投資を始めて3年の私が、物欲がなくなり、欲しいものが”株”になるまでの話

投資を始めて3年の私が、物欲がなくなり、欲しいものが”株”になるまでの話

コロナでステイホームのため、家でゆっくり過ごす時間が増えました。もともと超浪費家だった私。4月はたっぷりお金を使ってしまいました。反省して、今は節制に努めているしだいです。とはいえ、昔は収入=支出で残金ゼロを貫いてきたので、これくらいでは「浪費」と思っていなっかったので、物欲が薄れてきているのだなと感じて、心境の変化を綴ろうと思いました。

投資を始めて3年の私の紆余曲折

寝転ぶ女性

2017年にiDeCOで投資デビューし、2018年に初めて個別株を取得しました。投資歴はまだ3年。最初の1年は、投資とも言えない悲惨な1年でしたが、2020年になって資産が着々と積み上がっています。

ここまでくるのに、紆余曲折ありました。

「お金が貯まらない!」

「投資したくても資金がない!」

というかた。

めっちゃ、気持ちわかります!!!

私もそうでした。最初の1年は投資をしたくても、積み立てした投信を切り崩すような日々で、全く資産は増えませんでした。でも1年間格闘した結果、昨年は1年で175万円の貯蓄に成功しました。

投資を始めたのは老後資金確保のため

老人

最初に私が始めた投資は

iDeCO

でした。会社の制度でiDeCOの存在を知り、調べていくうちに運用が

投資信託

であることを知りました。節税にもなるし、iDeCOを始めてみようと思い、其の流れで投資信託を勉強して、どの商品を買うべきか吟味しました。

会社のDC制度は、上限額は23000円ですが、購入できる銘柄が少なく、もともと銀行口座を持っていたSBIで証券口座を開きiDeCOを12000円でスタートしました。

始めてみたのはいいものの、

「老後のお金って足りるんだろうか」

「これから仕事もどうなるかわからないし」

「結婚もするかわからないし」

と、不安いっぱいで、自分でシミュレーションしてみることにしました。

12000円を毎月30年間、年利3%で運用できた場合、iDeCOで貯められる(はず)の金額は…

積立金:432万円
節税額:86.4万円
運用益:267万円
合計:785.4万円

でした。

今の生活を考えると老後2年分にしかなりません。年金がもらえたとして、年間100万円ずつ不足分を追加すると8年でショートします。人生100年時代、乗り切れるのだろうか…。

不安…。

ここで初めて、貯金しないといけないと気がついたんです。もう30歳過ぎて…。遅い…。

投資信託の積み立てを始めるが…

女性がお金を持つ

生活は変わらないまま、不安に背中を押されて、投資信託の積み立てを始めます。まだつみたてNISAがなかったので、SBI証券で、毎月一定金額を買い付ける方法です。

冒頭にも書きましたが

「生活は変わらないまま」

というのがポイント。つまり使うお金は変わってないのです。でも強制的に口座引き落としだからと油断していました。2ヶ月で資金がショート。引き落としできず、積み立て不成立&iDeCOも引き落としできず…ということを経験しました。

そう、支出を管理していないので、いつも通りお金を使い、投資に回せるお金が全くなかったのです。クレジットカードの引き落としができなくなってしまうので

投資信託の一部解約→現金を手に入れてクレジットカード支払い→積み立て→一部解約 …

というループを繰り返して、投資信託積み立ては、一向に増えませんでした。

1年後、個別株デビュー

ベッドに寝転ぶ女性

投資信託が増えないまま、2018年12月にもらったボーナス(まとまった現金)で、個別株を初めて購入します。優待名人の桐谷さんを『月曜から夜ふかし』でみて、「株を買うと、ものがもらえるんだ!」と思って、気軽な気持ちでスタートしたのを覚えています。投資信託を積み立てていたので、証券会社の口座も持っていたのも気軽でよかったです。

初めての保有はライザップ。今では風前の灯ですが、カタログギフトが欲しくて、ポチりました。

配当金の存在を知る

ショックな女性

ブログや経済の本を読み始めて、配当金の存在を知ります。そこで初めて、”不労所得”という概念を手に入れます。お金に働いてもらうという概念自体が目から鱗!

