卵巣嚢腫(5cm)で入院・手術しました。健康診断で嚢腫が見つかってから、手術、術後までの体験をまとめています。
今回は、入院から手術のお話です。
卵巣嚢腫の手術&入院の記録
御茶ノ水にある順天堂大学病院の婦人科で手術を受ける運びとなりました。
入院までの記録はこちら。
病気の発覚、そして、入院や手術への不安。私も不安でいろんな人の体験談を探したので、自分の記憶が新しいうちに、自分が入院前に知りたかったことを書き残したいと思います。
入院1日目 手続き
入院手続きが混み合わないように来院時間は決められています。私の場合は10時〜10時半。9時すぎには最寄駅に到着してしまいましたので、病院近くのカフェで最後のコーヒーを飲んでから、病院へ向かいました。手続きは10分ほどで終了して、病棟に向かいます。
個室で荷ほどき。
私が入ったのは個室Bでした。(大部屋が満室のため)大きな窓がありますが、見えるのは向かいのビルです。
ベッドの足元にはコンセントがありました。これで、スマホやwi-fiが充電できる!よかった〜。
サイドテーブルの引き出しを開けると、貴重品を入れる鍵付きケースがあります。財布とスマホくらいしか入らない小さいサイズです。個室は鍵がかけられるので、この大きさでも特に問題なし。
ベッドの脇には、収納スペースがあります。上段は棚になっていて下段はハンガーがあり、洋服がかけられます。
テレビはカードなしで見られます。個室だとイヤホンをしなくていいので楽ですね。テレビの下には小さい冷蔵庫もついていました。早速地下にあるナチュラルローソンで2リットルのミネラルウォーターを2本購入して入れました。後1本くらい入りいそう。
個室内にはトイレと洗面台があります。シャワー以外は、部屋から出ずに生活できる最低限のものが揃っています。
ネットでは、前日に浣腸をしたという情報もありましたが、私はありませんでした。18時に夕食を食べて、それ以降はもらった経口補水液とアクアファンのみ。朝までに飲みきっておくように言われます。ただの水かと思いきや、ほんのり甘いアクアファンと塩気のあるオーエスワン。飲めないほど不味くはありませんが、美味しくはないです。
入院2日目 手術
朝、8時から準備して、歩いて手術室に向かいました。ここが一番緊張した時間かもしれません。
手術台に立って、寝転び、手元に点滴を刺されて、麻酔がきいてきます。スーッと意識が遠のいて、次に目が覚めたのは、ベッドの上で、手術室から病室に向かうところ。主治医の先生の声。看護師たちの声かけ。でも、どこか遠くのようで、あまり記憶もなく。ようやく意識がしっかりしてきたのが15時ごろでした。
ここから、半日が一番辛かったです。
左手には点滴。
お腹には腹腔内ドレーンの管が刺さったまま。
下半身にはお小水の管。
トイレに行かなくてもいいと言われるんですが、うまく排水されないとお腹がすごく痛くなって、眠れない。寝返りを打とうにも体に入った管が動くと痛い。
痛い時には、ナースコールを押して、管を調整してもらいました。とにかくこの半日が一番辛いので、眠れるだけ寝て、早くやり過ごすのが一番だと思います。
入院3日目 術後
目覚めると、やはり下腹部が痛い。お小水が溜まっているんだと思いました。
朝ごはんにおかゆと卵焼き、味噌汁が出て、それを食べられると点滴が外せます。
次に医師の回診で、OKが出ればお腹に入った腹腔内ドレーンを抜けます。これが、すっごい気持ち悪い!!!!お腹の中を一気にギュインって抜くんですが、内臓から管が抜ける感覚が、最低最悪に気持ち悪い。
最後に立ち上がって歩けるようになったら、お小水の管が取れます!!!これが一番嬉しかった。それがとれると、下腹部の痛みがなくなりました。
昼にはシャワーを浴びてスッキリ。
一人で歩けるようになって、夜ご飯の後スイーツが食べたくて、病院内の地下にあるナチュラルローソンによたよたと向かい、ゴディバのチョコレートムースを❤️
入院4日目
目覚めると、お腹の痛みが少し引いていました。お腹にグッと力を入れると筋肉痛みたいな痛み。
この日は、3食ご飯を食べて、シャワーを浴びるのみ。看護師さんが部屋に来るの頻度も低いし、主治医の先生が1回やってきて、どうですか〜?くらいいですることがなかったです。
退院日が明日に決まり、医療保険の申請があったので、書類をもって1回の書類受付へ。もらえるのは、退院後の診療が終わった後3-4ヶ月後ということで、保険金がもらえるのはどうやら半年後くらいになりそうです。
iPadで動画を見て、少しパソコンで遊んだりする余裕があります。
入院5日目 退院
朝起きると、お腹の痛みが昨日より薄れていることがわかります。人の回復力、すごい!
