高配当株を買うべき3つのタイミング。権利落ち・株価急落・過小評価に注目を

高配当株を買うべき3つのタイミング。権利落ち・株価急落・過小評価に注目を

配当金投資にとって、高配当株をバリュー価格で手に入れることは最重要課題です。でも相場の未来は誰にもわかりません。ただ、比較的お得に手に入れる方法はあります。

高配当株の基準とは

草原で寝そべる女の子

配当金投資は、株の売買利益を狙うよりも、再現性が高く、会社員でも比較的簡単に真似できる投資方法です。

配当金を目的にした投資なら、高配当株を選ぶのがお金を増やす最短ルート。高配当株とは、その文字の通り株価に対する配当金の割合が他の銘柄よりも高い銘柄をさします。

株価に対する1年間の配当金の割合を、配当利回り(年利)と言い

配当利回り 3-5%以上

だと一般的に高配当株だと言われています。

▼配当金とは

日本では、高配当株が比較的多く存在します。収益力の高い企業が比較的割安な水準で放置されていることが多いです。

高配当株を買うべきタイミング

ジーンズのポケットにお金

株は、買うタイミングによって年利が変わります。

例えば1年間に50円の配当金がある企業がある場合…

株価1000円の時に購入すると…年利5%

株価500円の時に購入すると…年利10%

という具合です。株価が半分なら、利回りは倍になります。つまり、株価が安い時に買うことが、高配当株をたくさん持つことができるコツです。

と、言っても、投資のプロでさえ、安い時(底値)で購入するのは難しいと言っていますし、自分の基準で「利回り●%になったら買う」と決めるのが一番いいのではと、私は思っています。その上で、高配当株を買うべき3つのタイミングをご紹介します。

権利落ち後の株価下落とき

ライオンの横顔

株には”権利確定日”があり、年に1-2回、その日に保有していた株主に配当金を支払うという仕組みがあります。この権利が確定した後、株価が下落する場合があります。配当金をもらえる権利を得たのでその株を手放す投資家がいるためです。

たとえば、高配当株の筆頭であるJTの場合、2019年12月の権利確定日に2538円の値をつけましたが、権利落ち後1月8日には2347円まで下落。191円の下落、7.5%も下げています。

もちろん、権利確定日の後でも株価が下がらない場合もありますが、意識しておくのは大切です。

株価が急落したとき

株価上昇

株価は上昇すれば下落することもあります。日経平均だってS&Pだって、ギザギザと上下を繰り返して上がったり下がったり。この下落時は全体的に株価が下がっているので買いの後期です。

また、世界経済全体が下がっている時も成功しやすいタイミングです。2015年のチャイナショック、2016年のマイナス金利導入やイギリスのEU離脱、2018年の米中貿易摩擦など。大きな流れで株価が下がるタイミングがあります。

ちなみに、このタイミングで買うのは、かなりの勇気が必要です。日頃から、企業研究を重ね、リスクの中で割安で優良な銘柄をリストアップして、自分の判断を信じて投資する勇気を持つことが重要です。

▼高配当株を暴落時に買わなかった後悔

業績は好調なのに過小評価されたとき

2人の少女

本業の業績が好調なのに、知名度が低かったり、他と比べて地味な業績だったり。投資家に見向きもされず、ほったらかされている企業は意外と多くあります。

これらを見つけ出すのは、少し難儀ですが、私の場合は自分が関わるサービスで「いいな」と思うものを四季報やネットで調べて、業績や企業方針などを見て投資対象に入れることがあります。あの偉大な投資家のバフェットだって、妻に影響されて投資することもあると言いますから、生活に基づいた消費者に支持されている企業は今後の事業成長も見込めます。

ちょっと難しいですが、決算書に目を通したり、PERやPBR、配当金の推移を見るだけから始めれば、難易度はそこまで高くありません。

▼決算書の読み方

私はまだ自信がないので、いいなと思った企業で10万円以下なら投資することにしています。それ以上の金銭的&心の余裕はまだありません。でも10万円以下でも、注目の企業は埋まっているので、投資対象は意外と多いです。

まとめ:高配当株は金の卵。買い時を見極めて

毎年、投資家に決して少なくない配当金をもたらしてくれる高配当株は、まさに金の卵です。株価が安いタイミングで高配当株を手に入れれば、長期にわたって高利回りで高いパフォーマンスを発揮してくれるはず。

そのためにも、株価が割安位になるタイミングをひたすらにじっと待ち、その時がきたら迷いなくポチれたらいいなと思います。

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