ヒューリック(3003)を取得しました。100株11万円ほど。優待をもらうためには300株が必要なので、30万円強。豪華な優待、そして配当利回りも高い。2021年10月に増資を行い、新たに普通株8480万5千株を発行したため、株価が下落したところをキャッチしました。
ヒューリックとは
都心の駅近に多くのオフィスビルや賃貸マンションを持つヒューリック。会社設立から60年以上を誇る老舗中堅不動産会社です。三井、三菱、住友といった財閥系3社に続いて、野村不動産ホールディングス、東急不動産ホールディングス。規模間では野村や東急にも劣りますが、ヒューリックは高い収益性で野村や東急と肩を並べています。
上場以来、最高益を更新し続け、経常利益では不動産業界第4位という安定感!
駅近の立地を抑え、都心を中心にビルを展開することで、1%以下の空室率を誇り、利益が高いそうです。
銀座のGAPが入った特徴的なビルもヒューリック。
確かにあの立地、集客力が半端ないですよね。こういった好立地物件をたくさん保有していることがヒューリックの強みです。
株価1000〜1500円をいったりきたり。そして、今回、増資を発表したことで希薄化が懸念されて、1300円台から1100円台に株価が下がってきました。
28日の引け後に公募増資などで最大1158億円あまりを調達すると発表しており、1株価値の希薄化や短期の需給悪化などを懸念した売り注文が寄り付きから増加した。
公募によって国内外で8480万株あまりを新規に発行するほか、需要動向をみながらオーバーアロットメントによる売り出しも919万株あまりを上限に実施する。発行価格は10月6日から11日までの間のいずれかの日に決定する。発行済み株式数は最大で約13.9%増える。調達した資金は開発・建替事業や再生可能エネルギー施設などへの投資資金に充当する計画だ。
四季報オンライン
2021年10月15日の終値は1142円でした。
株価:1,142円 (2021/10/15)
PER:13.38倍
PBR:1.47倍
ROE:13.40%
自己資本比率:24.09%
配当金:38円/1株当たり
日本の上場企業の場合、PERはだいたい15倍が平均と言われているので、やや割安です。また自己資本比率は、不動産業界では、30%を超えると安定と言われているので、平均的やや少ないでしょうか。
さて、このヒューリック、魅力的な優待があるのですが、100株ではなく300株を保有していないと優待権利がありません。つまり優待取得には34万円が必要です。
<優待取得のため、300株保有の場合>
株価:342,600円
配当金:11,400円(利回り3.15%)
優待:3,000円相当(利回り0.87%)・3年以上保有6000円相当(利回り1.75%)
総合利回り:4.02%(3年以上保有で4.90%)
ヒューリックを取得した理由
ヒューリックは、正直知らない企業でしたがTwitterで優待報告を見て気になり、諸々見ていたら欲しくなって、今回の増資をきっかけにポチりました。
配当利回り3.15%(3800円/100株)
配当3%以上は私の中で高配当株に分類されます。
直近5年間の配当金は、増配されてます。配当性向は2020年で37.8%でしたので、国内企業の平均値30%よりやや高いと言えます。22年は40%を予定しています。きちんと株主に還元する姿勢が感じられるので好印象です。
優待利回り0.87%(3000円相当/3年未満)
優待品は、3000円相当のギフトカタログです。人気は何と言ってもシャインマツカット。他にもさくらんぼやハムなど、美味しい物から好きなアイテムを選べるので大人気です。
私もシャインマスカットをもらいたいので、株を買ったといっても過言ではありません。改悪しないで!!
長期優待あり 優待利回り1.74%に倍増!(6000円相当)
ヒューリックの魅力は長期保有で、3000円のカタログギフトから、2点選べるようになること。
つまり、6000円相当です!
最高すぎませんか。優待クロスでもらうのもありですが、長期保有がある場合は、やっぱり現物に限りますよね。
ヒューリックの不安要素
ヒューリックの成長と安定性は、調べれば調べるほど安心感があります。ただ、私は”不動産”に軸足を置いた事業に少しだけ不安を感じるのです。
不動産事業を中心に展開
ヒューリックは不動産事業から始まり、事業の中心です。
- オフィスビル
- 商業施設
- ホテル旅館
- 高齢者施設
- 賃貸住宅
特にオフィスビルや商業施設は、今回のコロナで少なからず痛手を負っているはずです。新しい生活様式に合わせた新たな不動産のあり方にシフトできているのか否か。
私が働いている会社・業界はオフィス縮小傾向です。都心の綺麗なビルにオフィスを持つことがステイタスでなくなってきていると思います。
配当性向の上昇
ヒューリックの配当性向は、22年度に40%と予想されています。
利益を圧迫して成長の妨げになっていないかな、とやや心配。コロナの影響でホテル事業の営業利益がマイナスですが、それでもしっかり全体で利益を出しているので、コロナ後には配当性向も下がってくるといいなと思います。
まとめ:安定経営・高配当・豪華優待の優良銘柄
コロナによって生活変容、都市分散が起こるとヒューリックの主軸事業が微妙になっちゃうかもという懸念はあるものの、現状は不動産価格も上昇傾向安定経営。高配当で優待も豪華ということなしの私のような弱小投資家には嬉しい銘柄です。
1,145円で200株を取得済み。残り100株を12月の権利確定日までに取りに行く所存です!残り100株も1,080円で取得したので、12月の優待確定日に間に合いました!
美味しい優待と配当の両方が満たされるので、いい買い物(?)したな〜と、久しぶりの株取得に気分上がる週末でした!