資本主義において、3つの立場があります。労働者・経営者・投資家です。無思考に就職すると、永遠に労働者もしくは経営者になれる一握りの人が生まれますが、本当に自分がそうなりたいのかをしっかりと自分の頭で考えるべきです。
学校では労働者になることしか教えてくれない
『金持ち父さん 貧乏父さん– アメリカの金持ちが教えてくれるお金の哲学』を読んで、私が最初に驚いたこと、
労働以外にお金を得る方法がある
という事実でした。
これは、学校では絶対に教えてくれなかったことです。お金を稼ぐには、汗水垂らして働く必要がある。労働者になるための教育を行っているのが学校です。
労働者の中で格付けしあうだけでは金持ちになれない
- アルバイト
- 派遣社員
- 契約社員
- 正社員
私は正社員として、上場企業で働いています。チームには、アルバイト、派遣社員、契約社員の20代女性が多くいます。彼女たちは私の立場を羨ましがり、しかし挑戦はしません。もっと給与を上げて欲しいとか、正社員になって安定したいとか、言うだけ言って何もしません。無思考で
正社員=安定・給与が高い
と思っているやばさもアレですが、私は正規も非正規もそう変わらない。なぜなら共に会社にとってイチ労働者でしかないからです。
正社員もアルバイトも結局は、会社で働く労働者である
狭い世界で見ていると、今の日本で正社員は比較的安定的に賃金を得ることができます。でも、私は投資をするようになってから特に、
「とはいえ、会社にとってイチ労働者でしかない」
という考えになりました。なぜなら、正規も非正規も労働者全体の給与はここ10年横ばい。配当金は右肩上がり。
▼経営者の立場に立ったら給与がそうそう上がらない理由がわかった
どんな雇用形態であれ、従業員はただの労働者でしかないのです。
あなたはどうなりたいのか?
私たちは、小さな頃から
労働によって賃金を得て生活すること
をベースに教育を受けてきました。その労働方法を学んできたのです。でも実は資本主義には、労働者以外にもお金を得る方法があります。全てを知った上で、自分がどうありたいのかを考えるのが、納得度が高いのではないでしょうか。
労働者
経営者から与えられた仕事をして、給与を得るのが労働者です。
雇用形態に限りませんので、
- アルバイト
- 派遣社員
- 契約社員
- 正社員
上記は全て労働者になります。日本の成人で最も多いのが労働者であることは明確です。
労働者は会社や契約に縛られており、労働に対する対価として賃金を受け取ることができます。その分自由は少なく、ルールに沿った労働を行う必要があります。ルールとは就業時間や就業内容など、時間や行動を縛られることが多いです。
労働者のメリット
安定的な賃金がすぐに手に入ることが大きなメリットです。自分自身に優れた能力がなくても、会社のシステムの中で労働に対する対価としてそれなりの賃金が与えられます。
労働者のデメリット
大きな収入が得にくいのが労働者のデメリットです。仕事で大きな成果を上げても、それが全て労働者のものになるわけではありません。経営者やその会社の株を持つ投資家たちに利益を吸い取られます。労働者から大金持ちが出にくいのはこのためです。
経営者
労働者に働いてもらうことで、利益を得るのが経営者です。
労働者は会社のルールに縛られていますが、そのルールを作るのは経営者。時間や就業内容に対する自由と責任を持っています。
経営者のメリット
自分の考えるビジネスを実現できるのが経営者のメリットです。労働者でいると経営者が敷いた会社のルールに従う必要がありますが、経営者は自分が信じるビジネスルールを全うすることができます。
経営者のデメリット
起業しても食べていけるだけの収入が得られるかどうかは、全て自分次第。仕事が取れなければ、給与もゼロです。生活に困ることもあるかも知れません。安定的な収入が得られるようになるまで数年かかる可能性もありますし、花開かないと言う最悪の事態も考えられます。
投資家
お金に働いてもらうことで、お金を得るのが投資家です。お金のために働く必要がないので、時間が自由。
投資家のメリット
自分自身が働くことはないので、自分の時間を好きなように使えます。これは大きなメリットで、労働者が1日8時間働いている時間、本を読んだり海外へ旅だったり、とにかく好きなことができるのです。
投資家のデメリット
元本がないと投資はできません。お金がないと投資家にはなれないのです。
また、投資先が失敗した時に投資金を失う可能性もありますし、市場が悲観ムードだと元本が減ったり配当金が減る可能性もあります。
まとめ:労働者でお金を稼ぎ、投資家比率を高め自由な時間を増やそう
労働者として働くことで、定常的に収入を得ることができます。それを全て使ってしまうと、一生労働者として働くことになるでしょう。そう言った人生もいいかもしれません。でも私は、もっと自由な時間を持って好きなこともやりたいと思っています。
労働者としてお金を稼ぎ
貯蓄を進めて
投資家として不労所得を増やす
このステップで、投資家への道を進み、自分の時間を自分で好きなように使えるようになれたらいいなと私は思います。