そろそろ梅雨明けして、真夏に突入します。分厚い雨雲が晴れると、カンカンと照りあげる太陽が主役の季節。今女性が気になるのは、ずばり日焼けではないでしょうか。日焼け止めはもちろん塗っていると思いますが、実は日焼けは「目」からもするもの。UVカットのサングラスはこれからの季節の必需品です。
「目」から日焼けするのは本当?
目から日焼けするのは本当です。
すでに実験結果からもわかっているように、日焼けの一因に「目の日焼け」があるのです。
目から日焼けするのは脳とつながっているから
その理由は、目に強い紫外線が入ると、それを察知した脳は防御反応を示すから。メラニン色素を作るように体内で指令を出します。
メラニン色素とは、紫外線が皮膚の細胞破壊などを防ぐのに生成されます。しかし、過剰に生成されると、シミやそばかすの原因に!つまり…
目に紫外線→脳がメラニン生成指示→シミ・ソバカスができる
という恐怖の悪循環が生まれるのです。また、メラニンが過剰に生成されると皮膚ガンになることも知られていますよね。そのため、紫外線に耐性の少ない白人は、小さな頃から日焼け止めとサングラスを欠かしません。日本人だって、そのリスクは同じです。
目を紫外線から守ると日焼けしにくい
日焼け止めを皮膚に塗っておくのはもちろん、紫外線対策を行うなら、目の日焼けも防がなければなりません。それにはUVカットのサングラスが効果的。でも日本人でサングラスをかけている人、本当に少ないと思いませんか。
なぜ、日本人はサングラスしないのか
15年前、オーストラリアに留学した際、衝撃的だったのが小さな子どももおじいちゃんおばあちゃんも、みんながサングラスをかけていたこと。当時高校生だった私はサングラスを持っておらず、外に出た時ホストマザーに「higeはサングラス忘れちゃったの?」と聞かれました。そして、速攻で近所の雑貨屋でサングラスを買ってもらいました。欧米では、目から日焼けすることや紫外線が人体に与える影響について、すでに市民レベルに伝わっていたのです。日本ではいまだに、サングラスをかけていると「芸能人気取り!?」とか言われますが(笑)。
日本に帰国したあと、それでも地元を歩くときは恥ずかしくてサングラスがかけられませんでした。しかし、24歳のときに東京に来て、ファッション業界最前線で働くようになって、周りの人たちが自然にサングラスをかけていたので、自分もかけるようになりました。彼女たちはファッションでサングラスをかけたり、目の日焼けを知っていて美容のためにかけたり。さまざまでした。
世間からどう思われようと構わない
実は、ファッション業界の女性たちはこう思っている人が多いのです。おしゃれをしているのは自分のため、周りの人の意見は関係ない。自分が素敵だと思ったものを身につけて、周りの人に笑われても構わないのです。
きっと彼らには、まだこのファッションの良さがわからないだけ
こういう姿勢こそ、ファッション業界の人間が嫌われる要因ですが、私はこれが現実になるところを何度も見たので、半分事実だと思います。そして、このアーリーアダプターたちを大衆は嘲笑い、結局真似するのが流行の常です。
しかし、いまだにサングラスは市民権を得ていません。まだきっと「時代が追いついていない」のでしょうね(笑)。私は、カンカン照りの太陽の下サングラスもかけずに出かけて眩しそうにしている人たちを見ると本当に不思議な気分になります。健康よりも他人にどう見られるかの方が大事なんだろうか。
もしまだあなたがサングラスをかけるのをためらっているなら
健康と世間の目
どちらが大切か、改めて考えてみてください。
だから私はサングラスを愛用します
目から日焼けすることを知ってから、私はサングラスを愛用しています。冬でも紫外線が強いときはサングラスをかけます。ときおり、常識に満ち溢れた同僚から「higeさんだけだよ、冬にサングラスかけてるのは(笑)」とからかわれますが、紫外線って冬にも降り注いでいるし、太陽は冬でも日本を照らしています。常識にとらわれていて、本質を捉えていないなぁと不思議な気持ちになります。
