収入が増えても支出は増やさない。浪費を治す5つの約束

収入が増えても支出は増やさない。浪費を治す5つの約束

浪費家だった時代を考えると、自分の収入が増えたら「お給料も上がったし、何買おうかな〜」と思っていました。もちろんそれは正しいしですが、ずっとその生活を続けていたら一生貯金はできません。貯金しないで老人になり、それでもずっと働き続ける生活をあなたがしたいのであれば止めません。でも多くの人は、経済的に自由になって、時間と行動を自分の好きなことに使いたいと思うのではないでしょうか。

浪費家だった時代をふりかえってみた

海にいる女性

きちんと家計簿を管理するようになって、支出と収入を把握することができて、貯蓄が増えていきました。それまでの私は、それはそれはひどいもので、浪費家レベルMAXだったので、素晴らしい進歩です。

今、私のマネーフォワードには、1435万円の資産があります。そのうち、1100万円は、相続したものなので私の努力ではありません。でも335万円は、この1年半で自分で努力して貯めて増やしたものです。

正直、自分でも経ったの1年半で300万円以上の資産が増やせると思っていませんでした。そのほとんどは、働いてもらった給与の貯金です。配当金や株の売買益はまだまだ微々たるもの。

浪費家だった私が貯金できるようになったのは、2つの理由があります。

①支出を管理すること

②収入が増えても支出を増やさないこと

とくに①は、他の記事でも触れていますので、この記事では②について詳しく書きたいと思います。

▼浪費OLの6つの習慣

収入が増えたら…

女性

  • 新しい服を買おう!
  • 広い家に住もう!
  • 家電を買い換えよう!

そう思う気持ち、とてもよくわかります!!

お給料は、自分が頑張って働いたバロメーター。収入が増えたら、その分自分へのご褒美を買ってあげたいですよね。でもちょっと待ってください。そのご褒美、本当に欲しいものでしょうか。

私は、20代の頃、とにかく昇給すると、服を買い、広い家に住み替え、まだ使えるスマホを新しい機種に変え…と浪費の限りを尽くしてきました。一時期、クローゼットはパンクして、部屋が洋服だらけになったこともあります。ブランドバッグを買いすぎて、給料日の翌日にクレジットの引き落としで、銀行の残高ゼロになったこともあります。(それでも生きてたからある意味スゴイ)

物を買うことでストレスを解消していた

洋服スタイリスト

20代の私が順調に昇給していた理由は、がむしゃらに仕事を頑張っていたからです。仕事がとにかく忙しく、でも全部に対して100%全力でした。そのおかげで、周りのスタッフから信頼していただき、さらにお仕事が増える。もちろんその分収入も増えますが、ずっとその循環をたどっていたのです。今のお給料がもらえるのも、その頃頑張った賜物だと思っています。

しかし、それだけ仕事にかけている時間が長いと、ストレスは半端無い。それを買い物で消化していたと今となっては思います。でもストレス解消のための買い物は、家の中に使わないものが増えていく結果に…。さらにストレス溜まるんです。

浪費をやめたら、人生変わった!

考える女性

そんな10年間の浪費人生を経て、30代でお金の管理を学んだ私。収入と支出のバランスを極めて、2019年は175万円の貯蓄に成功しました!

今までよりも

  • 自由な時間が増え
  • ストレスが減り
  • 家の中がすっきりとして
  • 欲しいものが欲しい時に買える

という、自由な人生を謳歌しています。たった1年で、人はこんなに劇的に変われるんだなと実感して、浪費をやめた自分に心からの有難うを贈りたい気持ちでいっぱい!

この経験を経て、私は浪費に苦しむ人の役に少しでも立てたらなと思っています。

▼浪費家が1年間に175万円貯めた方法

お金を貯めるたったひとつの方法

叫ぶ女性

お金が貯まるのは、

収入>支出

になること。たったそれだけです。収入と支出の差分が大きければ大きいほど、お金はたまります。この簡単な仕組みさえ理解すれば、お金は必ず貯まるはずです。

収入も増やすことも大切ですが、支出を最適化することも重要。日々、ストレスを感じないだけの節約方法を見出す必要があります。

浪費を治す、5つの約束

女性の医者

支出よりも収入が多ければ、お金はたまる。なるほど。とても簡単そう。しかし、そう簡単には浪費は止まりません。浪費こそが、支出を増やし

「収入-支出=貯金」

を減らしてしまうのです。

浪費していることは、当の本人は気がつかないかもしれません。私は気がついていませんでした。でも、収入と支出がイコールで、貯金が増えない人は浪費している可能性大です!

