コロナショックは、これからどうなるのか。世界経済や通貨の行方は…。様々な投資家や経済評論家が未来を予想していますが、わかっていることはただひとつ。
未来のことは誰にもわからない。
ということです。そんな時に信じられるのは自分。そして、自分で考えるために、過去の成功者から学び、未来を切り開くことです。投資の成功者といえば、今世界の投資家たちが注目しているウォーレン・バフェットは外せません。過去の経済危機でバフェットはどう行動し、いかにして成功を収めたのか。過去から学び、未来に活かしましょう。
ウォーレン・バフェットとは
1930年、アメリカ生まれのバフェットは、音とし89歳。1954年からバリュー投資の父と呼ばれるベンジャミン・グレアムのもとで働き、グレアム投資のイロハを学んだ後、グレアムの引退をきっかけに地元にもどり投資会社を設立します。
億万長者への道を突き進み30代でミリオネアに、現在の資産は、821億ドル(2019年3月現在)。日本円にすると
9兆円を超え
世界第3位(2019年3月フォーブス調べ)です!国家予算並みですね。
▼ウォーレン・バフェットに関する7つの本
経済危機でバフェットがしていた3つのこと
ウォーレン・バフェット氏はこれまでの経済危機で、どう行動していたのでしょうか。例えば、1987年10月のブラックマンデー。そして、記憶に新しい2008年10月のリーマンショック。彼が行なっていたことは3つのことでした。そして、のちに彼はその行動によって資産を増やしています。
人が大胆な時は慎重になる
2020年2月20日時点で、日本経済新聞の記事に「株価水準が高すぎて投資することができない」というウォーレン・バフェットの発言が掲載されています。
2月なかばNYダウは2万9,000ドル台という過去最高の高値圏内を推移。この時点で、人々は大胆に株を買いあさっていて株価はどんどん高くなっていました。人が大胆に株を買っていた時、バフェットは慎重に見守っていました。
その証拠に、バフェット氏が経営する持株会社「バークシャー・ハサウェイ」は、2019年末の手元資金が14兆円。有価証券を売却し、現金化していたのです。
人が慎重な時は大胆になる
それから2週間後、URLによって株価が暴落。NYダウは2万9,000ドル台から2万5,000ドル台へ大幅値下がり!”株を持つのは危険”ということで人は市場から走って逃げ出しました。人々は投資に慎重になり、市場はガランとしています。
バフェット氏は、リーマンショックもブラックマンデーでも、市場から人が逃げ出しタイミングで、大胆に投資して成功しました。おそらく今もコロナショックで市場から人がいなくなるタイミングを見計らっているのだと思います。
現金にしがみつかない
現在14兆円もの現金を保有しながら、バフェットはあるインタビューで「現金にしがみつくことは愚かである」と発言しています。
向こう10年間では株式の価値は現金を上回り、その収益率は相当なものになるだろう。現金にしがみつく投資家はタイミングをつかめず、チャンスを失う。
ウォーレン・バフェット
収益を生まない現金を長期で保有し続けることは、意味がなく、むしろ貨幣価値は下がるため、損をしてしまうと。そんなバフェットが、今現金を大量に保有していることは、投資の機会を伺っていることに他なりません。いつ、バフェットがその現金を投入するのか、世界中の投資家が注目しています。
まとめ:人と同じ行動をしないこと。自分の頭で考える勇気を持つこと
バフェットから学ぶことは
人と同じことをしないこと
自分の頭で考えて判断すること
です。考えるためには知識が必要。Stay Homeで時間がある今、家で本を読んで勉強して、たっぷり知識を蓄えて、明るい未来への投資を始めましょう。
▼Stay Homeで得する人・損する人