節約の面で保険不要説はありますが、万が一病気になったとき、実際には保険に入っていないとどうなるのでしょうか。私は掛け捨ての医療保険に入っていますがガン特約はつけていません。今後も本当に不要なのか、実際にガンになったらいったいいくらくらいの出費がかかるのか、調べてみました。
ガン保険、入るべきか?
日本人の死亡原因の第1位がガンです。
厚労省から発表する平成29年(2017)人口動態統計(確定数)によると、2017年にがんで死亡した人は373,334人(男性220,398人、女性152,936人)。日本人の死亡理由の約27%がガン(悪性新生物)です。
将来、4分の1の確率でガンで亡くなるなら、本当にがん保険っていらないんだろうか…と不安になってきました。というのも、私はがん保険に入っていないからです。保険は不要説を盲目的に信じていますが、この統計を見ると、確信が持てず、万が一ガンになったときのことをシミュレーションしてみることにしました。
ガンになったらいくらかかる?
もしガンと診断されたら…。そのときの気持ちは想像するしかないし、家族でガンになったことがある人もいないので、本当にわかりません。
でもそんなとき、お金の心配だけはしたくない。お金がないから治療できないとか、我慢するしかないとか、働かなくてはとか、お金の心配を少しでも減らしたい!
ですから健康なうちに、ガン治療の費用と保険の検討をすべきなのです。
ガンの治療は5年間で15万円から354万円まで
暮らしのマネーによると、三大ガンになった場合の治療費が上記のようにまとめられています。例えば、胃がんになった場合ステージⅠで、手術をした場合で5年間の治療費事項負担額は21-22万円ほど。1ヶ月3666円です。
これらはがん保険を適応したのではなく「高額療養費制度」を利用した後の自己負担学。日本では、公的医療保険が充実しているため、患者の自己負担が3割で済むうえに、この自己負担額をさらに減らす高額療養費制度が充実しています。この高額療養費制度に適応しない先進医療を利用する場合を除いて、自己負担額は、100万円以内ですむことがほとんどです。
働けなくても給与の3分の2がもらえる
手術や療養のために仕事を休む必要がありますが、会社員の場合は傷病手当金が給付されます。これは、入院や自宅療養のため仕事ができない期間の所得補償制度です。
金額:標準報酬月額日額換算した額の3分の2
期間:最大で1年6カ月間
標準報酬月額が30万円の場合
30万円÷30日=日額換算は1万円
その3分の2が給付されますので、
欠勤1日つき6,667円/1日が支払われます。
1ヶ月に約20万円の収入が1年半の間、見込めるのです。
闘病中の収入が気になると思いますが、期間限定とはいえ安定収入が見込めるので、ゆっくり治療に取り組むことができそうです。
これだけの保障で不安か?安心か?
漠然と、
「ガンになったら治療にお金がかかりそうだし、仕事も休まなきゃいけないし…」
と不安に思っていましたが、心配し過ぎる必要はなさそうです。
ただ、上記の保障でも不安がある場合は、ガン保険に入って「安心」を買うのもあり。私は自己負担額のマックス金額までのキャッシュがあるので、保険は必要なさそうです。
そしてまた思った。
自分が病気で働けなくなっても、配当収入は毎月私にお金を運んでくれるはず。
本当に素晴らしい小人さんだ…!
▼夢の配当金生活を目指して
ガンを防ぐためにするべきこと
治療費用に不安がないことはわかりましたが、健康リスクは最小にしておきたいものです。
最近になり、ガンは予防できる病気であることがわかってきました。自由な時間やせっかくの貯蓄を不健康で切り崩してしまうのは不本意なので、自分でできる限りのことはやりたい!今は、資産形成とともに健康増進に努めています。
ガンを予防するためには、リスクを下げる食品を食べたり運動したり。また、リスクを上げる食品を避けることが重要です。現代医療よ、色々と調査してタダで情報提供してくれて、本当にありがとう。
特に危険とされているのは…
- 喫煙
- 塩分過多
- 動物性食品過多
- 野菜・果物不足
- 飲酒
この5つです。ガンのリスクを下げるために、できる限りのことはしたいので
- 喫煙→しない
- 塩分過多→外食控える
- 動物性食品過多&野菜・果物不足→自炊してバランスよく
- 飲酒→月2回まで
このようにしています。私にとっては「塩分過多」が最もハードルが高く、喫煙はなく飲酒もほぼゼロにしたく、2020年は健康な体づくりに取り組む所存です。
◯やること | ×やらないこと |
野菜を毎日食べる | 飲酒 |
毎日運動する | 禁煙 |
飲み物は水 | 塩分過多(外食) |
ジュース禁止 |
まとめ:ガンの治療費は心配しすぎず、今は健康的な生活をするのが最良
潤沢な治療費がない場合は、ガン保険に入って安心を買うのもいいですが、ある程度の資産があればがん保険は不要だと感じました。それよりも今ガンにならないために生活習慣を改め、少しでも健康リスクを減らす方が重要に感じます。
上記のやること・やらないことリストを徹底して、健康寿命を少しでも長くしたいものです。