2020年も残すところあと半月。今年は世界が変化を遂げた1年でした。生活様式が変わり、私もそれに対応して、始めたこと・やめたことがあります。今までの常識を捨てて、当たり前の習慣をやめてみました。
2020年は変化の年でした

2020年、新型コロナの影響で世界の生活様式はガラリとかわりました。私の生活もすっかり変わりました。
仕事は完全リモートで通勤はほぼゼロ。できるだけ人と接触せず人生を楽しんでいます。
世界が変わって、時間ができたからこそ、好きなことをする時間ができました。そして、今まで習慣化していたことをすっぱりやめてみる挑戦もできるようになりました。
2020年、やめて本当に良かったな〜と思っていることをご紹介します。
やめてよかった10のこと

たくさん新しいことを始めた半面で、やめたこともあります。それは生まれた瞬間からやっていた習慣を一旦疑ってみることから始めました。
みんながやってるから
いつもやっているから
と思ってやっていることで、実はやらない方が心地よく暮らせることってこんなにあったんだなとしみじみ思っています。
そして、やめて心地よさを手に入れたとともに、使っていたお金も不要になりましたので、自ずと無駄な支払いが減りました。それぞれやめたとき、私の場合いくらの支出減少になったのかを概算しました。
シャンプー・リンスで髪を洗うのをやめた

誰とも会わないリモートワークだからこそチャレンジできた湯シャン。シャンプーもリンスもしない、お湯だけで頭皮や髪を洗う1週間チャレンジをやりました。
結果、汚れもきれいに落ちるし、匂いもない。心配する必要がゼロなほど快適な生活でした。
このチャレンジで、「今までの常識を疑ってみよう」という私の好奇心がむくむくと。ここから”洗う系”の断捨離を始めます。
▼シャンプーをやめたら、わかったこと
やめて得したお金:2000円/月 24000円/年
毎日メイクするのをやめた

通勤しないので、肌に負担があるメイクはなるべく避けるようになりました。メイクは週に1回あるかないか。
メイクするときも、パウダーファンデーションを軽くはたき、アイブロウとアイシャドウを軽くするくらい。
また、以前はウォーキングするときに日焼け止めを塗っていましたが、今は帽子とマスクで紫外線を防ぐようにしています。肌への負担、少しでも減らしたくて。
やめて得したお金:2000円/月 24000円/年
石鹸で顔や体を洗うのをやめた

メイクをしなくなったので、毎日石鹸を使って洗顔することをやめました。もちろんメイク落としも。お湯で優しく押し洗いする感じ。肌から消えていたキメが生き返り、ざらつきが消えました。
ときどき、ガスールで泥パックをするとすっきりします。
体もお湯で優しく洗うだけでOK。ちょっと皮脂が気になるときには、重曹とクエン酸を湯船に入れて、炭酸泉に浸かるとスッキリ。背中のざらつきが消え、肌がすべすべになります。
やめて得したお金:100円/月 1200円/年
化粧水や美容液などスキンケアをするのをやめた

水洗顔を始めてからスキンケアもやめました。
スキンケアをすると肌自身の保湿力が下がって、乾燥が進んでしまうそうです。自分の肌から出る適度な皮脂が、肌のバリア機能を一番高めてくれる良質なオイル。これがしっかりと分泌されることを目指して、乾燥覚悟で始めました。
結果、3-4日は乾燥で、ヴァセリンのお世話になりましたが、それ以外は快適そのもの。肌のキメもしっかり育ってきています。
今までのスキンケアはなんだったんだ…。
▼洗顔もスキンケアもやめてみたら快適だった
やめて得したお金:1000円/月 12000円/年
洗剤を使って洗濯するのをやめた

合成洗剤は環境を破壊してしまいますよね。そんな恐ろしいもので自分の肌に触れるものを洗っていいのだろうか。湯シャンをしたとき、頭皮からしばらくシャンプーの泡が出続けて(1ヶ月以上)、シャンプーの残留性を恐ろしく感じて、衣服に残って私自身の健康にも影響があるのではと考えるようになりました。
湯シャンを経験したことで、水でもある程度汚れが落ちることはわかったので、合成洗剤をやめることにしました。かわりに、マグネシウムの力で汚れを落とすマグちゃんを採用。洗濯機に放り込んでおくだけで簡単です。
泥んこまみれになることもないので、今の所マグちゃんだけでスッキリさっぱり洗濯ができています。最高。
やめて得したお金:300円/月 3600円/年
食器を合成洗剤で洗うのをやめた