昨晩、あまり眠れなくて(昼間寝すぎて)朝は8時ごろ目覚め、朝食を食べると、退院の準備。お腹に貼った腹腔鏡手術後のテープを外して、おへその血の塊を綺麗に看護師さんが拭いてくれます。自宅でのケア方法もレクチャーしてもらって、準備OK。
荷物をまとめて、病室を後にします。退院時間は特に指定がないので、準備ができたらでいいそうです。「お昼ご飯食べて行きますか?」と聞かれましたが、さっき朝食を食べたばかりだし早く外の空気を吸いたくて、不要とお伝え。お支払いは、後払いクレジットに申し込み済みだったので、11時には退院しました。
地下のナチュラルローソンで、荷物の郵送手配を行なって、手ぶらで病院から出ました。お昼すぎには自宅に帰って、ゆったり。やっぱり家はいいなぁ〜!!!
病院食
順天堂大学の病院食は美味しいと聞いていたのですが、確かに美味しかったです。初日は決められたメニューですが、手術後は毎食2種類から1つが選べる献立でした。
メニューはこんな感じ。夕食は、天ぷら!酢豚!八宝菜!肉じゃが!ハンバーグなど病院食とは思えない豪華さ。朝は洋風と和風が選べるみたい。
到着直後に昼食を食べたのですが、量の少なさと薄味に驚き!多分私、毎日食べすぎなんやろうな…。ちょっと反省しつつ、ゆっくり噛み締めて食べました。
メインはアジの醤油焼きです。
夜はハンバーグでした!やはり量は少ないけど、動いてないのでこれで満足。これが手術前最後の食事で、2日目は絶食。次に食べられるのは3日目の朝のおかゆの予定です。
メインはハンバーグです。
2日目は、朝手術で1日点滴のため、ご飯なし。3日目の朝はおかゆでしたが、写真を撮る元気が無く、3日目の昼食です。
デザートがマンゴーでした!豪華!!
メインはタンドリーチキンです。
夜になると、食欲がムクムク!!ぺろっと夕食をたいらげました。この後、地下にあるコンビニへ行く許可をもらって、ナチュラルローソンのゴディバのチョコレートムースをいただきました。至極!
メインはカレイの煮付けです。
久しぶりのパンです。まんまるなパンは人参のパンでした。
メインはジャーマンポテトです。
お昼は、ご飯たっぷり。唐揚げ、おいしかった〜。
メインは唐揚げでした。
夕食は待ちに待った天ぷら!今日は揚げ物がいっぱいで嬉しいなぁ。大根おろしもついていて幸せです。
メインは天ぷらでした。
退院の日。朝ごはんは和食にしました。
メインはニラ玉でした。
まとめ:手術後〜翌日までが辛い!
私の場合、卵巣嚢腫の腹腔鏡手術は、手術後の1日までがちょっと辛かったです。体から管が取れると一気に楽になるし、そこからの回復は早いので、とにかくそれまでが山場です。
手術によって妊娠の可能性が下がるのかも…と心配していましたが、主治医によると特に心配はないそう。卵巣は大切な臓器だから2つあって、1つなくなってもきちんと役割は果たしてくれるそうです。また、今回の手術で嚢腫を摘出した方の卵巣は、嚢腫がなくなったことで嚢腫がある時よりは妊娠率はあがるとか。再発しなければ。再発してまた大きくなると再手術となって、正常な卵巣の組織も少しずつ削られてしまうので、再発しないことを願うのみです。
▼①発見から入院まで
▼③お金と医療費のこと