自宅で過ごす時間が長くなりました。東京都では外出自粛が5月31日まで延長。その後もリモートワークやソーシャルディスタンスを求める社会の流れは、止まらないでしょう。そうなってくると、ますます自宅で過ごす時間は長くなります。この機会に、自分の気持ちがハッピーになれる部屋作り、始めませんか?
居心地のいい部屋でステイホームしたい
外出自粛はいつまで長引くのか、誰にもわかりません。そして、この先世界がどう変わるのか、まだ未来は見えません。
でも明らかなのは
- リモートワークの普及
- 定常的なソーシャルディスタンス
が、しばらく世界のトレンドとなるでしょう。特にリモートワークは、劇的に自宅にいる時間を長くします。それなら、自分が一番いる時間が長い部屋を居心地よくするのは、幸福度を上げる手っ取り早い方法。ということで、幸せを感じやすい部屋を考えてみました。
幸せを感じる部屋の作り方
ずっといる部屋のなかを、幸せを感じやすくカスタムしましょう。機能性はもちろん、心理学的に幸福度を感じやすい仕様にすることで、手軽に幸福度を上げることができます。
カーテンは明るいカラー
部屋の印象を決め、なおかつ変化させやすいカーテン。このパーツに色味を取り入れて、幸せ気分を高めましょう。ここでは色彩心理学を活用します。自分の求めるイメージのカラーにカーテンを変更しましょう。
心理学的には、癒しを感じられる緑色か、不安を和らげてくれる黄色がおすすめです。
<緑>
癒し、落ち着き、成長
自然をイメージさせる緑は、癒しのイメージ。また草木がすくすく育つような成長を促すカラーです。ただし、緑は刺激が少ない色味なので、活発な人には不向き。保守的・受動的という負のイメージをもたらします。
<黄>
希望、知性
太陽を彷彿とさせる黄色は、明るく希望に満ち溢れています。また黄色は左脳を刺激して、理解力、記憶力、判断力が高まり心の不安を和らげてくれる効果もあり。ただし、黒との組み合わせは危険信号を意味しますので注意が必要。
常に生花を活ける
生花には、リラクゼーション効果があり、ストレスが緩和されて気持ちをポジティブに導いてくれる作用があります。
千葉大学環境健康フィールド科学センターの研究によると、生花の有無でストレスが緩和されることがわかっています。
(1)リラックス時に高まる副交感神経活動は29%亢進し、(2)ストレス時に高まる交感神経活動は25%抑制されることが明らかとなり、バラ生花の視覚刺激がもたらす生理的リラックス効果が検証されました。
みずほ情報総研
生花は、きちんと水を変えれば1週間は持ちます。私は近所の花屋で500円分の花を自分で選んで購入することが多いです。1ヶ月2000円ですが、それだけで気持ちが明るくなるし、季節を感じることもできる。コスパは最高です。
思い出の写真を飾る
Portsmouth大学の研究によると、家族の写真や自分の写真を目につくところに飾ると気持ちが落ち着き、気分が良くなることがわかっています。
自分の大切な人の写真や、幸せな思い出の写真をプリントアウトして、壁に貼ってみましょう。それを目にするたびに、幸せな気持ちが蘇ってくるはずです。
好きな香りを見つける
香りは交感神経に作用して、リラックス効果を与えます。好きな香りならなおさら。
私は、ディプティックのキャンドルを愛用しています。素晴らしい香りは、それだけで幸せな気持ちに導いてくれるはずです。
▼ディプティックとは?
目覚めたらベッドを整える
ベッドを整えると、部屋が綺麗になったように見えて、気持ちが整理整頓される効果があります。もちろん、寝室と仕事部屋が別れているなら別ですが、都内でリモートワークをしている人の多くはワンルームに住んでいるのではないでしょうか。
目に入るところに乱れたベッドがあると、だらだらとベッドで過ごしたくなりますが、シーツや布団をきちんと整えることで、そんな気も起きなくなります。1分でできるので、絶対にやったほうがいいです。
不要なものは捨てる
部屋で心地よく過ごすには、部屋に対する物の適正量を保つことも重要です。できるだけすっきり、余白があるほうが居心地がいいはず。
その洋服たちは本当に必要ですか?
本棚は全部、デジタル化しませんか?
その収納、本当に必要ですか?
まずは捨てると考えて、そこにあるものが本当に必要か問いかけてみましょう。自分の常識を疑ってみて。だって世界は変わってしまったんですから。今までの常識はこれからの常識とは限りません。
▼洋服を断捨離する思考術
まとめ:ステイホームが長引いても居心地のいい部屋ならストレスなし
幸せ度が上がる部屋を目指して、できることから変えてみましょう。変えたら、本当に自分にとって居心地がいいか、振り返って確認してみることも重要です。
ステイホームが長引いても問題ないように、今からできる準備を着々と進めましょう!