給与が1年で3.2%上昇。収入が増えても贅沢してはいけない理由

給与が1年で3.2%上昇。収入が増えても贅沢してはいけない理由

夏の給与改定に引き続き、12月も査定の時期。ボーナスとともに、昇給の連絡をいただきました。今回は所属事業部の不振とは裏腹に、なぜか

  • ボーナス満額
  • 昇給

というありがたい状況でした。改めて会社員とはサブスク給与で素晴らしいと思った次第です。もちろん評価されて、給与をいただいた分はきっちりと労働でお返しする所存です。しかし対価以上の労働は無用です。

これまでの昇給を振り返る

横になる女性

2018年は1円も昇給しない人生でした。しかし、特に不満はありませんでした。なぜなら…

前職では

  • 毎日残業
  • 休日出勤当たり前
  • 有給未消化率100%
  • 夜中でも緊急連絡がある
  • 外出が多く出費が多い

という生活をしており、ほぼ自分の時間を持つことはおろか、友人と20時から夕食の約束をしていても、仕事を終えて会えるのが22時。(もうみんな帰るころ)という寂しい生活をしていたからです。

現職では

  • 残業ゼロ
  • 勤務時間自由
  • リモートワーク自由(出社しなくてOK)
  • 有休消化推進
  • 夜の時間も自由
  • 外出が少なく不要な出費が少ない

というスーパーホワイト企業。残業代分の年収は下がりましたが、代わりに自宅で自炊する時間ができて、お付き合いの飲み会や買い物が減り、収支は大幅に黒字になりました。

また、転職直後に大幅に昇給していただいたので、去年昇給しなかったことは全く不満はなく、むしろ現状維持でこれ以上仕事も増えなくていいしラッキーと思っていたのです。

2019年の昇給は…

お金を手渡す

今年になって、大幅な組織変更があり、今までのマイペース仕事ではままならないことが多々ありました。今までいなかった新入社員や派遣、アルバイトなど、一気に人が増えたのです。

本来のマネージャーは、新卒数年のプロパー社員だけど、全く捌けていなかったので、人の良い彼が困っている様子を見るに見かねてマネジメント開始。チームは平和になり業務もスムーズに回りはじめました。チームがスムーズに回ると自分の仕事もスムーズになりますから、ある意味自分のためでもあります。120%の善意でしたが、それを上司に評価していただき、今年は大幅に昇給していただきました。

2019年6月:+3万円

2019年12月:+15万円

2019年合計:18万円

年間で18万円、3.2%の上昇でした。日本のインフレ目標2%に勝てた!やったー!平均すると月額1.5万円の給与上昇です。有難や。

また、マネージャーになると様々な面倒事象がおきますが、あくまでもテンパってた人の代わりにチームをまとめて正常に動かすだけだったので、落ち着いた今は彼に業務を戻して、面倒ごとからは離脱。給与だけが上がったので、心の底からラッキーです。有難や有難や。

ちなみに弊社は一度昇給すると、減給はされにくい昔ながらの日本企業です。(ITなのに!)ですから、上がった給与は据え置き。半年間頑張ってガンガン評価されたら、次の半年はのんびり暮らしていても特におとがめはありません。もちろん必要最低限の仕事をサボっていたら、評価は下がりますが。

昇給しても贅沢してはいけない理由

女性

これだけ収入が増えたから、ぱーっと旅行でもいっちゃおうか、と考えがちですが、増えた収入分の支出を増やすと後で手痛いしっぺ返しを食らう可能性があります。

インフレ率=昇給率が同じだから

以前も記事にしましたが、日本の平均昇給金額は7.1万円です。昇給率は年に約2%なので、インフレ目標とほぼ合致しています。つまり、給与が増えても支出も同じだけ増えるので、豊かになっている実感がないのです。2%以上の上昇をした場合だけですね、会社員が喜べるのは。

▼日本の平均昇給金額

▼インフレとは?

来年も昇給するとは限らない

浪費

会社員の場合、いくら努力しても成果が出ないことがあります。ひとりでしごとをしている訳ではないので、チーム全体の問題だったり、所属している業界全体、もしくは世界の政治や経済の影響もあり得ます。これは十年以上会社員をやってみて切実に思うことです。

今年昇給したからといって、来年も昇給するとは限りません。そうすると、毎年起こる2%のインフレに対応できなくなる可能性があります。

昇給に頼らない収入源を作るべき

パソコンとスマホを操作する女性

昇給した分は、しっかり投資に回して資産を増やします。税金を一旦おいておくと、15万円の昇給を利回り5%の高配当株で運用すると年間7500円の不労所得を生み出せます。10年なら150万円になり年間7.5万円の不労所得製造機になります。

やりすぎは禁物ですが、少なくても収入の25%を投資に回しましょう。

▼本多静六の投資哲学

まとめ:昇給分は投資に回して資産形成を加速

昇給は嬉しいものですが、昇給のために会社員としての仕事を必要以上に頑張ったり、労働時間を無駄に増やすようなことをすることは考えていません。コツコツ、与えられた役目を果たし、チームのみんなと仲良く平和に暮らすのが私の目標です。今回、8人のマネージメント体制を整えましたが、ひとりひとりとしっかり話をして向き合い、最適な体制を考える中で全員と絆が深まり、チームを離れた今も一緒にランチに行ったり、楽しい時間を過ごしています。こうやって仲間って増えていくんですよね。楽しかったな、久々のチームビルディング。

これ以上の給与アップは頭打ちと考えて、会社には高望みせず、配当金を増やすべくコツコツと資産を積み上げていくことが私の目標。昇給分は、否応なしに積み上げて資産を増やしたいと思います。

▼配当金で生活するためのシミュレーション

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