2017年にスタートしたiDeCo(イデコ)。お金に無頓着だった私が投資や支出管理を始めたきっかけになりました。運用スタートから約3年半。私のiDeCoの成績を発表します。
これからiDeCoを始めようと思っている方に参考になればと思います。
iDeCoとは
iDeCo(個人型確定拠出年金)は、個人型の年金で、60歳までの間に毎月一定額の掛け金を支払い、預貯金や投資信託などの金融商品を選んで運用。その運用成績によって将来の年金を受け取れる制度のことです。
2001年からスタートしたこの制度は、加入条件が限られていたのですが2016年に適用範囲が広がり、私も2017年に加入しました。
iDeCoは、いくつかのメリットとデメリットがあります
<メリット>
・節税効果がある
・受け取り時は非課税
<デメリット>
・原則60歳まで引き落とせない
・積み立てる上限金額がある
・運用手数料がかかる
主に税金の面で有利なので、私は満額運用中。といっても、上限が12000円なので、増加率は微々たるものです。
▼浪費家がiDeCoを始めるべき理由
3年間運用した結果
2017年にスタートして、現在の残高がこちらです。
累計積立額は、48.6万円。塵も積もれば山となる。結構まとまった金額になってきました。
- 拠出金累計:自分が積み立てた金額
- 資産残高:拠出金+運用益
2019年から2020年にかけて、資産残高が急増しています。2019年には拠出金の方が上回っていましたが(つまり運用損が出ていた)、2020年には大きく取り返しています。
2020年3月は、大きく資産残高が減りました。コロナショックの影響です。でもじわじわと戻って、8月にはプラスに転じています。
運用益 +53,489円
2020年12月時点で、運用益は53,489円でした。
増えてて嬉しい。やはり株価が下がっている時も機会的に積み立てを行うことで割安に資産を増やし、株価上昇によってその恩恵をもろに受けています。
ありがたや。
損益率 +11%
積立金53.9万円に対して運用益が5.3万円ですので、損益率は11%です。貯金していてもこんなにお金は増えませんから、上々です。
節税効果 +28,800円/年
節税効果は現在のところ、1年間に28,800円です。3年半で約10万円ほど節税できた計算です。
私のポートフォリオ
現在の私のポートフォリオです。2020年から、純金ファンドを追加しています。長期的には、安定しているゴールドの積立は不可欠だとおもったからです。
また、株式は海外のみ。日本株には別で投資しているので、長期的には海外にしっかり積み立ててリスク分散したいためです。
一番成績が良かったのは、
DC外国株式インデックスファンド +23.2%
でした。これは積み立てを秋にストップした影響です。安い時に買っているので成績がいいです。
2021年の掛け金の割合です。
- ゴールド 30%
- 海外株式 50%
- 内外株式 10%
- 複合 10%
短期的にはカネ余りで株式相場が上がっていくとみられていますが、iDeCoは老後資金です。現金はいくらでも増えていきますが、ゴールドは埋蔵量の上限がありますので、全体数は増えず1gあたりの価値が上がっていく傾向があります。長期的にはこういったコモディティへの投資を育てる方が自分の志向似合っているなと感じたので、ポートフォリオを上記のように変更しました。
もしかすると2021年の途中でもう少しゴールドの比率を上げる可能性もありますが、いったんは30%にとどめています。
ちなみに私はSBI証券を利用しています。上記のように使いやすい管理画面で、運用成績もパッとわかりやすいので、投資初心者でも取り組みやすいと思います。実際、私も3年前は、投資なんてしたことがなくって、SBI証券でiDeCoを始めましたが、ぽちぽちやってすぐに設定できました。
まとめ:iDeCoは長期投資。短期の結果に一喜一憂しないこと
毎年、iDeCoの成績を確認して、リバランスしています。でも、iDeCOを引き落とせるのは60歳以降。私の場合は、今から23年後です。23年後の未来がどうなっているかなんて、今想像しても意味がありませんね。今の成績が良くても23年後に損益がマイナスだったら、あまり意味はありませんよね。
短期的な成績に左右されず、自分で建てた方針に従って淡々と積み立てるのが吉。今に振り回されず、未来のために少しずつ資産を形成すること。これがiDeCoの正しい攻略法ではないでしょうか。
まだiDeCoを初めてない方は、SBI証券か楽天証券がおすすめです。
▼老後2000万円問題の解決法