PRTIMES(3922)を100株取得しました。PRTIMESは、個人的にも好きな会社というか事業で、上場の時から注目していたのですが、素敵な優待もあり、この度大幅下落のタイミングで血まみれでダイビングキャッチしました。これ以上下がらないで欲しいですが、もう株価は水に死んだふりしてホールドします。
PRTIMES(3922)とは?
PRTIMESは、企業と消費者をつなぐ役割を担っています。
事業の主軸はPRリリースの配信。企業はお金を支払い、PRTIMESにニュースを掲載します。
プレスリリースにかかる費用は上記です。結構、お高いですよね。でも、企業は商品を発売したり、イベントをする時に集客しなければならず、そのために広告費を支払う必要があります。その広告費に比べるとPRTIMESでプレスリリースを配信するほうが安く済むんです。
2021年2月には、累計利用企業は5万社を超えています。
メディアの中には、PRTIMESを見て、ニュース記事を配信している会社もあります。また、PRTIMESでは、ニュース原稿を作成する仕事も請け負っています。これなら、会社内にPRや広報の部署がなくても、自社商品を全国にPRすることができます。
業績は?
美しい右肩上がりの営業利益・経常利益を描いています。売り上げもここ数年、大きく伸ばしています。先ほど紹介した利用企業も同じく右肩上がりで、売り上げと比例していることがわかります。直近はやや営業利益が減少しています。
2021年3月までのキャッシュフローは
堅実経営型
営業:+
投資:ー
財務:ー
営業収入が多いので本業で儲かっていて、設備投資には積極的。しかし財務は(ー)なので、借り入れを返済しているフェーズです。堅実に経営しているタイプ。好みです!
株価は?
株価:2,152円
PER(株価収益率):22.19倍
PBR(株価純資産倍率):7.73倍
自己資本比率 :77.40%
配当金:0円/1株
配当利回り:0%
優待:5000円相当/100株 ※3年以上保有で2点選択可
優待利回り:2.32%・4.64%
総合利回り:2.32%・4.64%
2022年4月現在
PERは、その株がお買い得なタイミングにあるかどうかを判断する指標で、15が標準値。高いほど割高な状況にありますので、PRTIMESは割安です。
PBRは、資産内容や財務体質を表す指標で、1以上が普通で低いほど割安。PRTIMESはかなり割高です。
自己資本比率は、35-40%くらいが平均的ですが、PRTIMESは高いです。つまり自己資本が多くて借金が少ない優良経営ということです。
上記の数値を見ると、PRTIMESは全体的に見て割安とは言えない水準です。
PRTIMES(3922)を取得した理由
決して、割安とは言えないPRTIMES(3922)を取得したのは、株価暴落タイミングだったことが大きな要因です。
減益予想でストップ安
PR TIMES <3922> [東証P] が4月13日大引け後(15:00)に決算を発表。22年2月期の連結経常利益は前の期非連結比41.1%増の18.3億円に拡大したが、23年2月期は前期比12.9%減の15.9億円に減る見通しとなった。
kabutan
直近3ヵ月の実績である12-2月期(4Q)の連結経常利益は前年同期非連結比61.5%増の3.1億円に拡大し、売上営業利益率は前年同期の19.9%→25.2%に上昇した。
4月13日、PRTIMESは、2022年2月度の決算を発表し、その中で来期は減益の予測と発表しました。その理由は、先行投資である広告宣伝費、海外進出関連費の費用増加に伴い、最終利益が減少するというもの。つまり、本業の調子が悪いから、減益ではないんですね。
私は日本企業の海外進出を応援したいと常々思っています。なぜなら、これから人口減少で商売がしにくくなる日本だけで事業を展開していても将来が不安だから。だから、海外でも事業を展開して、これからタネをおこう…というのは、逆に安心。もちろん海外で事業がうまく行くかどうかは分かりませんが、PRTIMESの事業モデルは海外でも需要があるのでは?と楽観的に思っております。
では、どれくらい株価が暴落したかというと…
- 4月13日終値:3,335円
- 4月25日終値:2,057円
12日間で-1,278円も下落。株価は-38%とかなり売り込まれています。
売り込まれた理由が業績悪化ではないので、かなり割安に感じてポチった次第です。
四季報に記載がないけど優待あり
PRTIMESには、四季報には記載がありませんが株主優待があります。
PRTIMESの優待は少し変わっています。
本取り組みは、「PR TIMES」ご利用企業から募った商品・サービスをPR TIMES株主に優待品として進呈し、当社と株主、当社の顧客の3者をつなぐ、新発想で株主優待制度の枠組みを活用する施策です。これにより株主の皆様に、当社事業に関心をお持ちいただき、さらに事業を通じて知った企業の商品・サービスを実際に利用体験いただく機会を創出したいと考えています。
PRTIMES
つまり、PRTIMESに掲載されている企業の中から、希望を募って株主と掲載企業をつなぐ役割をしているんです。
「PR TIMES」利用企業167社の商品の中から1点の優待品が選べます。さらに3年以上保有で選べる点数が2ん点に増えます。優待価値は、おそらく5000円前後です。
半年以上 | 3年以上 | |
100株保有 | 5000円相当×1点 | 5000円相当×2点 |
2022年2月の優待品がもらえるのは、2021年8月末日、2022年2月末日時点共に株主名簿における保有株式数が1単元(100株)以上の株主であること。つまり権利確定日の半年以上前から保有しておく必要があります。
長期保有で優待優遇あり
前述した通り、PRTIMESには長期保有で優待が2倍になる特典があります。
その価値1万円相当(予想)。
また、PRTIMESの優待には、株主だけではなくPRTIMESのクライアントにもメリットがある形ですので、持続性が高いのではないかなと思っています。長期保有は、改悪が怖いですからここも心強いポイント。
PRTIMESの事業が好き
PRTIMESは、日本では競合がいないほど一強体制です。企業はPRリリースを出すとき、もはやPRTIMES一択。だからこそ、今後も伸びていく企業だと思っています。
海外での事業も成功すれば、独占状態になり、サブスク的に月額利用料が集まってくる事業モデルなのではないかなと思います。
有利子負債ゼロ
PRTIMESは、有利子負債が0円です。つまり、利子がかかる借金が全くないということ。自己資本比率も高い水準で、安定した財務基盤を築いていることが、海外への投資をする上ではとても重要だと思います。
まとめ:PRTIMESをがっちりホールド!
PRTIMESは優待がもらえて、海外進出が進む限り、がっちりホールドしたいと思います。これからもっと株価を下げるタイミングもあるかもしれませんが、しばらくは新しい事業の投資フェーズ。長い目で見て応援し続けたいなと思うのです。