【お土産公開】ラックランド2019年12月期決算説明会へ

【お土産公開】ラックランド2019年12月期決算説明会へ

2020年2月23日(土)にラックランド (9621)の2019年20月期決算説明会へ行って来ました。ホルダーになって初めてのラックランド。優待目当ての取得で、正直事業内容は詳しく知らなかったので、勉強がてらの参加です。

ラックランドの決算説明会へ

ラックランドを1単元100株取得したのは、2019年12月のこと。年に4回ももらえる優待が目当てでした。事業内容はほぼ知らなかったのですが、ポチりました。3000円付近を見ていたこともあり、2000円台前半が割安に感じたこと、そして優待と配当の利回りがよかったこと。そして3ヶ月に1回ももらえるので、まだ優待が届く頻度が低い初心者投資家としては「高頻度で、素敵な優待がもらえる!」というのも魅力でした。

▼ラックランドは年4回も優待がもらえる!

受付でお土産(フィナンシェ)受取

場所は、京橋にあるベルサールの地下1階。コロナの影響もあり、スタッフの方はマスク。入り口には消毒を完備されています。今回から、決算発表会のオンラインストリーミングも行われていました。

出席票を持って受付へ行くと、お土産をいただけます。

ラックランドの決算発表会お土産 JOHN KANAYAのショコラフィナンシェ

お土産はJOHN KANAYAのショコラフィナンシェ(4個入り)でした。ひとつひとつ箱に入っている高級フィナンシェ!!!

ラックランドの決算発表会お土産 JOHN KANAYAのショコラフィナンシェ

しっとりと甘さ控えめで美味でした。

ラックランドの決算発表会お土産 JOHN KANAYAのショコラフィナンシェ

サイトを見てみると、4個入りで1350円の一流手土産お菓子でした。ありがたや。

事業説明

ベーカリー

ラックランドは、商業店舗の設計を得意とする会社です。

経営理念「様々な人々の期待に応える」

ミッション「商空間創りをを通じ。皆の笑顔を創り出すこと」

2006年から30年計画を立てており、2035年には売上高700億円(国内500億円・海外200億円)を目指しています。

事業詳細

ラックランドは現在、主に6つの事業で構成されています。

  1. 店舗設計の企画制作
  2. 商業施設の企画制作
  3. 食品工場・物流倉庫の企画制作
  4. 店舗メンテナンス
  5. 省エネ・CO2削減
  6. 建築

私たちが普段買い物に行くショッピングモールのテナントの工事や制作を行なっているそう。資料を見ると、私がよく利用しているお店がちらほら。自分が社名を知らないだけで、実はすごくいい会社なのでは…!?

制作事例

直近の制作事例をみると、より事業内容を理解しやすく、グッと親近感が湧いてきました。

商業施設…
ワンズモール(千葉県稲毛区) テナント一部
京王電鉄東府中駅駅ナカ複合店舗 テナント3店舗

物流倉庫…
福岡市アイランドシティ青果加工配送施設
タカキュー富士広見低温センター

食品工場…
新宿高野府中工場
寛永堂川口工場

建築事業の施工…
COMFORT MARKET中延店
日比谷ミッドタウン(グループ会社の建築金物の製造施工)

特に飲食店の店舗設計や企画が強みで、それらを実現するためにM&Aを進めて、専門性を高めているよう。企画から施工完了まで一貫してグループ内で行われるのは大きな強みだと感じました。

また、深刻な職人不足対策を長いスパンをかけて進めており、社員を職人として育成しているプロジェクトも。今はまだ外部の職人に外注することが多いそうですが、教育を進めて行く予定。熟練の技術とノウハウが社内に蓄積されるとより効率よくいいものが作れるはず。頑張って欲しい!!

決算内容発表

資産計画

ラックランド の連結決算概要(単位百万円)

2018年12月期2019年12月期
売上高42,84240,366
営業利益3801,106
営業利益率0.90%2.70%
経常利益4001,045
経常利益率0.90%2.6%

ラックランド 2019年12月期決算説明会資料より

売上高は微減ですが、経常利益が前期比で190%アップしています。前述したように、職人の社員化を進めたことと、グループ企業間でのシナジー効果(受注案件をグループ企業間で紹介し合う)が高まったことで利益率が大きく高まったとのこと。

また、2008年までは売り上げの80%を店舗施設の企画制作事業が占めていましたが、翌年以降は新分野が台頭。11年後の2019年12月期は、主力だった店舗施設の企画制作事業の売上高構成比率は43%に下がっています。

売上高で比較してみると…

ラックランド 売上高比較

上記から分かるように全体の売り上げ自体があがっています。店舗設計の企画制作も2008年から2019年で上昇しているので、構成比が下がったのは他の事業がより伸びているのが要因ですね。素晴らしい!

今後の展望

2013年から始まった店舗や商業施設を創り上げるのに必要な子会社のM&Aは一旦終了。日本では必要な分野がひと通り揃ったそうです。

今後はアジアを中心に、海外拠点が連携しあって、より海外事業を太くして行くとのこと。直近の事例にはスシローやGUNZEなどが。今後、海外で活躍しそうな日本企業としっかりつながっているようで、心強い。

質疑応答

家でパソコン作業する女性

質疑応答は、まず事前に集めた質問に社長が応える形から始まりました。これなら多くの株主がどんな疑問を持っているのかがわかりやすく、社長も事前に準備ができるので双方にとって、良いですね。その後、挙手して質問タイムが始まったのですが、時間を延長して多くの株主の質問に答えてくていた姿勢が真摯で印象的でした。

優待目当てで、取得しましたので優待廃止が一番恐ろしかったのですが、社長の言葉を聞いて、ちょっと安心して保有することを改めて決意しました。

株主:長期優待や株数に応じた優待拡充はありますか?
社長:以前もECクーポン利用時の送料が高すぎるというご意見を株主様に貰って500円の補助を追加しました。長期保有などについてもよりご満足いただけるように持ち帰ります。

株主:優待の廃止は考えていますか?
社長:弊社の優待には東北の復興支援という側面もありますので、復興が終わるまで優待は継続します!

※一部要約

年4回の優待でもリッチだと思いますので、現状維持してくれればそれだけで最高。早く2019年12月に権利確定した初めての優待を受け取りたいです。

まとめ:ラックランドは株主に手厚い

社長の話もわかりやすく、株主の質問にも真摯に向き合い、コロナ対策の動画配信も素早く対応。なんだかいい印象しかない、素敵な会社でした。アジアへの展開が成功して、株価が上がってくれたら嬉しいところ。今後も動向に注目しつつ、美味しい優待を堪能したいと思います。

株式投資カテゴリの最新記事