女性こそ投資をすべき、たったひとつの理由。男女の生涯年収は5000万円の差がある

女性こそ投資をすべき、たったひとつの理由。男女の生涯年収は5000万円の差がある

大学では心理学部に進学し、ジェンダー心理学を専攻。ジェンダーとは”社会的性差”を表し(今はジェンダーって言わないそうですが…)「女らしく」「男だから」っていう性別差別が大嫌いでしたし、今でもアレルギーがあります。その上で、最近思うのが「生物としての女性」だからこそ、男性とは違う防衛をしなければならないことがあり、お金の防衛もその一つだということです。

セックス(生物学的性差)とジェンダー(社会的性差)

男の子と女の子

セックス(生物学的性差)は、染色体、外性器、内性器。3つの女性性と男性性から、決まる生まれ持った性別の差です。

ジェンダー(社会的性差)は、生まれ落ちた瞬間、周りから受ける刺激から生まれる性別の差。例えば…

・男の子はブルー、女の子はピンクの服を着せる
・男の子はサッカー、女の子はピアノを習う
・男の子は体育、女の子は家庭科の授業

といった具合です。そんな教育で植えつけられる性差によって「男の子なんだから、しっかりしなさい」「女の子なんだからおしとやかにしなさい」という言葉が放たれます。

私は、これが大嫌いでした。

「女性だから◯◯すべき」とは言いたくない!でも…

女性

35年間、私はステレオタイプな”女性”扱いをされることを嫌悪してきました。

「女性は、か弱くて頼りなくて男性がいないと生きていけない…」

そんなことは、絶対にありえないと思ってきたのです。もちろんそれはお付き合いする男性にもひしひしと伝わっていたはず。そして、おそらく彼らと今結婚してないことが答え…。

面倒くさくて、ごめんなさい(笑)。

私が女性こそ投資すべき理由は「子ども」の出産

母と子

でもここ数年で変わった価値観があります。

ジェンダー(社会的性差)は非合理的なことばかりだが
セックス(生物学的性差)は非合理的なのか?

ということです。生まれ持った体の仕組みは、その人にしかないもの。生まれ落ちた瞬間から周りに植えつけられるジェンダーとは全く違った性質のものです。そして、その生物学的性差の大きな違いが

男性は子どもが産めないが
女性は子どもが産める

ということです。そして子どもを産み育てるということは、金銭的に不安定になる可能性が高く、それを補うものとして投資がぴったりだと思ったのです。

可愛い女の子たち

投資セミナーや株主総会に出かけると愕然とするほど女性は少なく、若者も少ない。でもここ数ヶ月、投資の世界を垣間見て、思うのは「若い女性こそ、投資をするべき!」ということです。なぜなら、投資は種銭さえあれば、スマホひとつで完結できる不労所得生成マシンだからです。このマシンは、自分が働けなくなった時にも、せっせとお金を稼いできてくれます。

若い頃から女性がコツコツ投資をして、元本を増やせた場合、産休育休中にもお金が働いて、自分に配当金を届けてくれます。つまり、不労所得です。安定した不労所得があると…

結婚相手への年収ハードルが低くなる
→本当に好きな人と結婚しやすい

という大きなメリットが生まれます。

婚活における年収ハードルは、自分が働けなくなったとき(主に子育て期間)に、相手の稼ぎだけで食べていけるかどうか…を女性は本能的に計算しているからこそ生まれると考えられます。

出産は女性にしかできない(生物学的性差)

結婚して出産する場合、働く女性は産休を取る必要があります。それまで第一線で働いていたキャリア女子も仕事の引き継ぎをして、一時的ではあれ慣れ親しんだ職場を離れます。

子どもを望む場合、必ず女性は一度キャリアをストップしなければならないのです。これは仕事人としては大きなハンデです。キャリアが中断されれば、復帰後も昇進や昇給がスピードダウンするのはいうまでもありません。

今の日本では女性の育児負担が重い(社会的性差)

子どもを産み終えても、次に育てる過程がやってきます。一般的には1年、最長で2年の育休を取る必要があります。もちろん育休を取らず保育園に預けられることもありますが、生まれたばかりの子どもは熱を出したり病気になったり。対応が必要になります。

パートナーが子育てに積極的な場合、負担をシェアできますが、万が一「育児は女の仕事だろ」タイプだったら、フルタイムで働くのはとても無理です。すると、正社員でも”時短勤務”にならざるをえなかったり、キャリアダウンの可能性も。もちろん昇進&昇給は望めません。

仕事を長期休む=キャリアブランクが生まれる

寝ている赤ちゃん

上記の2つの理由によって、子どもを望む女性には「仕事を長期休む」ことによるキャリアブランクが生まれ、年収の上昇スピードが下がり、生涯年収がさがります。

  • 短期的に収入が下がる(産休育休・手当はあり)
  • 長期的に収入が上がる可能性が下がる(キャリアダウン)

現に今も、男女の生涯平均年収は同じ大卒でも約5000万円の差があります。仕事人としての男女の大きな差は、出産するか否か、ではないでしょうか。

逆に投資をしなくてもいい女性は…?

喜ぶ女性

子どもを望んでいない女性です。キャリアブランクは生まれず、男性と同じように22歳から65歳まで、仕事人生を完走することが可能です。

ただ、私はもし子どもを持たないとしても、いつ働けなるかわからない健康リスクは誰しも持っていると考えているので、投資して不労所得を構築すべきだと考えています。

まとめ:子どもを持つ可能性があるなら投資で資産形成すると生活が楽になる

子どもを持つと必然て形にキャリアブランクが生まれ、働けない期間が生まれる女性は、投資で不労所得を構築しておくことが生活安定の近道です。パートナーの収入だけに頼らず、どんなに苦境に立ったとしても、あなたも彼を支えられる風呂所得があること…そんな素敵な関係が築けるはずです。私もそうありたい!

お金哲学カテゴリの最新記事