おしゃれな人だけがサングラスをかけていると思っている人も多いのですが、本当に世間の目を気にすることこそ無駄なことはないので、問題ありません。誰も自分に注目なんかしてません。今すぐサングラスを買いましょう。
おすすめのサングラスブランド
24歳からコレクションし始めて、今では20本以上のサングラスを持っています。たくさんのサングラスをあつめてわかったことがあります。
- チープなものはすぐ壊れる
- 普遍的なデザインを選ぶと長く愛用できる
洋服と同じですが、とくにサングラスは、チープなものを選ぶと失敗します。人間の顔のカーブは複雑ですので1000円サングラスは、かけるとなんとなく顔から浮いて見えます。やはり信頼できるアイウェア(メガネも含む)ブランドから出ているものは、ぴたっと顔にフィットして、動いてもずれにくく、長時間かけても頭が痛くなりにくいです。
ブランドのものは確かに高価ですが、サングラスは1本持っていればオールシーズン使えるし、壊れにくくストレスもない。初心者なら断然ブランド力に頼るべきです。
コスパ良好でおしゃれ【QUAY AUSTRALIA (キーオーストラリア)】
オーストラリア生まれのアイウェアブランド「QUAY AUSTRALIA」はトレンドを押さえたデザインのサングラスが5000円台から手に入るので、コスパ抜群!もちろん定番のデザインも豊富で、PLAZAでの取り扱いもあります。
ゴツめのフレームがかわいいんです!
定番の黒フレームもやや個性的な形で、コーディネートのアクセントになりそう。
定番なら【Ray-Ban レイバン】
ドイツからアメリカへ移民してきた2人の青年、ヤン・ヤコブ・ボシュとヘンリー・ロムが設立した企業で、ミニマルで洗練されたデザインが世界のセレブから愛されています。
ただし、彫りの浅い日本人の顔には合わない場合が多いです。メガネ屋さんで調整してもらいましょう。また、幅が狭いので顔が大きめの人には不向きなデザインが多め。公式HPからはカスタムオーダーができるので、自分に合った形&カラーでオーダーも可能です。
定番はウェイファーラーで、やや斜めになったレンズが特徴です。
私が好きなのはエリカです。軽くて、フレームがベルベット。初心者なら黒が無難ですが、ちょっと冒険したいならカラーフレームを。私は赤と青を持っています。
人と差をつけたいなら【DoubleLovers ダブルラバーズ】
今わたしが一番愛用しているのが韓国ブランド「DoubleLovers」です。セルフレームのべっ甲模様はもう4年ほど愛用中。私のベーシックサングラスがこれです。
シーズンによってデザインがかなり変わってきます。今期は細いメタルフレーム×カラーレンズという上級者向けデザインが一押し。店舗では定番のデザインも取り扱っているので、ご安心を。
アイウェアブランド以外なら…
ファッションセレクトショップのユナイテッドアローズのオリジナルアイテム。優しいカラーのフレームで、女性らしい印象です。肌馴染みが良いダークナペールトーンカラーは意外と使いやすいので、2本目におすすめ。
ナノユニバースのペールグレーのこのフレームも、肌馴染みよく柔らかい雰囲気。このデザインに似たものを持っていますが、コーディネートのトーンを押さえたいときはこのサングラスが活躍します。シンプルな白Tにデニムとこのサングラスだけでミニマルなスタイルが完成。
まとめ
サングラスをかけるのは恥ずかしい…と思っているその気持ち、本当に痛いほどわかります。でも、勇気を出してかけてみると意外と大丈夫。それは保証します。そして、誰に何を言われたって「え、海外ではみんなかけてるよ?むしろこんなに日が眩しいのになんでサングラスかけないの?」って言えるくらい堂々とサングラスライフを楽しみましょう!