浪費家はすなわち、物持ちです。3年前まで、私の家には大型クローゼットの他に2つのハンガーラックがありました。この3年で、クローゼットの中に洋服をとどめておくことに成功し、ハンガーラックはすっぱり断捨離できました。
するとやってくるのは、毎日快適な生活。ものが少ない家で生活すると、こんなに便利なのか!と感動して、年に1回、年末には大型断捨離を始めました。
整理整頓を年末にするとスッキリする
ハードワークだった頃、年末はとにかく仕事が忙しくて、大掃除なんてしたこともありませんでした。年末年始の休暇があるために、12月はフルスロットルで土日もなく働いて、気がつくと大晦日。乱れきった部屋で年を越すこと10年以上。
ここ3年ほどは、仕事で年末を意識することもなくなったので、12月は「整理整頓の月」として色々な整理整頓を進めています。
1年に1回ですが、整理整頓すると…
- いつもの掃除が楽になる
- 生活しやすくなる
- お金がたまりやすくなる
という効果を感じています。気づかぬうちに非効率的なことを積み上げてしまっている可能性があるので、年末はそれらを一掃してフラットに自分の生活を見直してみる必要性があるのです。
年末にするべき整理整頓
年末の整理整頓の目的は、
自宅にあるものが今の自分の生活にフィットしているか?
を確認する時間でもあります。自分の生活に合わなくなったものは捨てたり譲ったりして、必要あれば新しいものを買い足します。ものが古くなったから、ものが壊れたからといって新しいものを買うのではなく、あくまでも中心は自分の生活。生活に合うか合わないかでもの選びをすることが重要なのです。そうすれば自ずと必要なものが見えてきます。
ストック食材の消費
いつか食べようとストックしているインスタントラーメンや永遠に冷凍庫の中にある残り物のご飯。これらは年末のうちに全て始末します。会社に持って行ってランチにしたり、夜ご飯でアレンジしたり。
まだ賞味期限が残っていても食べないと思ったら、「ごめんなさい」と思って捨てます。以前は賞味期限があれば残していましたが、1年後同じ食材と顔を合わせることになることがわかったので、去年からそうしました。すると、キッチンにスペースが生まれて、自分が好きな食材や新しいスパイスをゆとりを持ってストックできるようになります。
消費するコツは、食材を選別して消費すると決めたものは、まとめてキッチンカウンターに出しておくこと。
12月の頭から始めておけば、月末にはなんとか消費できるはずです。節約にもなって一石二鳥。
食器の取捨選択
同じくキッチンの整理整頓で大切なのが、食器の取捨選択です。自分の好きな食べ物や得意料理が変わると必要な器が移り変わります。以前はよく使っていたマグカップも、最近出番がないなら断捨離のタイミング。器は割らない限りエンドレスに増えていきますので、年に1度、今使っているかどうかを判断する必要性があります。
不要な食器は、容赦なく処分!
