コロナ対策で、各国政府はお金をばらまいています。人の命に関わるし、必要なことかもしれませんが、この原資ってどこからくるのでしょうか。
そう、税金ですよね…。
これから確実にやってくる大増税時代を乗り切るために今私たちは何を準備しておくべきなのでしょうか。
コロナ後、世界は大増税時代へ
コロナパニックから、一旦は冷静になったかのような5月末。第二波、第三波の心配は残っているものの、株式市場はアゲアゲ。もうコロナなんてなかったかのように、元どおりになりつつあります。
これが本当に続くのか。
実体経済もついてくることを祈っていますが。
しかしながら、すでに多くの政府が経済対策や給付金でお金をどんどん配っています。
日本もそのうちのひとつ。給付金を配れーってワイドショウではわめいていますが、その原資、どこにあるんでしょ。日本は借金まみれだから増税しました。配るものなんか、本当はないはずですよね。どこにあったんだろう、何兆円。
中央銀行はお金をどんどん作り、国に貸す
その答えは
中央銀行
にありました。中央銀行は、世界各国にあり、日本だと「日銀」アメリカは「FRB」です。彼らはお金を刷ることができる唯一の機関。そう、ゼロから自国のお金を増やすことができるのです。自国通貨を増やして、国に貸していて、それを原資に政府は経済対策や給付金を配っているのです。
上記のグラフを見ると、2020年にFRBの資産が急増しています。これは自分たちでお金を刷って増やしたからです。ポチッとやるだけなので、正直いくらでも増やせます。こわ。
いつかは返さなければならない
タダでお金を増やせるんだから、いいじゃんと思うかもしれませんが、中央銀行は、増産したお金を政府にお金を”貸している”だけ。国は、借りたお金をいずれは返却しなければなりません。
そう、いずれは…。
どうやって返すんだろう。
返すお金は、国民から徴収した税金…
政府がお金を集めるのは国民からです。そう、税金という名の下、中央銀行から借りたお金を返すために、せっせと税金を集めます。
日銀は、他の国よりも早くからこのシステムを導入していました。だからこその消費税増税でした。今回のコロナショックでまた負債が増えたので、近い将来また増税されることは間違いないでしょう。だってそれ以外に収入を増やす方法なんてないんだもの。
大増税時代に私たちができること
確実に大増税時代はやってきます。物価が上がらない代わりに、給与も上がらない。しかし税金は、どんどんあがっていく。日本は相対的に貧乏人になる時代が、もうすぐそこまでやってきているのです。
最初に増税の餌食になるのは会社員
歴史的に見て、最も税金を取りやすいのが会社員です。所得税・住民税は、給与天引きですから、とりっぱくれなくて、政府も安心。
また、医療・介護・年金を合わせた社会保険料率はすでに年々上昇中で、2022年度には収入の30%に迫る勢いです。
現在、500万円の場合、現在手取りは380万円。120万円は税や社会保険料ですが、さらにその割合が増えていき、手取りは減っていくでしょう。
ツライ。
会社員は累進課税ですので、稼げば稼ぐほど税金は高くなります。頑張って昇進しても、今後の大増税で努力に見合う手取りが手に入るかは謎。というか、確率低めです。
会社員でいる限り、税金はがっぽり取られていくので、それ以外の収入源を持つ必要があります。
これから成長する国へ投資する
副業もいいですが、大抵の場合本業と同じ経済圏から出られません。
リスクヘッジのためにも、今後
- インフレが期待できる
- 平均年齢が若い
- 人口が多い
他国に投資しておくことで、リスクヘッジができると思います。借金まみれの日本で、日本株を持っているだけでは、増税や不況の影響をもろに受けてしまいます。何事も分散が大事。
海外投資はハードルが高いですが、気軽に始められるのがETFです。ドルで購入でき、世界各国に投資することができます。そのため、私もドル積立をはじめました。
まとめ:自分の頭で考え、未来に備えて準備しておくことが大切
何かミラクルなことが起きない限り、これだけの支出をしている世界各国の政府は、近い将来増税するでしょう。日本ももちろんやるでしょう。その時、困らないように未来のためのお金とポジションを準備しておくべきです。
給付金の10万円。私は未来のために、全額投資します。私のために働くお金になって、来るべき大増税時代を乗り切る一助にします。
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