弊社は真っ白なホワイト企業なので、有給休暇の消化はしっかりと消化しています。でも今の職場に転職する前「有給休暇」を消化したことはありませんでした。なぜなら土日の休日出勤が多すぎて、代休がたっぷりたまっていたから。それらを消化することもできず有給休暇も取れず、とにかく疲弊していた20代の私に教えたい…「有給は取らなきゃ損」ということを。
有給は労働者が好きな時に取れる
日本では原則的に「有給は労働者が好きな時に取れる」という決まりがあります。事業の正常な運営を妨げる場合には、雇用主はそれを断る権利があり、それがちょっと厄介。”事業の正常な運営を妨げる場合”とは、単に忙しいだけではだめ。いっぺんにたくさんの人が休むとか、代わりの人材の配置が困難な場合にのみそれが可能になります。でも、雇用者にはそうならならないようにする配慮義務もあるので、配慮義務を行なってもなお難しい場合にのみ有給を断ることができます。
つまり基本的には、会社員はいつでも有給を取ることができるんです。
↑これだいぶ重要です。
なぜなら20代の私は「休むと、原稿が飛んじゃって、雑誌が校了できないよー!」っていつもテンパっていたから。でも本当はそうならない状況にしなきゃいけないし、土日に仕事をしたら代休を取るのが当然だし、1ヶ月に100時間も残業してはいけないのです。当たり前。
平成30年度の調査結果によると、日本の有給取得率は51.1%です。半分しか有給を取れていない計算です。有給休暇の時効は2年です。それ以前に遡っては取れません。
▼勤続年数別・有給付与日数
勤続年数 | 0.5 | 1.5 | 2.5 | 3.5 | 4.5 | 5.5 | 6.5以上 |
付与日数 | 10日 | 11日 | 12日 | 14日 | 16日 | 18日 | 20日 |
3年以上の勤務で毎月1日は有給が取れる計算です。あなたは全部きちんと消化できてますか?
有給のスマートな取り方
そんな私も20代後半になって、体がいうこときかなくなってきて、ハッと気が付いた時がいいタイミングでした。有給ってどれくらいたまってるんだろう…。代休と有給合わせて3ヶ月分くらいたまっていました(笑)。
それを使って、退職して今に至るのですが、今の会社ではスマートに有給を取っています。
空気は読まない
30歳を超えて思ったことですが、仕事場に空気を読むなんて不要です。人間関係で繋がってはいるものの、職場の人との繋がりは賃金にほかなりません。
繁忙期は避ける
それぞれの職場には、繁忙期があって、忙しい時期があります。
ファッション系は、3-4月と8-9月の春秋シーズンの立ち上がりが繁忙期。ファッション雑誌も分厚くなりますよね。編集部員が増えたわけじゃないので、雑誌のページ数が多くなれば、その分編集者が持つページ数も増えます。
でも逆に6月11月はファッションは端境期です。仕事が忙しくない時期の方が精神的にも休みを取りやすいです。毎日が繁忙期な職場は、今すぐやめましょう(笑)。
早めに申告
有給を取りたい日が決まったら、早めに上司や同僚、チームメンバーに共有します。そうすることで、直前に何か仕事が発生しても、自分に降ってくる確率が格段に減ります。性格が悪い上司や同僚の場合…転職しましょう!
有給=1日いくら?と自分で計算する
1ヶ月のお給料を日割りすると自分の日給が算出できます。1日あたりの日給が有給1日分の価値。1年目にもらえる有給10日間分だと、月給半月分の価値があります。それをみすみす放棄するの、勿体無くないですか?私の場合は20万円分ですので、その分しっかりお休みしたく思います。
というか、意地でも有給取らなきゃ!と、強い意志がもてます。
私の有給活用法
目的があって有給を取る場合は、とにかくそれを達成するのみ!しかし、目的がない場合あります。そう、有給を消化する予定のない休日!最高すぎます。
ブログ書く
今の自分のライフワークです。ある意味将来のための積み上げ仕事。サラリーマンを休む時にも将来のための積み上げは大切です。
- リライト
- デザイン変更
- サチコ研究
- アナリティクス分析
など、ブログを書く以外の分析や本筋ではないがいつかやりたいと思っているデザインなどに着手できます。
副業に勤しむ
ライター仕事を請け負っているので、締め切りに追われるときは有給を取って副業に勤しむこともあります。
図書館でのんびり読書
近所にある図書館には、多くの投資関連本がタダで読める環境があります。平日の図書館は、定年リタイアした方々がおおくいらっしゃいますが、館内はいたって落ち着いた空間。パソコン持ち込みもOKなので、本を読んでブログを書いて…と両方できるのも嬉しいところ。
美味しいランチを予約
ひとりで過ごす贅沢な時間の定番。ちょっと素敵な美味しいランチを予約していきます。ふらりと好きな店に行くのもいいですが、予約するところがポイント。予定を立てて休日にメリハリを出します。ホテルのランチや土日は行列ができるようなお店で美味しいお店を選びます。
美容や癒し
ヘアサロンに行ったり、ヘッドマッサージを受けたり、スパや都心の温泉施設(大好きなテルマー湯とか!)でゆったり過ごすのも最高です。平日はお店が空いていますし、平日料金で安くなることも。そういった行きつけを増やしておくと、生活が豊かになります。
ジムで筋トレ
休日じゃなくても毎日行っていますが、ジムが空いているので平日の昼間はトレーニングし放題!すっごく運動しやすいです。筋トレマシーンも並ばなくてOK!バーベルも使い放題!!ランニングマシンもいくらでも使えます。
まとめ:有給は計画的に取って有効に活用しよう
本年度も折り返しで10月から下半期がスタートします。
- 残りあと半年で、あなたは有給何日残っていますか?
- それは労働価値にしていくら分ですか?
- きちんとその権利を消化する計画は立っていますか?
会社員は労働者です。いくら会社に尽くしても、それだけの価値を会社が返してくれることは期待しにくいのが現状です。
このことを踏まえて、会社員としてどう働くか。しっかりと自分の頭で考えて行動していけるとより幸福度が上がるのかなと思います。私は今年度もしっかり100%有給消化してみせます!