私が浪費をやめられるようになった過程で、考え方が変わったことがあります。それらを受けて止めて、自分の中で消化できれば浪費行動が静まっていくかもしれません。

周りと比べるのをやめる

浪費家がものを欲しくなるとき、それは周りの人からの影響もあります。

  • 欲しいものを見つけてしまう
  • 友人が持っているから欲しい

前者は、インスタグラムが最たるもの。インスタで可愛いものを見ると、どうしても欲しくなったりしてしまいます。

後者は、周りの友人がみんな持っていると、自分にも必要に思えること。友人たちは持っているのに、自分だけ持っていない…買う…。友人は飲みに行っているから自分も飲みにいく。どんどんお金が消えていきます。

付き合う友人を変える

浪費家の友人とつるんでいると、同調して自分の行動も浪費家傾向になります。

逆に、お金を使わない友人と一緒に行動してみると、新たな発見が多々あります。ランチハイ弁当持参だったり、飲みに行かずまっすぐ家に帰ったり、事あるごとにカフェに入ろうとはしなかったり。

私は、浪費家の友人が多かったので、普通のOLの友人との付き合いが増えるにつれて、自分がいかに異常だったのかを知りました。そして、付き合う友人の行動に自分が引っ張られていくのがわかりました。

これ、特におすすめです。

お金を使うより知恵を使う

お金を払えば、なんでも叶う便利な時代。自分にルールを課して、知恵で解決することを考えてみましょう。

例えば…

  • お酒が大好きなら、自分で梅酒を漬けて、外に飲みにいく回数を減らす。
  • 毎日違う洋服を着たいなら、着なくなった服をメルカリで売る。
  • 美味しいご飯が食べたいなら、YOUTUBEで調べて自分で作る。

などなど。なんでも知恵を絞って時間をかければ、叶えることができます。お金を使わなくても!そうすることでスキルも身につきますから一石二鳥です。

自分の老後を具体的に想像してみる

このまま貯金ゼロで老後を迎えた自分の人生を想像してみてください。

今の仕事はそのまま続けられますか?

続けられたとして、体の調子は大丈夫でしょうか?

もし病気になってしまったら?

貯金もなくて、病気になって、お金がなくて病院にも行けない。

そんな老後が、待っているかもしれません。それでも、あなたは今その服を必要としていますか?そのバッグ、買いますか?

こんな自問自答をしてみます。背筋がゾッとして、効果覿面です(笑)。

買い物は1週間、悩んでから買う

それでも買いたいものがある場合は、最低でも1週間は悩みましょう。買うことを想像しながら待つ1週間です。

このバッグを買ったら…

  • どうコーディネートするか。
  • どんなところに持っていくか。
  • どこに収納するか。

など、ポジティブな想像です。毎日その想像をして、自分の生活が豊かになるなら、それは買うべきものです。思い切って、ポチッとしましょう。

でも、想像していくうちに「ん?意外とコーディネートしにくいかも?収納場所もないな」など、不安要素が上がってきたら、クールダウン。もう1週間、考えましょう。その間に忘れたら、買わなくてよかったものです。

まとめ:浪費は病気。早めの完治が自分の人生を救います

老婆

浪費は、病気だと私は思います。少し前まで、浪費家だった頃を振り返ると、買い物依存症だったんじゃないかな〜と思うほど。でもその病気は、自分次第で完治します。

日本ではお金のことを勉強する機会がありません。大人になって、自分で勉強したり、積極的に学びにいかないと情報がないのです。知らないまま過ごしてしまうと、必ず損をします。知らないことは、罪じゃないけど、損するようにできているのです。

毎日、好きなものを買って、幸せならそれでいいと思います。でも買っても買っても幸せな気持ちにならないなら、それは浪費という病気。きちんとその事実に向き合って、お金のことを勉強しましょう。

▼私が影響を受けたお金の本

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