円・10人中0.3人

配当金レベル3

  • レベル:3
  • 戦闘力:3000万円以上
  • 配当金:月10万円
  • 割合:10人に0.3人

資産3000万円以上になると、月に10万円の不労所得が手に入り、年間120万円になります。年収100万円アップと思うと、すごいパワー!!!

ここまでになれる人は10人いても1人にもみたないんです。でも資産3000万円は、月10万円を有価証券に回して37.5年間で積み立てられる金額です。複利を利用すればもっと早く達成可能です。

中学生は両親からも精神的に自立して、自分の考えを持って行動することができるようになります。投資中学生になったら、自分の足で歩き自分の意思を持って、銘柄選定は投資方針を決められるようになっているでしょう。

レベル4:社会人になって経済的自立 月15万円・10人中0.2人

配当金レベル4

  • レベル:4
  • 戦闘力:4500万円以上
  • 配当金:月15万円
  • 割合:10人に0.2人

資産が4500万円になったら、月15万円の不労所得が入ってきます。贅沢せず地方でひっそりと暮らすなら、この金額で生活できそうです。

ここまでになれるのは、100人いても3人以下。変わり者と言っていいでしょう。

社会人になり、経済的に自立し始めるのがこの頃の配当金レベル。入ってくるお金を再投資してもよし、自分のために使ってもよし。自由への第一歩を手に入れ始めます。

レベル5:勇者になって魔王を倒す(激レア) 月20万円・10人中0.1人以下

配当金レベル5

  • レベル:5
  • 戦闘力:6000万円以上
  • 配当金:月20万円
  • 割合:10人に0.1人以下

戦闘力が6000万円を超えたら、配当金の月収は20万円。家賃の安い田舎で、働かずに好きなことをしながら、暮らしていけるレベルです。ここまでくれば、上がり!と思う方も多いのではないでしょうか。私もそうです。

勇者になったら、このままレベれる上げをし続けるのもよし、リアイアして新たな人生を模索するもよし。経済的自由を手に入れられるのです。

が、しかし!

このレベルになれるのは、10人中0.1人以下。つまり100人いても1人いるかいないかです。

凡人がレベル5になるためには、とにかく効率よく労働して、給与を最適化。生活費を最小限にして、余った給与は全て投資する!くらいの決意がないと会社員には達成できない目標かなと思います。

まとめ:自分の望む生活は、どの配当金レベル?

勇者の剣

私の目指すのは配当金レベル5。激レアキャラを目指して、日々節制と投資入金を進めます。

あなたの生活にとって労働とはなんでしょうか。仕事以外にもしたいことはありませんか?そういうとき、この配当金生活を思い出してください。自分が目指すべきレベルとは何かを振り返るために。そして、配当金生活を目指すなら、記事の細部から、役立つ情報を拾っていただき、お役に立てるのを楽しみにしています。

▼配当金シミュレーションしてみた

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