つい先日、平和だと思っていた弊社の所属グループの人事ゴタゴタに巻き込まれました。普段は意識していなかったけれど、改めて不労所得の大切さや出世に固執しない生き方を意識した次第です。
出世という呪縛
会社員人生をスタートすると同時に始まる出世レース。10年後、20年後に役職につけるかどうかは新卒と同時にどんな役割でどんな結果を出せるのか…それにかかっていると言っても過言ではありません。
しかし、出世したあとに待っているものはなんでしょうか。それは自分が本当に欲しいと思っていたものなのでしょうか?本当に欲しいと思っているものを手に入れるために出世以外の道はないのでしょうか。
14年間、会社員として働き感じたことは…
出世、する必要ある?
ということでした。
なぜ、出世したいのか
独断と偏見ですが、女性よりも男性の方が出世に対する固執が強い傾向があると感じます。彼らはなぜ出世したいと思っているのか。そこには、強い固定観念と競争原理が潜んでおり、それらは会社の思う壺だと思うのです。
社会的地位を手に入れたい
出世して役職がつくことに喜びを感じる人は一定数います。
一部上場企業の部長職
↑こんな感じですね。その役職を上げていくことに喜びを感じています。ドラクエでレベルアップしていくことを喜びとしている人と似ていると感じます。
社会的地位を手に入れたメリットのひとつに、転職時に役立つこと。転職しやすくなったり、年収アップが狙えたり。そのために出世したいという人は今までの社会人人生にかなりの数いました。
贅沢な暮らしをしたい
単純に年収をアップして、贅沢な暮らしをしたいという人たちです。彼らは都内の一等地に一戸建てを建てて、高級車に乗ることをメリットに感じています。
それも一つの幸せですので、なんの批判もありません。
彼らの特徴は、終わりのない浪費モンスターであることです。欲しかったものを手に入れても、さらに高価なものが欲しくなり、永遠に満足することがありません。
浪費家だった私の周りにいたのがこのタイプ。高級ブランドの服やバッグを手に入れるために一生懸命働き、手に入れた途端また新たなものが欲しくなり「頑張って働くぞー!!」と常にラットレース最前線で走り続けていました。
私はもう戻りたくないかな。
競争に勝ちたい
希少価値ですが、常に一定数は「競争に打ち勝つ」ことを至極の喜びとしている戦闘民族がいます。彼らはライバルに勝つことを至極の喜びとしているので、「同期の中で一番最初に役職がついた」だの「部長の椅子を争って、**と営業成績を競う」的な勝負を勝手にふっかけて、勝つことを最上の喜びとしています。
格闘ゲームで勝ち進むのが好きなんだろうな〜。ゲームだけにしとけばいいのに…とおせっかいながら思います。なぜなら、彼らの標的になると無駄なライバル意識をひけらかされて、妨害工作をしてくるという迷惑な存在だからです。
出世の呪縛がもたらす弊害
勝手に出世を目指して働くのは自由です。でも上記のように、周りに迷惑をかける人が少なくないのは事実。なぜなら、迷惑をかけずに出世できる人は、そもそも出世など目指さなくても、会社が勝手に出世させていくからです。
出世モンスターの特徴は
他人を貶めて自分を上げる
自分の評価を上げるために、他人を貶めるのは出世モンスターの常套手段です。おおよそ彼らが貶めるのは自分のライバルか部下など自分よりも立場が低い人たち。
派遣やアルバイトといった職場で立場が弱く、声が大きくない人を影でこっそり「あいつは仕事ができない。俺がフォローしてやってるからできてる」といって弱者を貶めます。私が今週告発を受けたのがこのパターン…。
そこまでして出世したいんだろうな〜と哀れに思います。
他人の手柄を奪う
ライバルや弱者の手柄をいち早く上司にあたかも自分の手柄かのように報告するのも出世モンスターの特徴。これは、私自身もよくやられました。
私は出世に興味がないし、これ以上評価が上がっても困るので、全然問題ないけど、私の手柄だと知っている人たちからすると「あいつ、何言ってんの!?」と職場内評価が愕然と下がりますが、上司評価があがります。
その辺に気がつかない上司は、無能とも言える…(笑)。
出世を目指さないという選択
人生のうちで、仕事で出世することがいちばんの幸せならば、出世を極めることは意味のあることだと思います。
でも、
- 周りが目指しているから
- 年収アップするから
- 偉くなりたいから
というような理由で出世を目指すことはお勧めしません。なぜなら、中身がなく、その目的を達成するには他の方法もあるからです。
出世を目指さなくなると、様々なメリットがあります。
周りの人に優しくなれる
出世モンスターの周りは、得てしてギスギスしています。彼らは他人を貶めたりミスを見つけること、手柄を奪うことばかり考えているから、周りの人間から嫌われています。
出世の必要がなくなると、仕事ができない人にも優しい気持ちになれます。なぜなら自分の部下が仕事ができなかったとしても、自分が出世を考えてなければ、なんの問題もないから。人間として尊敬でき、ありがとうやごめんなさいが素直に言えて嘘をつかないなら、相手に対して広い心で接することができます。
人間関係に疲れない
自分が優しくなると、周りの人たちも自分に優しくしてくれます。私が会社に行くのが嫌いじゃないのは、同僚たちのことが好きだからです。
美味しいランチを探したり、おやつの時間にみんなでタピオカを飲んだり。
仕事でやるべきことさえやっていたら、それ以上は求めず、効率化によって生まれた空き時間で、周りの人と交流し、楽しい時間を過ごしています。
無駄な時間外労働をしないですむ
出世を望むなら「もっと、もっと」働いて成果を出す必要があります。でも出世を目指さないならば、必要なことを終えれば早く帰宅できるのです。
もちろん時間外で働くこともありますが、私はその分他の日に早く帰って、毎月の労働時間がきっちり規定内になることを心がけています。
平日の夜の時間を有意義に過ごせることは、人生の豊かさを大きく変えました。出世を目指さないなら、その時間に本を読んで知識を身につけたり、新しい体験をしに行くことも可能。
出世以外でお金を増やすこともできる
年収アップの方法は、出世以外にもたくさんあります。
- 副業する
- 投資する
- 不動産を持つ
- 会社を持ち節税する
などさまざま。お金の稼ぎ方は、様々ですが会社員にはその教育がなされません。上記の余暇の時間で本を読んで知識をつけて、他のお金の稼ぎ方を模索するのも賢い選択です。
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まとめ:まだ、出世したい理由は?
出世を目指すことが、幸せだと思い込んでいるなら、たった1時間だけでいいので
「本当にそうなのか?」
と、本気で疑ってみてください。
- 出世して何がしたいのか
- それは出世でしかなし得ないことなのか
- 最終的な目的はなんなのか
それをなし得るために、「出世しかない」という場合を除いて、出世しない会社員の選択があるということを考えてみてください。
あなたにとって、それが本当の幸せでありますように!
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