超浪費家だった私が年間175万円の貯蓄できるようになった方法

超浪費家だった私が年間175万円の貯蓄できるようになった方法

2017年までの自分を振り返ると、なぜ生活できていたのかと不思議なほど浪費家でした。欲しいものはポチッとすぐ購入。仕事でファッションブランドの展示会に行くとすぐつける(予約する)。サンプルセールで買い放題。

そんな浪費家のお手本みたいな私がこの3年間で、きちんと貯蓄ができるようになったのは、とにかくお金のことを勉強し、学んだことを実行し、それをただ愚直に繰り返してきたからにすぎません。

超絶浪費家だった私のはなし

買い物する女性

36歳にして、貯蓄できるようになった私。決して褒められるものではありませんが、どれだけ浪費家でも貯蓄できる体質になれるのを身を以て証明したと思っています。

▼浪費家だった私の12年間

33歳で今の職場に転職するまで、とにかく私の人生はファッション一色でした。仕事もプライベートも、私の人生はとにかくファッションに侵食されていて、夜中も休日も仕事をして、たまの休みには仕事関係の人(ファッション関係者)と過ごす日々。周りにいるのは、ファッションアディクトばかりだったので、自分の支出が異常だなんて思いもよらなかったのです。

いまの職場に転職した時、自分が異常だということに気がつきました。33歳まで私は給与のほぼ全てをその月のうちに消化していました。貯金はほぼゼロ。このままではヤバイ!と気がついて、お金の勉強を始めたのです。

2017年秋、私はお金のことに目覚めはじめました。

2018年、お金の勉強と実践と失敗を繰り返しました。

2019年、目標を定め貯蓄と投資を進め、年間175万円の資産増加に成功。

どんなに浪費家でも、3年で人は変われます。今では貯蓄や投資をしてお金を増やすことの喜びを知っていますし、2017年以前に比べて支出は減りましたが生活は豊かになっていると感じています。多すぎる浪費は人生を豊かにしないというのが今の私が思うことです。

3年間の全支出と節約して変化した品目

2017-2019年の支出内訳

2017年から2019年の3年間の全支出をグラフ化しました。2017年の支出がどれだけヤバイのかわかりすぎて怖いほどです。

  • 青:2017年(家計改善前)
  • 赤:2018年(家計改善開始&苦戦)
  • 黄:2019年(家計改善成功)

一番わかりやすいのが衣服・美容です。2017年の私、何着服を買っていたんだろう…。

衣服・美容

支払い

衣服・美容 132万円→23万円

2017年の私の支出品目No.1は、衣服&美容でした。恐ろしいことに、たったの1年間で132万円を洋服と美容のために使っていました。1ヶ月10万円以上ですね…。ヤバイ。しかし、おそらく2016年以前はさらに使っていたと思います。マネーフォワード以前なので、その金額を目にしたことはありませんが…。

2018年の私は、とにかく衣服にかける金額を下げる努力をしました。70万円まで下げることができたのですが、2019年にはさらに下げて23万円になりました。3年間で109万円の削減に成功したんです!

ファッションアディクトだった私が、この節約に成功したのは2冊の本のおかげです。

▼『服を買うなら、捨てなさい』で着回しの呪縛から解かれた

▼服を買わないために読んだ本

この2点が私の洋服代を大幅にコストダウンしてくれましたもし、洋服を買うのがやめられなくて悩んでいる人がいたら、ぜひこの2冊を読んで欲しいです。

①今持っている服で十分
②毎日違う服を着る必要はない

▼これ以上不要な服を増やさない方法

食費

ワインとストロベリー

食費 91万円→48万円

こちらもヤバイことに2017年の私の食費は91万円でした。どんだけ食べるんだ、ひとりで。この頃は高級スーパーでオーガニックの野菜を購入したり、スパイスにはまったり、お金をかけている感覚はなかったのですが、ちりも積もればなんとやら。

食費について、私が改善したのは一体いくら使っているのかを把握することでした。一般的な一人暮らしの食費と比較することで、私の食費は3年後に約半分になりました。

①毎週、マネーフォワードで食費を確認
②平均値と比較して使いすぎない

交際費

飲み会とワイングラス

交際費 8万円→24万円

2017年から2019年で爆増した交際費。これは、経費で飲み食いできなくなったことが大きな要因です。しかし2018年には47万円にまで跳ね上がっていた交際費。理由は明白。お酒が飲めるようになってしまったのです。34歳にして。美味しいご飯と美味しいお酒。それらを楽しんだ1年でしたが、2019年は不要な飲み会を回避。

