セールで40万円払った浪費家の悲劇。8割引は本当に安いのか?

セールで40万円払った浪費家の悲劇。8割引は本当に安いのか?

久しぶりの浪費家ネタです。今となっては想像もでいないほど浪費家だった私。ファッション編集者という仕事もあいまって、毎月信じられないほど高価な服を買い揃えていました。量も質も。セールに踊らされ、毎月貯金残高ゼロだった私が投資をするようになってセールに対してどう向き合いいかに節約に成功したかをまとめてみました。

浪費家だった過去

寝転がる女性

20代の私は、給与=支出でした。1ヶ月でほぼ全額を使いきり、月末には「来月は何買おうかなぁ♪」とウキウキしていました。

浪費とは、金銭や時間を無駄に使うこと。私の無駄遣いのすべては、洋服と美容でした。

この頃、私はこれを「浪費」だと思っていませんでした。むしろ「必要経費」だと感じていました。なぜなら、周囲も同じだったから。ファッションが好きで、ファッション雑誌の編集者になり、日本のファッションの最前線で働く人たちしか周りにいませんでした。就職して上京してきた私の友人は100%ファッション関係者で、皆私と同じ生活をしていたのです。ファッションと美容に生活の全てを注いでいた…。

まさに井の中の蛙で、それが普通だと思っていたのです。

浪費家は治らないのか

私は治ると思っています。

でも、浪費家というとまだいいですが「買い物依存症」というと恐ろしい病気です。私の場合は、借金やローンを組んでまで買い物をすることはありませんでしたが、収入を全て買い物に費やしていました。依存症と言われても仕方ないレベルだと思います。

重症の浪費家だった私ですが、3ヶ月間の節約チャレンジを実践。その前の1年で、洋服購入をセーブしていた流れもあって、過度な浪費癖がすっぱりなくなりました。

もし過度な浪費ぐせに悩んでいる人がいたら、一度全部買うのをやめて見てください。買うのをやめても意外と

大丈夫

ということに気がつくと思います。

私は、浪費をやめて3ヶ月の節約チャレンジで50万円を貯めることができました。裏を返すと…

私は3ヶ月50万円の浪費をしていた

ということです。下手な怪談より怖い話です。

浪費家はなぜセールで買ってしまうのか

上記の記事でも紹介しましたが、あるブランドのセールで40万円のコートが80%オフで販売されていました。8万円ですね。確かに40万円→8万円は安いです。でも素材は違えど、同じようなデザインのコートは1-2万円で購入できます。私は割引率だけを見て、買い物してたんですね。恐ろしや…。

セールで買ったもののいく末

白のドレスのクローゼット

そうやって身銭を削って手に入れたセール品ですが、振り返ってみると全く役に立っていなかったことに気がつきます。

私がセールで購入するものの特徴は

安いから買う=特別気に入っているわけではない

という点です。そう、定価だと「欲しい」ものではないのです。

気に入って着る 5%

本当にレアですが、「これ欲しかったの!」というセール品は、気に入って何シーズンもリピートします。ただしこれは、定価でも購入したであろう「気に入り具合」だった場合。極めてレアです。

2〜3度着てクローゼットの奥へ 70%

最も多いセール品の行く末がこれ。「せっかく買ったから」と2、3度袖を通しますが、結局「なんか似合わない」と他のお気に入りを着ることになります。シーズンが終わると、クローゼットの奥へ。次のシーズンにはしまいこまれたまま、どんどんクローゼットの沼の奥底に吸い込まれていきます。

タグついたままクローゼットの奥へ 25%

セール品は季節の終わりに手に入れることもしばしば。そうすると「次のシーズンに着よう!」とタグ付きでクローゼットの中にしまい込みます。そして、次のシーズンは「なんか気分じゃないな」と1度も袖を通すタイミングがないままこちらもクローゼットの沼へ…。

浪費家だった私が今セールで肝に命じていること

髪を振り乱す女性

「安いから」という理由で買わない

一番大事な教訓です。セールではどうしても、たいして欲しくないものを「安いから」という理由でかいがち。40万円のコートを8万円で買ったのもこれです。

迷ったら

  • 本当にこれが必要か
  • 定価でも購入するか

この2点を自分に問いましょう。

本当に欲しいものはセールを待たない

欲しいものだったからセールで買えてラッキー…という気持ち、めっちゃわかります。でも洋服の場合は、それが損なこともあります。なぜならトレンドや今の気分が影響しやすいから。

セールはシーズンの後半に行われます。つまり、そのシーズンにおいて、セールで購入したお気に入りの服を着る機会は、半分しかないのです!

1万円の洋服をシーズン最初に買った場合と後半に買った場合で、何度着用できるかが変わりますよね。もちろん、この先何年も愛用するという覚悟があればいいですが、私の場合はそこまでの覚悟を持って買うなら、むしろ定価でもセールでもどちらでもいいです。

さらに、セールに残っている保証は全くありません。そんな精神的ストレスを抱えるくらいなら、シーズン初めにすぱっと定価で買って着倒した方がお得じゃないですか?

「株」のセールは大歓迎!

洋服のセールは、もう行くことはありませんが、株のセールは大歓迎です!とはいえ、セール品には裏があることも多いので、自分なりに企業分析して、ポリシーを持って買い増したいと思います。

まとめ

セールシーズン真っ最中ですが、私は今回アマゾンプライム以外で、セール品は購入していません。洋服はセールで1点も購入していません。でも幸いなことに、周りの人たちからは「いつもおしゃれだね〜」と言ってくれます。高い服ではなく着こなしで、ファッションを楽しむ方が数倍自分らしく、周りの人からも私らしいと思ってもらえるのが嬉しい今日この頃です。

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