ポーラ・オルビスHD (4927) に魅力を感じるものの、目下坂道を転げ落ちるような下落っぷり。一気に投資する勇気がなく、ネオモバイル証券でコツコツ積立始めました。ネオモバイル証券は、資金のない会社員投資家にも優しい1株から手数料無料で購入できるのが嬉しいポイント。その利点を生かし、ちょっとずつ積み立てて、リスクを軽減できればと思います。
ポーラ・オルビスHDとは
ポーラ・オルビスHDは、国内化粧品代4位。ちなみに1位資生堂、2位花王、3位KOSEです。
会社名 | 売上高(百万円) | シェア(%) |
資生堂 | 1,005,000 | 40.7 |
花王(美容部門のみ) | 586,000 | 23.7 |
コーセー | 303,300 | 12.3 |
ポーラ・オルビスホールディングス | 248,574 | 10.0 |
※2017~2018年売上高
売上シェア10%を占め、日本を代表する国内化粧品メーカーと行っても過言ではありません。
最近では、リンクルショットが大ヒット!アラフォー女子の心を鷲掴みにしています。なんたってシワをなくすんですから。リンクルショットは20gで14800円。超高級品ですが、飛ぶように売れて一時売り切れになっていたほどです。女性の美への思いは計り知れません。
ポーラ・オルビスHDの事業
<展開ブランド>
ポーラ
オルビス
スリー
ジュリーク
主要ブランドのポーラは、リンクルショット、B.A.をはじめとする高級ライン。他のコスメブランドと差別化できていたのは、販売店にエステスペースがあること。格安でエステを体験し、ポーラのコスメを購入する流れで顧客をがっちりと掴んでいました。コロナの影響で、エステは大打撃ですね…。
オルビスは通販を主力として若い世代にも支持されるプチプララインから、エイジングケアをメインとしたハイラインまで。私も大学生の時はオルビスでフルスキンケアを装備していました。このブランドの強みは、通販。そして、店舗で購入した時には購入した点数分の試供品を入れてくれること。この試供品を使ってみると「いい!」ってなって、次の購入につながっていたことが多数。実体験です。
育成ブランドのTHREE(スリー)は、天然由来成分にこだわったスキンケアラインとニューヨークのメイクアップアーティストを起用したメイクラインでファッション感度の高い女性に支持されるデパートコスメ。パッケージもおしゃれで価格もハイプライスです。
ポーラ・オルビスHDの株価
株価:1747円
予想PER:45.97 倍
実績PBR:2.02 倍
自己資本比率 :83.91%
配当金:80.00円
配当利回り:6.64%
優待:1500円分(100株)・3年以上で3500円分
優待利回り:0.85%(長期2.00%)
総合利回り:7.49%(長期8.64%)
※2020年7月18日現在
さて、そんなポーラ・オルビスHDですが、現在絶賛下落中です。一時は5000円だった株価も現在は1700円代を推移。コロナの影響で、ポーラは中国での販売が伸び悩み、百貨店も休業。オルビスも販売戦略見直しで顧客減。どこまで滑り降りていくかわからない下り坂を転げ落ちています。
ポーラ・オルビスHDを取得した理由
下落中で一気に買うのは勇気が必要だったので、現金のない弱小OL投資家は、1株ずつ積み立てることにしました。
ネオモバイル証券は、月額220円ですがその分Tポイントがもらえるので、実質無料。買付手数料がかからないので、1株ずつでも無駄なく買えます。おすすめ。
▼ネオモバイル証券
優待でデパコスがもらえる
ポーラ・オルビスHDの優待は年に1回。100株保有で15ポイントもらえます。1ポイント100円相当です。3年以上の長期保有者には+20ポイント。つまり3500円分もらえるようになります。このポイントは、最長3年まで持ち越すことが可能です。
15ポイントでもらえるものは、ポーラのボディーシャンプーや、オルビスのサンスクリーン(日焼け止め)です。
30ポイントでもらえるのは、ジュリークのハンドクリームやポーラのハンドクリーム、オルビスのディフェンセラです。
ここまでだとちょっと物足りないかもしれませんが、ポイント数が増え120ポイント貯まると、リンクルショットがもらえます!!あの高級シワ取りコスメが…!!!!100株保有だと長い道のりですが、その価値はあると思います
自社商品かつ原価の低いコスメの優待は、廃止になるリスクが低いです。
配当利回り6%越え
株価の暴落によって、現在配当利回りは6%を超えています。しかし業績の悪化による減配は頭の片隅に入れておくべきです。
配当金も高水準で、優待ももらえるので、私にとっては優良株。しかし下落のめども立たず、アフターコロナの逆風に、ポーラ・オルビスHDが勝ち残れるのかは謎です。
化粧品の競合
現在国内売上10%、業界4位のシェアを持つポーラ・オルビスHD。化粧品業界は、参入障壁が高く、新たなベンチャーや競合が増えにくい業界です。もちろんITとのコラボレーションは行われる前提ですが、オンラインから来た人たちはプロダクトを作る気はゼロ。むしろ、そことタッグを組んで素晴らしいコスメを開発していくはずです。そんな時、開発のベースがあるポーラ・オルビスは強くなるでしょう。
ポーラ・オルビスHDの不安要素
ポーラ・オルビスHDの株価は右肩下がり。不安要素がないとは言えません。私が不安に思う点です。
アフターコロナのエステ・メイク事業
人と人との接触を制限するコロナウィルス。ポーラが得意とする、格安エステからの化粧品販売は、アフターコロナではなかなか衰退していきそうな事業です。ワクチンが開発されるまでは本格復活は難しいでしょうし、それまでに日本人の中で「知らない人と長時間触れ合わない」習慣が徹底されたら再開しても事業としては難しいかもしれません。
もうひとつ、アフターコロナの不安点は、メイク事業です。メイクアイテムも多く展開しているポーラですが、リモートワークの普及やマスクの日常化によって、明らかにメイク需要は減少しています。
インバウンド需要・減
コロナウィルスの流行とともに中国での売上が激減しています。現在終息に向かっている中国で出店計画を立てているようですが、次に訪れたのは米中貿易摩擦。日本も対応を迫られることがあるかもしれません。
減配リスク
株価が半値以下に下がっているので、そろそろ減配リスクは織り込んでいた方がいいでしょう。半分だと40円。むむむ。
被って難しい。
まとめ:リスクを考えて1株ずつ積立で
ポーラ・オルビスHD、まだまだチャートは下落中!今買うのはすごく勇気がいります。しかしネオモバイル証券を活用すれば、余力がない会社員投資家でも1株1800円前後から購入することができます。1週間に1度1800円ずつ。2年後には100株保有者になれるのか!?温かい目でゆっくり見守りましょう。