ひとまわり離れた会社の後輩に「僕が今の年齢のうちにしておいたほうがいいことってなんですか?」と聞かれ、迷いなく「投資!」と答えました。もし10年前の自分にメッセージが伝えられるなら、間違いなく投資をするようにと伝えますが、それ以外にもあるかな〜と考えてみました。40歳になったら、きっと違うことも考えると思いますが、36歳の私が26歳の私に伝えておきたいこと。
36歳の私が26歳の私に伝えたい8のこと
26歳の私は、上京後に東京の会社に転職して、まさにファッション街道真っ只中。生活の中心は仕事。やっと一人前の編集者として、責任ある仕事を一流のアーティスト達と。やりがいたっぷりに邁進していました。
その頃の私は、お金に無頓着で、入金された給与はそのまま洋服や美容費へ。超浪費家で、今の私が「浪費をやめて」と言っても、きっと聞く耳持たなかったと思います。それでも今の私が昔の私に伝えたいこと。数年後、きっと「そういうことか!」と膝を打つでしょう。すぐには実行できなくても、気が付いた時に、少しでも自分の人生をよく出ますように、願いを込めて。
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手取り収入の25%は貯蓄しよう。少額で構わないから、できれば投資も
お金は有限です。稼いだお金を100%支払いに費やしていたら、いつまでも労働のラットレースから抜け出せません。
26歳の私は知りませんが、実はお金は働いてくれます。私のお金が働いてくれた利益は私のもの。お金が働いてくれて増えたお金はまた働いてくれて、私の生活をどんどん豊かにしてくれます。
グッチのバッグやルブタンの靴は私を一瞬だけ幸せにしてくれますが、購入後にその市場価値は大抵暴落し、飽きた頃にはただ同然です。購入直後の高揚感も1週間ほどで薄れます。たったの1週間のために、毎月のように高級品を買うのはやめましょう。私の身の丈似合いません。
まずは手取り収入を知り、その25%を貯金しましょう。100万円貯まったら、投資を始めるのがオススメ。投資信託で毎月一定額を積み立てて、自分のために働いてくれるお金を増やすのです!お金が増えれば自由に過ごせる時間が増えます。お金の為に働かなくて良くなるのです。
▼本多静六が進める25%貯蓄法
仕事は頑張ろう。でも私生活を侵食しすぎてはいけない
仕事は自分のスキルアップや将来につながるかどうかを意識して取り組みましょう。20代できちんとスキルを積めば30代でも仕事に困ることはありません。
ただし、今のように寝食を忘れて睡眠時間が削られ、健康を削り取られるような仕事の仕方はオススメできません。あなたが仕事をしすぎて病気になったり、友達がいなくなったり、彼氏に捨てられても、会社は面倒を見てくれません。一番大事なことはなんなのか、自分の胸に手を当てて考える時間を持ちましょう。そして、今取り組む仕事が全てを犠牲にする価値があるか考えるのです。
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周りの人を大切にしよう。同じだけ彼らも私を大切にしてくれる
自分の周りにいてくれる人を、大切にしましょう。誠実に親切に。自分がたくさん持っていたら、周りの人に分け与えましょう。彼らがたくさん持っている時に、あなたに分け与えてくれます。
自分さえ良ければいいと、周りを省みず、他人をおざなりにすると、自分も同じ扱いを受けるようになります。周りにいる人たちは、自分を映す鏡。
私が本当に困った時、いつも誰かが手を差し伸べてくれます。自分は周りの人に恵まれていて、運がいい!と思いますが、それは自分が相手にいつもしていることだから。
好意は好意を呼び、悪意は悪意を呼びます。
あなたの人を嫌っている人にも、好意を持って接すると自然と距離が縮まるはずです。
ジュエリーは高価でも本物を身につけよう。洋服は…ファーストリテイリングが最高
20代の私は、ファッションが全てでした。毎週H&Mやフォーエバー21で安価な新しい服を買い、年に何度も高級ブランドのバッグを追加して。
「安いから、まいっか」
安い服は、ほぼ着ませんので、お金を捨てたのと同じでした。
「ブランドは、一生ものだから」
ブランドものは、一生使えません。なぜならトレンドデザインだから。
本当に好きなものを選んでください。素材やシルエット、色にも注意を払って。自分のスタイルを見つけてください。たくさんもっていても、自分の体はひとつです。身につけないものは、タンスの肥やしになってゴミ箱に行くだけです。
私がファッションでお金を払って後悔していないのは、ジュエリーです。シンプルでずっと身につけていたくなるような普遍的なデザイン。そして、素材はゴールド(できれば24k)かホワイトゴールドを選んでください。シルバーやメッキはすぐに劣化します。
洋服も本当にいいものには、お金をかける価値があります。お金を出して身につけないと感じられない感覚があり、その感性が人生を豊かにしてくれるのです。でもやみくもにいいものを見つけるのは困難。私の人生の指針にもなったのがソニア・パークさんの著書です。
著名なスタイリストであるソニア・パークさん。ずば抜けて買い物をしてきた彼女が実際に使って見て本当に良かったものを彼女の言葉で綴っています。この本を読んで、購入したものでハズレはありませんでした。名品しか掲載されていません。
何よりも友達を大事にしよう。彼氏は変わっても友達はずっと友達
彼氏ができると友達を置き去りにしがちになります。でも友達ほど大切なものはありません。
自分を理解し、適切なアドバイス、ときには厳しい反対意見をくれる友達は掛け替えのない存在です。異性とは思考や趣味が違っていることが多いですが、趣味嗜好でつながっている友達は、あなたの人生をより豊かにしてくれます。
スキンケアは未来への投資。肌に害のない成分で丁寧にケアしよう
コスメはスキンケアに命をかけてください。今は良くても10年後、シワやシミへの恐怖が始まります。
メイクはしっかり落として。お風呂上がりは、たっぷりの化粧水に保湿クリームでフタをして。ボディもしっかり保湿すべきです。
お金をかける必要はありません。毎日丁寧に。使うアイテムは、素材にこだわって、できれば安価なものを。ケチらずたっぷり使いましょう。
▼30代のプチプラ美容
全然運動してないけど、健康のために習慣付けよう
ハードな運動はする必要がないけれど、毎日30〜60分のウォーキングだけでも始めよう。運動すると代謝が上がって太りにくくなります。そして、肌も綺麗になります。
20代の頃は徹夜して深夜にご飯を食べても太らないけれど、30歳を過ぎると急激に太りやすくなり、なかなか体重が落ちなくなります。健康にも悪い!軽い有酸素運動と短い筋トレで、健康と体重が維持できます。気持ちもリフレッシュできて、仕事効率も上がるので、絶対に運動習慣は身につけたほうが人生が楽になります。
▼1年間ほぼ毎日ウォーキングしてみた
20代のうちに結婚しよう。どうせするならお早めに
仕事が忙しすぎたり、まだ自分が結婚できる自信がなかったり。たくさんの言い訳をしていたけれど、結婚するなら20代の方がいい。これからの人生を共にするパートナーとは価値観がまだ固まらないうちから一緒に歩んで行く方が断然良いと思うから。
誰と結婚するかも重要だけど、その人とどんな夫婦になれるか、のほうがもっと重要。
まとめ:26歳の私へ。あなたの人生が豊かで幸せでありますように
26歳に戻れたら私がやりたい8つのことでした。投資は全然できなかったから後悔している一番のこと。それ以外にも、できたこと、できなかったこと、いまでもできないことがあります。10年後に46歳になった時に36歳の自分にはなんて言いたいのかな〜と想像しながら、今後も後悔しない人生を送れたら最高だなと思います。