女友達と定期的にご飯に行っていましたが、ウォーキングやジムに一緒に行くようになりました。そうすれば、飲食代はゼロ。外をウォーキングすれば、コストはゼロですが、おしゃべりはできるし、脂肪は増えないし、一石二鳥でした。

また、ご飯に行く時にはサイゼリヤや串カツ田中を利用したのもポイント。本当に行きたいお店なら高価なお店でも惜しみなく支払いますが、女同士ならおしゃべりできればどこでもいいものです。コスパ最高で何時間でもいられるのでサイゼリヤは最高でした。

①女友達との飲み会はウォーキングに変更
②外食はサイゼリヤか串カツ田中を活用

通信費

パソコンとスマホを操作する女性

通信費 23万円→13万円

2017年後半、私は格安simデビューしました。1万円以上支払っていた携帯代が2000円ほどになりました。

2017年に23万円も支払っていましたが、2019年には13万円になったので10万円の節約ができるようになった計算です。格安simって本当にお得。

▼累計21分で格安simに変更完了

2018年9月〜2019年10月は、apple watchの分割金を支払っていましたので、2020年はもっと通信費が安くなるはずです。おそらく今の半分ほどに。

携帯は絶対に格安simがお得

こうして浪費家は年間175万円の貯蓄に成功

女性

3年間の支出の軌跡を見てみると、本当に自分が浪費家だったことを実感するとともに、どんなに浪費家でもきちんとお金の勉強をして、実践し、継続すれば、貯蓄ができるようになるのだと感動します。

支出を減らすためには、とにかく積み重ねが大切です。

2018年、洋服代を減らそうと努力しましたが、買えないストレスで、1ヶ月我慢したら翌月は反動でたっぷり買ってしまう…というリバウンドを繰り返していました。なかなか減らない支出にイライラしながら、いろいろな方法を試し、本を読み、そしてある時パタリと、その欲がなくなる瞬間がきました。それ以降は、物欲の波が小さくなり、今では1ヶ月間洋服を買わなくても「あ、そういえば、買ってないな」程度にしか思わなくなってきました。

自分の成長が愛おしい。物欲スイッチをオフするために必要なことは、人によって違うと思います。でも必ずオフするスイッチはあります。自分にとってそれがなんなのか、探すのに私の場合は1年かかりました。

不要なものを買わず、ひたすらに貯蓄するのは、時にはストレスの溜まる行為です。だからこそ、私は投資にハマったのだと思います。

浪費家は、お金を貯めるのが苦手です。

なぜなら、お金を使うことに喜びを感じるからです。ですから、私は個別株を購入することを目標にしています。ただ、お金を貯めるだけだと挫折しがちですが「株を買う」ためにお金を貯めることはできるからです。

欲しい株を見つけて、お金を貯めて買う。

洋服や化粧品を買うように、株を買うのです。そのために、コツコツと小さな貯蓄を繰り返します。2019年は1年間に175万円もの貯蓄が成功しました。これは浪費家の私にとっては奇跡だと思っています。

まとめ:どんなに浪費家でも積み重ねれば貯蓄体質になれる

浪費は、なかなかやめられません。しかし、どんなに浪費家でも節制を積み重ねれば貯蓄体質になれます。こんな私だってなれたのですから。

しかし生活は惨めになっていません。むしろ心は満たされており、毎日楽しく暮らしています。これほど幸せを感じ続けている日々は、就職してから初めてかもしれません。

3年でこれだけの貯蓄ができたのは、大きな自信になりました。そして、今後もこのペースを保ち続けられたらと思っています。

2020年、私にとってどんな1年になるかはわかりませんが、

  • 節制して
  • 貯蓄を増やし
  • 投資を積み上げる

これを愚直に繰り返していくのみ。今の楽しみは、株主優待でランチを楽しんだり洋服を買ったりすることです。来年は一体いくらの配当金を積み上げて、どんな優待を手に入れられるか、楽しみで仕方ありません!

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