節約しているなかで、食費を4万円以下に抑えるのが至難の技で、一人暮らしの平均的な食費ってどれくらいなのだろうか…そう思って調べてみました。
一人暮らしの食費の平均値は?
自分の収支をきちんと管理し始めて3年ほど。今年は、収入と支出を今までの人生で最も意識した1年でした。
私の家計管理は、マネーフォワードのアプリ。食費が7万円を超えていたこともあります(遠い目…)。収支をしっかりと管理しようと思って、3ヶ月節約チャレンジを実行し、見事支出をスリムにしました。
節約に成功したと喜んでいたのもつかの間のこと。私の食費は目標の3万円に到達することなく、4万円前後を推移。そこで、単身世帯の平均値と自分の値を比べてみました。
単身世帯全体の1ヶ月の食費は、40,026円
消費全体 | 食費 |
162,833円 | 40,026円 |
2018年の単身世帯全体の1ヶ月の支出は約16.2万円でした。ちなみに2008年は17.1万円でしたので、この10年で1万円も少なくなったことがわかります。
年代別、また男女でも平均値が変わりますので、分解してみてみましょう。
単身男性全体の1ヶ月の食費は、45,298円
男性 | ||
平均 | ~34歳 | 35~59歳 |
45,298円 | 45,197円 | 51,237円 |
家計調査2017
一人暮らしの男性の1ヶ月の食費は4.5万円でした。全体の平均よりも男性の平均値の方が高く出ているのは、「自炊をする時間がない or できない」のではないでしょうか。
また、仕事のお付き合いで”飲み”なんてことも多いのかもしれません。
単身女性全体の1ヶ月の食費は、34,656円
女性 | ||
平均 | ~34歳 | 35~59歳 |
34,656円 | 30,794円 | 36,649円 |
家計調査2017
女性は全体の平均が3.4万円で、平均よりも安く男性と約6000円の差があります。自炊ができるので食費がコストダウンできた結果ではないかと思います。もしくは、男性にご馳走してもらえるので食費が浮くことも考えられます(笑)。
34歳までは3万円台に食費を抑えているのが素晴らしすぎます。私も見習いたかったです。
平均と比較してみて、食費を減らすべきか?
35歳以上の女性の平均値が36,649円でしたので、私も例に倣って平均を目指すべきかもしれません。現状は5000円ほどオーバーしています。しかし食費を減らすメリットとデメリットを比較して、最適解を探す必要があります。
食費を減らすメリット
貯蓄が増えることが最大のメリットです。毎月5000円を減らせれば、12ヶ月で6万円の貯蓄ができます。120万円を5%で運用したのと同じ効果があります。
食費を減らすデメリット
食費を減らすということは
- 外食が減る
- 自炊時間が増える
- 自炊が質素になる
というデメリットが挙げられます。
1は、人間関係を円滑にする作用がある外食は”交際費”に計上しているので問題なし。問題は自分が”楽”するためにする外食です。仕事帰りに「帰って、料理作るのは面倒だな…」とか「朝食は、上島珈琲でブログ書きながら食べよう」など。細かく外食してしまいます。つまり、2の自炊時間を減らすために1の外食を実行しているので、自由な時間が減ってしまうのが大きなデメリットです。
3は、自炊の質を落とすことです。冷凍品を活用したり、無農薬米を使わないようにするなど。健康のことを考えると3は、ありえません。長期的にみて、デメリットが大きすぎます。
幸せをキープしながら食費を減らす方法
上記のデメリットを理解した上で、工夫次第でなんとなからないのかなというのが今の私のステイタスです。自分の幸せ状態をキープした上で、妥協しても問題ないところは、節約モードにすればいいのではないのでしょうか。
おやつは週1回だけ!
週3回食べていたおやつは、1回に減らします。これは…
- 健康にもいい(ダイエット効果)
- 節約にもなる
という2つの側面を持つ一方で、私のストレス発散でもあるので諸刃の刃。週末はたっぷり甘やかすことで、これを許容しました。
ふるさと納税を活用する
「ふるさと納税」は、自分が住む自治体以外に寄付ができる仕組み。そのお礼として各自治体の特産品などがお礼としてもらえる制度です。寄付した金額は、税金から控除もしくは還付され、自己負担は1年間に2000円だけでOK。
特産物は、その土地の美味しいものが多く、保存のきく米を筆頭に、肉や野菜、フルーツなど、とにかくバリエーション豊かです。
ふるさと納税を上手に活用すれば、食費を圧縮することは可能です。
▼ふるさと納税は楽天が断然お得
安くてヘルシーな素材をマスターする
安くて栄養価が高く、ヘルシーな素材は、自炊バリエーションに入れておくと食費も下がり健康にもいいのでおすすめ。
- もやし
- ささみ
- 豆腐
- たまご
こういった食材のレシピをマスターして、調理方法が増えると、節約につながります。
ウェルシアデーを逃さない
Tポイントを利用すれば33%オフで買い物ができるウェルシアデー。ウェルシアは薬局ですが、食料品も置いています。米や冷凍食品は、ウェルシアデーにお得にまとめ買いするのが賢い方法です。
ウェルシアデーは毎月20日のみ。この日は会社を早退して、ウェルシアに行くのがベストです。
ウェルシアデーに必要なTポイントは、ポイ活でコツコツ集めましょう。
まとめ:食費は自分の幸せを減らさない程度に節約しよう
固定費は一度減らせば、苦労せずずっと節約できますが、変動費は節約するとストレスが溜まる可能性があります。私の場合は、工夫をしてあと5000円食費削減する方法を考えて、試してみて、ストレスがあれば、食費の削減は諦めようと思います。
もし、食費が下げられなくても
節約できないー!!
と、諦めるのは早いです。食費を削ることが自分の幸せを削るとわかったら、違う品目を節約すればOK。ストイックになりすぎず、無理なく続けられる節約こそ、支出を最小化してくれるのですから。