一時は1100円台に突入したヤマハ発動機(7272)でしたが、5月は1300円台に復活。しかし今月末には決算を控えて、株価がどう転ぶか気になる監視銘柄です。
ヤマハ発動機とは
ヤマハ発動機は、楽器のヤマハが発祥。2輪バイクで世界大手です。利益率が高いのは意外にもマリン事業で、ボートやクルーザーが欧米で人気なんです。性能が高いのはもちろん、デザインがおしゃれと評価されています。営業利益では、バイク事業を抜く太い事業なんです。産業ロボットも強化しており、新しい技術開発も積極的に進めている企業です。
株価:1,365円
予想PER:6.44 倍倍
実績PBR:0.67 倍倍配当金:90.00円(予想)配当利回り:6.59%
優待:1000ポイントのカタログギフト(100株・3年以上で+1000ポイント)
自己資本比率 :46.01%
2020年5月29日の決算で無配になりました。
自己資本比率も高めで、安定的に利益が出せているヤマハ発電機。コロナの影響がなければ、今期も右肩上がりの予想でしたが、2020年5月29日の決済発表では、コロナの影響を踏まえた数値が出てくると2019年を割ってくるのは目に見えています。
現在株価はかなり低水準。一時配当利回りは7%を超えて、さらに優待までもらえるお得度でしたが、5月8日現在で1300円台に復活しているため、配当利回りは6%台です。決算次第で株価が下落することも考えられるので、要監視銘柄です。
私がヤマハ発動機を取得したい理由
ずっと恋い焦がれているヤマハ発動機。配当も優待ももらえるお得銘柄ですが、2020年の年初では2000円越えで、手が出ませんでした。そこから5ヶ月で35%オフですから、今が買い時かのかもしれません。
高配当だから
現在ヤマハ発動機の利回りは、6.5%です。1年間で9000円の配当所得を得ることができます。他の高配当株と比べても、かなり利回りが高く、圧倒的。1100円台で7%超えていた時に買えなかった後悔、未だにあります。
優待カタログ&長期優待あり
ヤマハ発電機は高配当株な上に、優待もあります。年に1度のカタログギフトはポイント制。100株で1000ポイント(=1000円分)です。3年以上の長期保有でさらに+1000ポイント、2000円分のカタログギフトになります。
- 配当9000円+優待1000円分=1万円分
- 配当9000円+優待2000円分=1.1万円分(3年以上保有)
優待族の皆様は、高級オレンジジュースを選んでいる方が多い様子。私も早くヤマハ発動機の優待をもらってみたいものです。
財務が健全で配当余力はたっぷり
自己資本比率も高く、財務も健全。仮に今期の利益が半分でも配当性向は78%ほど、支払い可能です。また利益ゼロでも利益剰余金6000億円がありますので、財務としては安定していると言えそう。
実はマリン事業が高利益
先述してように、マリン事業はバイク事業よりも利益率が高く、安定しています。欧米での人気は高いので、コロナ後の需要にも期待!
バイク好きの友人から一目置かれている
個人的に一番の決め手ですが、バイク好きの友人がヤマハ発電機に対するリスペクトが半端ないんです。
技術やデザインが、他と比べ物にならないそうで、バイク好きの憧れブランドだそう。カワサキやホンダとは格が違うそうです。
熱狂的なマニアから愛されるブランドは、長く続くと信じてます。
ヤマハ発動機の不安要素
一方で、日産での手痛い失敗もあり、車やバイクといった自分の門外漢な分野にはちょっと慎重になっています。
バイク市場は新興国に依存
バイク市場規模は、新興国での非有率が圧倒的です。日本はたったの1%。一部のバイク好きマニアたちが支えている市場ですね。
逆に多いのは新興国です。インド38%、中国12%、アジア諸国31%と、今後発展していきそうな新興国での需要が高いのです。
コロナの影響で、新興国での需要に変化が出たり、需要の戻りが遅くなることは大きな懸念です。
コロナの影響で工場は全世界停止中
全世界的にヤマハ発電機の工場は停止中。未だ、先が見えないのが大きな不安要素です。コロナ以前、ヤマハ発電機は業績もよく売上も上々でしたので、再開すれば、見通しが立つと思うのですが…。業績への影響が未だに見えないのが投資しにくい点ですね。
利益に応じて配当変更する傾向あり
当社は、株主の皆様の利益向上を重要な経営課題と位置付け、企業価値の向上に努めております。
ヤマハ発動機
配当につきましては、「稼ぐ力を維持しながら、キャッシュ・フローの範囲内で成長投資と株主還元のバランスを取る」ことを主眼に、親会社株主に帰属する当期純利益の30%を配当性向の目安としております。
公式サイトにあるように、ヤマハ発動機では、
「無理して配当維持しませんよ!」
と公言しています。成長投資と株主還元のバランスを取り、キャッシュフローの範囲内で調整すると。また、配当性向の目安も30%ですので、1株当たりの利益が減れば自然と配当金も減配されます。
ここ数年は増配傾向ですが、2010年は無配だったりします。今回のコロナショックでも、利益がなければ減配や無配転落もあり得る、ある意味素直な動きをする銘柄のように思えます。
まとめ:5月29日の決算発表待ち!
決算まで、あと半月ほど。ここ数週間は上昇しているヤマハ発動機の株価がどう動くか注視して、投資するかどうか決めたいと思います。余力はちょっとあるから、暴落したら即ゲットです!
※株価は2020年5月8日現在
※株価チャートは最新のデータ(Yahooファイナンスより自動取得)
2020年5月29日の決算で無配になりました。来季に期待!