必要ない食器がなくなると、戸棚が使いやすくなって料理の効率が上がります。これは間違いない。
クローゼットのパトロール
これは私にとっても最も必要な整理整頓です。今は服の量が格段に少なくなりましたので、整理しやすいのですが、以前は全ての服をクローゼットから出すと2日間は身動きが取れないほどでした。
多すぎる服は、幸せになれません。
大抵の人は、その服を持っていることを忘れて、結局お気に入りの服ばかり着ているからです。私自身もそうでした。1年間、気なかった服はメルカリやラクマで処分します。発送が面倒だったら近所のフリマに参加して、一気に売りさばいてもいいと思います。
着回しをやめて、好きな服を毎日着る
これも私の着道楽人生を変えました。好きな服を毎日着れば、自ずと洋服の量は減っていきます。それ以外の服は、他の誰かに譲りましょう。好きでもない服が毎日一定スペースを陣取っていて、その分家賃を支払っていると思うと手放せます。
▼着回しの呪縛を解くと得する
靴のメンテナンス
洋服と違って靴は痛みが顕著です。また、じっくりと覗きこむことがないため、気がつくとお気に入りがボロボロになっていることもよくあります。
年末には、靴箱から全ての靴を出して、1足ずつチェック。
- 底がすり減っていないか
- スニーカーに穴が空いていないか
- 白のスニーカーが黄ばんでいないか
- ヒールが痛んでいないか
など。修理できるものは自分で修理しますし、キャンバススニーカーは洗います。それでも見た目が汚いなと思うものは、潔く捨てます。
汚い靴はそれだけで不潔に見えるます。
新しいスニーカーを買いましょう。
ヒールやパンプスは、ゴムが取れていないかやサイドが擦れていないかなどを見つつ、今の足の形にあっているかもチェックします。しばらく履いていないと自分の足に合わなくなって、歩けないなんてこともよくあるので必要な確認です。
家具の断捨離
ものが少なくなったら、それらを収納していた家具の必要性もゼロベースで考え直します。そうしないと、その家具を埋めるためにまた何かを買うという負のループが始まってしまうからです。
私はこの3年で
- ハンガーラック2台
- 大型空気清浄機1台
- 本棚2つ
- 大きめベッド1台
- 人をダメにするソファ1つ
これらを処分しました。ジモティで引き取りにくれればタダでお譲りしますし、引き取り手が見つからなかったら、粗大ゴミで処分します。
ものを減らして必要なくなった家具はこちら。
- ハンガーラック→服の量を減らして純減
- 本棚→本をデジタル化して純減
洋服と本は断捨離の成果で、部屋がものすごく広々しました。
スペースの最適化を行い、新しく買い替えたものもあります。
- 大型空気清浄機→小型タイプに買い替え
- 大きめベッド→小さいタイプに買い替え
- 人をダメにするソファ→小型マッサージチェアに買い替え
小型のマッサージチェアは、スペース的には変わりませんが、生活の質が大幅に向上しました。
ものの断捨離のあとは、家具の断捨離。
そうすることでものが減ったままの部屋がキープできます。
家電の断捨離
できればこの機会に家電の断捨離も進めましょう。実際使っているかどうかを吟味して、捨てたりジモティで処分したり。新しい型に買い替えが必要なものもあるかもしれません。ついでにメンテナンスしてあげることも重要です。
不要な家電は、不要に家を占拠して生活の質を下げます。
大型家電は頻繁に断捨離や買い替えするものではありませんが、小型家電は意外と必要です。昔のデジカメや使っていない携帯端末は適切に処理しましょう。家電を買うたびついてくるケーブルも同様です。同じものは2種類までと決めて他は捨てたり譲ったりしましょう。
お金の整理整頓
お金のことをまとめて、最適化するのも年末にすべきタスクです。
- 銀行口座の断捨離
- 投資信託積立の見直し
- iDeCOの投資信託の見直し
- 個別株の損だし
毎月チェックする必要はないと思っていますが、
年に1度はしっかり自分の資産運用がうまくいっているかを確認すべきです。
銀行口座の断捨離は、今年すべき大型の整理整頓です。必要な銀行口座以外はクローズしてスッキリしましょう。銀行口座を持っているだけでお金がかかる時代はすぐそこです。
また、積み立てている投資信託やiDeCOのリバランスも行います。来年の積立金額を再考し、必要あれば現在積み立てている分の売却も行いました。
個別株の損だしは、未経験ですが、節税に効果的です。
まとめ:新年をスッキリ迎えるために
全ての整理整頓をやり遂げると、心の底からスッキリ!清々しい1年が始まります。いらないものを処分するだけ、と思いますが、そうすることで自分の生活がスムーズになり快適度が上がり満足度が高まります。つまり幸福度が高まります。
数年前、仕事に追われて1年の節目も考えたことがなかった頃、私の生活はとにかく面倒で家に帰っても寝ているだけ。生活の質をあげようなんてこれっぽっちも考えていませんでした。生活が整理整頓されていないと不思議とお金も整理整頓されていなくて、全くお金はたまりませんでした。家を綺麗にして必要なものだけにしたら、不要な出費が減って、お金が貯まり始めました。
今年もスッキリ断捨離をすすめて、来年もお金がたまる生活を維持したいと思います。