お金のために働いて、いつまでこの生活は続くのだろう…。そう絶望すること、ありませんか。私は時々あります。もちろん仕事は好きだし、働くのもやりがいがある。でも、お金のために仕事をする時間はできるだけ少なくしたい。自分が好きなことに最も貴重な時間を使いたいのです。そのためには、いち早く経済的自立を手に入れる必要があります。
経済的自立とは
お金で買えるものはたくさんありますが、最も価値があるものは”自由”です。お金を稼がなければならないための仕事があると、時間や行動に制限され自由が阻害されます。
経済的自立
とは、労働に縛られないお金があること。その人自身が労働で対価を得なくても、生活していくのに必要なお金が自動的に入ってくる、またはすでに保有していることを指します。
お金は働いてくれるという事実
経済的自立を考えたとき、多くの日本人が
貯金
を考えるでしょう。日本人は貯金が大好きです。
でも、実はお金持ちの大半は貯金ではなく、投資でお金を増やしているのです。自分のお金が働いて稼いでくれるという事実を、私は大人になってしばらく知りませんでした。もっと早く知りたかった。でもまだ遅くない。そう、
お金は働かせて、さらにお金を増やす
ことができるのです。
人によって経済的自立の基準は違う
ではその経済的自立を達成できる金額とはいくらなのでしょうか。それは人によって違います。これから一生、労働に縛られないためには?
残りの人生×1年間の生活費
が必要です。残りの人生は、資産することができないので、多めに見積もる必要があり。長生きリスクを考えると、資産をもとに投資し配当金を毎年もらえるのが安心だと思います。
もうひとつ1年間の生活費次第で、必要な資産が変わってきます。
生活費=投資額4%で”経済的自立”を達成できる
1年間の生活費が、投資金額の4%以内であれば、あなたはすでに経済的自由を手に入れていると言っても過言ではないでしょう。なぜなら、投資による利回り4%を実現するのはそう難しくないからです。配当金を中心にした低リスク投資で年利4%を継続できれば、元金を増やさず利回りだけで、生活が可能。
では、自分の支出に対して、いったいいくらの投資額があれば経済的自立が達成できるのでしょうか。
年間支出 | 投資額 |
100万円 | 2500万円 |
150万円 | 3750万円 |
200万円 | 5000万円 |
300万円 | 7500万円 |
400万円 | 1億円 |
私の場合、今の生活費が年間300万円ほど。投資額が7500万円以上だと、経済的自立を達成できます。家賃が30%を占めているので、仕事を辞めて都心に住む必要がなければ、200万円ほどで生活することもできそうです。そうすると投資額の目標は5000万円です。
経済的自由を求めるなら、
- 自分の年間生活費を算出
- 必要投資額を把握
この2段階が必要です。目標を設定したら、あとは節制してコツコツ投資するのみ。その過程で生活費の圧縮もかけられれば、必要費用が少なくなり、必要投資額も下がるので、結果的に早く経済的自立を達成できます。
▼配当金生活のシミュレーション
まとめ:経済的自立を目指せば、本当に大切なものが見えてくる
経済的自立は、まず自分の生活を見直し、目標を立てて、実行して実現するのみ。ストイックに取り組めば、誰もが実現することができます。年間100万円の生活費なら、投資額は2500万円でOK。年間250万円をためられれば、10年以内に達成可能です。
その後の人生は、自分が好きなように時間を使うことができます。人生の後半、働かないでいい方法があるなんて、学校の先生は教えてくれなかった。知らなかったのかもしれないけど、大人はみんな「働いてお金を稼ぐ」ための技術しか教えてくれません。自分の頭で考えて、これからの人生どう生きるのか。アフターコロナでどう生きるのか。しっかり考えて選択して生きたいと思います。