そこで思うところがありました。

私は、今までお金はものを買うためのものだと思っていた。

でも、お金は働いて私のお金を増やしてくれるものでもあるのだと。

お金の使い方はその人次第。ブランドバッグを買って、流行りの服を着て、最新コスメを買うことで、毎日仕事をして時間を奪われることが自分にとって本当に大事なことなのだろうか…。そう考えるようになりました。

これによって私は、今まで「自分がお金のために働き、自由な時間が少ないことは当たり前ではない」ということに気がついたのです。

よし!私の代わりに働いてくれるお金を作ろう!!

これが私の人生を大きく変えるきっかけになったと言っても過言ではありません。着飾ること以上の目標を見つけたのです。

支出管理をスタート

花畑の少女

お金が働いてくれる環境を作り、老後にお金の心配をなくす上で、必要なことは

働いてくれるお金を集めること。

お金を集めるためには

  1. 収入を増やす
  2. 支出を減らす

の2つしかありません。1は、昇進か副業。ちょっと時間がかかるので、まずはお財布にあいた穴をふさぐ2の支出管理から始めました。

2019年1月から3月までの3ヶ月間、自分の限界まで支出をおさえる「3ヶ月節約チャレンジ」を実行したのです。

▼3ヶ月節約チャレンジの結果

その結果、3ヶ月で50万円の貯金ができたのです。びっくり。ボーナス月でもないし、それまでは行ってきた分、全て使っていた私が。

ちょっとずつ節約するのもいいですが、こうやってドメスティックに支出をスパッと経ってから、本当に必要なものだけ戻してみるのもおすすめです。これによって、私は価値観がガラリと変わり、2019年は1年間で175万円の貯蓄に成功しました。

▼私の人生を変えた1冊

貯まったお金を投資する

女性

ある程度、お金が貯まったので、2019年春頃から、本格的に個別株への投資をはじめました。もともと現金と積み立て型の保険が約1100万円分生前分与されており、ないものとしてほったらかしているので、生活防衛資金は十分。自分で貯めた余剰資金は全て投資することにしました。

浪費グセが投資にも出て、2019年は目標の配当金利回りを達成できず、優待株を増やす結果になりました。

配当金・株主優待をもらって、欲しいものが「株」になった

3本のカーネーションと手紙

投資を始めてから、3-4ヶ月後から、優待や配当金入金のお知らせが届き始めます。

「自分が働いてないのに、お金がもらえる!」

「株を保有しただけで、エステが受けられる!」

という成功体験によって、投資への情熱が高まります。保有株を増やせば、収入が増えて、労働リスクを減らすことができます。そして、当初の目標だった老後の安定に一役買ってくれるのです。

不安を払拭すべく、自分の老後をシミュレーションしてみました。

▼老後をシミュレーションしてみた

頑張れば、年金+配当で月24万円の収入を得ることが可能そうでした。これは、資産を消費しない形なので、100歳まで生きても120歳まで生きても大丈夫!

ちょっと安心…。

継続可能なライフプランは、貯金だけではなかなか作れません。でも投資をうまく活用すれば、お金が働いてあなたの代わりにお金を稼いでくれるのです。

こんな方法があるなんて、知らなかった。でも30代前半で知れてよかったです。本当に。

まとめ:浪費以外の目的ができれば物欲がなくなる

森で花火をする2人の女性

物欲は、抑えがたい欲求のひとつです。もし浪費が止められず困っている人がいたら、物欲を抑えるのではなく、他に目的を持つことをお勧めします。目標を立ててそれに対するロードマップを描き、遂行する。これを進めていけば、資産は必ず積み上がります。

目標がわからない、漠然と不安、というかたは、私がシミュレーションした配当金生活をみてみてください。これだけ頑張れば、60歳以上で働かなくていいとか、40歳でニートになれる!とか想像するだけでも楽しいですよ。

▼配当金生活をシミュレーションしてみた

お金の考え方カテゴリの最新記事