衣服についた合成洗剤を気にするなら、食器洗いはなおさら。こちらも残留性が気になって、米ぬか石鹸を作ろうと試みました。が、あえなく挫折。米ぬかで食器を洗うといいとネットで見たのですが、排水溝がすぐに詰まってしまい不便でした。
そこで、食器洗い用の石けんにシフト。スポンジも洗浄力が高いものに変更して、汚れを落としながら、環境にも自分にも優しいものにしました。
石鹸と合成洗剤は、環境に与える負荷が全く違います。オーガニック成分でも合成洗剤はちょっと抵抗があったので、私は石けん成分のものを選びました。
やめて得したお金:0円/月 0円/年
生理用ナプキンを使うのをやめた
化学繊維で出来上がった生理用ナプキンをやめて、生理用の吸収ショーツに変えました。毎月、生理用ナプキンを買わなくてもいいこと、ごわごわした気持ち悪さ、肌荒れから解放。代わりに、ショーツを手洗いする手間は増えましたが、あの不快感から解放されたのは大きな変化です。
初潮を迎えると生理用ナプキンをつけるのが当たり前と教えられてきましたが、今や世界にはもっと便利で心地いいものがたくさんあります。当たり前の常識を時には疑ってみると、自分にとってこんなにもいいことがあるのかと実感するばかり。
▼生理用ナプキン、なくてもOK
やめて得したお金:200円/月 2400円/年
東京に住むのをやめた

無思考で仕事場に近い東京に住んでいましたが、スッパリやめて湘南へ移住。
都内は家賃も物価も高く、人と人の距離感も近い。こちらは広い土地と安い家賃。とれたて野菜と魚が格安で手に入る最高の環境です。
今住んでいるの部屋は、1LDKでペット可。猫を飼いたいな〜なんて夢も叶います。ウォークインクローゼットに洋服や他の荷物も詰め込めば、部屋は広々。マジで最高です。
なんで、あんなに狭い東京に長年住んでいたんだろう。無思考って怖いですね。
▼湘南に引っ越してよかった10のこと
やめて得したお金:0円/月 0円/年
飲み会に行くのをやめた

会社に行くと、なんとなく「帰りに飲みに行く!?」みたいな流れになることもありましたが、それがゼロになりました。歓送迎会の飲み会もオンラインなので、自炊した料理を食べながら、自家製梅酒を飲み、参加することもできます。
大きなメリットは支出が激減することです。
デメリットは、コミュニケーションが減るとよく言われますが、私はそこまで不便を感じていません。必要なメンバーとは定期的に雑談する時間を設けているし、何かあればすぐ「いま、Zoomしていいですか?」と連絡が来る。おしゃべり好きなメンバーが「仕事に行き詰まっちゃったから、今暇な人Zoomでお茶しよー」って誘ってきたり。
要は、デジタルでのコミュニケーションに対応しているか否かだと思います。私の周りでは、比較的女性は対応していて、男性陣は「飲みに行きたい」と愚痴ってる印象。
やめて得したお金:5000円/月 60000円/年
現金を持つのをやめた

正確には、月に2000円くらいは現金を使っています。去年から、電子マネーにシフトしていましたが、東京都内にも現金しか使えない店がちらほらあって、やはり一定の現金は持っていましたが、コロナの影響で電子化が進んで、現金しか使えないお店が激減しました。
- 電子マネー(LINE Pay・Paypay)
- クレジットカード(LINEのクレジットカード)
で、ほぼ支払いは事足ります。毎月、現金をおろす必要がなく、とても快適な生活です。
- ATMに行く
- 会計で小銭を出すのに手間取る
という時間が節約できるので、ストレスフリー。また、Paypay以外はマネーフォワードに連携されるので、支出管理も最強に楽チンです。
やめて得したお金:0円/月 0円/年
まとめ:やめたら心地いい生活と毎月1万円得した

新型コロナによって、今までの常識だったことは終わりました。
湯シャンで十分だとわかったときに、私は考えました。シャンプーは必要ないのに、して欲しい企業がある。それらの企業は「シャンプーしないと不潔ですよ」と宣伝してシャンプーを売って儲ける。その宣伝を聞いて、「しなきゃいけない」と無思考でやっていたけど、それって自分で考えていなかったです。反省。
やめたことで、明らかに支出が減ったものだけを概算すると、毎月10600円分でした。年間127,200円の支出減少です。これに加えて、
- 現金を使わないことでATM手数料を使わず、キャッス決済のポイント還元がもらえること
- 東京脱出で家賃や物価が下がった生活費減少
が家計にとってプラスですので、効果は計り知れません。元々は支出を減らしたくて、やめたわけではなく、あくまでも心地いい生活を追求した結果。副次効果としての支出減少は嬉しい誤算です。
リモートワークで時間とチャレンジできる土壌があって、本当に良かった。今がなければ、一生気がつかずにシャンプーしていたし、合成洗剤で海を汚し続けていたし、東京で高い家賃で狭い家に住んでいたと思います。
2020年の変化に感謝。
2021年も新しい時代を楽しんで生きたいと思います。