高配当銘柄は暴落時に買うべき。でもその勇気が出なかったことを好相場の時に後悔する

高配当銘柄は暴落時に買うべき。でもその勇気が出なかったことを好相場の時に後悔する

ここ数週間、株価は高騰。日本もアメリカもバブルさながらです。高騰相場の局面で、投資初心者のOLは立ちすくんでおります。今後もこのような場面は多々あると考えられるので、今の気持ちを書き記しておけたらと思い筆をとりました。

株価高騰の局面で考えること

女性

ここ数週間続いている株価の好調。アメリカで行われた消費者心理は持ち直し、リセッションリスクは後退したと考えられ、利下げによって期待インフレが高まっています。

日本の相場も好調が続いています。日経平均は米中貿易摩擦の様子を伺いつつも、世界景気の回復を織り込むタイミングで、個別銘柄の業績に注目が集まるタイミング。年末の株高に向けて、さらに新調する可能性があります。

そんな好調なタイミングで、私のような弱小投資家が思うのは…

「高配当株が少ない。買える銘柄がない…!」

ということ。残念ながら高配当株は、株価が割安なタイミングで購入するほど効果が高いため、現状の株高状態だと購入がためらわれます。

JTは2200円代で利回り7%をみているので、今が割高に感じたり(そんなことはないのですが)、とにかく夏の相場と比べると財布の紐が引き締まりがちです。

こんな時、初心者投資家が持っている2つの感情。

もっと上がるかもしれない

この上昇は、序章に過ぎず、今後ぐんぐん上がって行って、置いていかれて買い場を無くしてしまうのではないかという不安です。

きっとまた下がる

お手頃価格を知っているから、もっと割安になるタイミングがあるはず!それまで待とう。鳴かぬなら、鳴くまで待とう〜なんとやらってやつです。

株価が好調なときに後悔すること

女性

日経平均が上がれば、自ずと保有株の含み益も膨らみます。しかし、一概に喜べません。なぜなら、後悔がたっぷり生まれるからです。

「安い時に買えばよかった」

数ヶ月前に比べて20〜30%の株価上昇をしている現在。

「なぜ、あの時買わなかったのか」

という後悔が募ります。”もし〜たられば”は、株の世界ではご法度ですが、もし8月に吉野家の株を買って入れば…と後悔せずに入られません。欲しい銘柄をウォッチしていると必ず起こることです。

しかし下落のタイミングで株を買うのは至難の技。大変な分析力と勇気が必要になるのです。また、下落したとて、私にはその時勇気を持って買えるかどうか、自信がありません。

「なぜあの時手放したのか」

私の場合5-10%の株価上昇で含み益をゲットすることがあります。しかし、さらに新調し大きな利益を失うこともしばしば。私の場合、オリックスはすでに手放してしまいましたが、さらに値上がりしている状況。

「ああ、あの時手放していなければ」

そう後悔するのは毎日です。

今後の株価を左右する材料

ビーチに立つ3人の女性

相場は上がれば下がるもの。虎視眈々と下落の局面を狙うしか、弱小投資家が生き残る道はありません。

これから年末にかけて、一体どんな経済イベントがあるのでしょうか。

米中貿易摩擦

混迷を極めてきた米中貿易摩擦。第一段階のゴールはすぐそこという大方の予想ですが、そのあとに待ち受ける第二段階はさらに困難を極めるとみられています。ファーウェイをはじめとする、中国企業の今後はどうなるのか。まだ誰にもわかりません。

香港情勢

貿易摩擦に加えて、ますます不安定になってきた香港情勢。アメリカ議会で法案が可決されると、アメリカと中国の関係性もセンシティブになってくるはずです。また、日本からすぐ近くで紛争が行われていることを忘れてはいけません。経済不安で済まされない道に進む可能性も。

イギリスブレグジット

まだゴールの見えないイギリスのEU離脱。早ければ2020年1月31日に離脱が決行される可能性もあり、年末年始に動きがあるかも。ヨーロッパ関連企業からも目が離せません。

まとめ:相場の未来は誰にもわからない。例えどんなに高名な専門家でも

未来のことは誰にもわかりません。それは高名な専門家でも伝説の投資家でも同じこと。誰かの言葉に踊らされて損をしたら後悔してもしきれません。

でも自分ルールがあれば、きっと後悔しないはずです。

月曜から夜ふかしの桐谷さんがイベントでも話していましたが、リセッション時に専門家は「チャンスだから買え!」といって、次の日に暴落したことがあるそうです。その大損を経て、桐谷さんは、専門家の言うことを鵜呑みにすることはやめ、自分ルールで株主優待+配当金の総合利回り4%以上をルールにしているのだとか。

私自身も現在の好調な株価に踊らされず、自分ルールをしっかりと定めて、じっと我慢して来るべき日に備えたいと思います。

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