ここ5年ほど、健康に対する意識はぐんぐんと高まっていて、投資を始めるとそこに「節約」という要素が加わり自炊を本格的に始めました。私はコメが大好きなので、白米+おかずというメニューが多かったのですが、ぐんぐん体重が増加。健康的な生活をしているはずなのになぜ…という思いが強くなり、調べてみると白米は糖質たっぷりで私の体質では太りやすくなるようでした。そこで主食を玄米に変えたところ、からだにうれしい効果が現れました。さらにちょっと手間がかかる「寝かせ玄米」は美味しすぎて今はまっています。
玄米とは?
玄米とは、稲のもみがら(外皮)を除去しただけの精米されていないお米のこと。玄米を精米してぬかと胚芽を取り除いたのが白米です。
玄米が健康にいい理由
白米では取り除かれてしまった胚芽のなかにはたっぷりのビタミンB1、ビタミンEがつまっています。また、ぬかには、リノール酸も含まれていて、玄米は白米よりも栄養価が高いのです。
カロリーは白米とほぼ同等
100gあたりのカロリーは…
玄米:353kcal
白米:358kcal
ほぼ同等です。ダイエットの観点だけからみると、ヘルシーとは言い難いです。
栄養価は玄米の方が高い
100gあたりの糖質は…
玄米:71.3g
白米:77.1g
6gの差があります。小さな差かもしれませんが、毎日3食とすると、大きな差が出ます。糖質制限をする場合は、玄米食に変えた方がいいでしょう。
玄米は白米に比べ、6倍の食物繊維が含まれています。食物繊維は腸内環境を整える効果があります。腸内環境が整うと、がんの予防や新陳代謝活性化に効果があると言われています。
GI値が低い
グリセミック・インデックス(Glycemic Index)は、血糖値が上昇するスピードを表したものです。GI値が低いほど、血糖値の上昇が緩やかになり、ダイエットに効果があると言われています。
GI値を比較すると…
玄米:56
白米:84
なんと28も差があります!
さらに進化した「寝かせ玄米」とは?
玄米食は慣れると問題ありませんが、硬くてパサパサしていて美味しく無いという人もいます。私は好きだったのですが、ちょっと飽きてきた頃「寝かせ玄米」を食べて、感動!とにかくもちもちで、味も熟成されていてとっても美味しかったのです。
寝かせ玄米は、酵素玄米や発酵玄米とも言われています。寝かせて美味しくなるのはこの「酵素」が活発になって、旨味が増すから。作り方は簡単で、玄米とあずきを一緒に炊いて、3-4日保温状態にしておくだけ。栄養価も高まります。
美味しい寝かせ玄米の作り方
寝かせ玄米を作るには時間がかかりますが、放置しておくだけなので簡単です。
玄米は無農薬のものを
白米の場合は、精米によって表面の薄皮が取り除かれているため、農薬をあまりきにする必要はありません。しかし、玄米の場合は表面の薄皮が取り除かれていない状態のため、農薬残留量が気になります。健康のために玄米食にしているので、無農薬にしましょう。
玄米2合・あずき1/4合
玄米とあずきをそれぞれ入れます。あずきは玄米をさらに活性化する働きがあるので一緒に炊くのがおすすめ。玄米の糖質が小豆のタンパク質とメイラード反応を起こし、腐りにくくなります。
しっかり米とぎする
玄米は白米よりもしっかりと研ぐ必要があります。1回目は、浄水器を通した水でささっと研いで、すぐ水を捨てます。3-4回しっかりと研いだらざるに上げて、網目に玄米を押し付けてゴリゴリします。玄米の表面に傷をつけることで、表面の固いぬか部分が断裁され、そこから水分を吸収してモチモチの食感になるからです。
浸水(半日)
白米よりも時間がかかるため、約半日は冷蔵庫の中で水につけておきましょう。
熟成or玄米モードで炊飯
浸水が終わったら、水を捨てて、新しい水を入れます。塩をひとつまみ入れましょう。炊飯は「熟成」モードや「玄米」モードで。
3-4日、保温のまま放置
炊き上がったら、かき混ぜてしばらく保温で放置します。1日1回かき混ぜましょう。
寝かせ玄米の効果
寝かせ玄米を食べて1週間。私に起こった変化を紹介します。
便通が良くなった
一番大きな変化です。以前は、腸揉みしていて快便だったのですが、しなくても便通がスッキリ出るようになりました。腸揉みは1週間に1度にしても、毎日便通がきて、体がスッキリしています。
腹持ちが良かった
間食が少なくなりました。朝か昼に小さなおにぎりを1個食べると、夜までお腹が空きません。おやつが欲しくなることもありましたが、1週間たったいま、甘いものを発作ないからだになってきました。最高!
まとめ
初めてまだ1週間ですが、寝かせ玄米の魅力にはまりそうです。デメリットは1つだけ。作るのに時間がかかること。その間、炊飯器が使えないので、1度にたくさん炊いて、ストックしています。