貯金ゼロから脱却する3つの方法。最初の一歩を踏み出すために

貯金ゼロから脱却する3つの方法。最初の一歩を踏み出すために

20代、貯金ゼロだったhigemogeです。呆れるほどの浪費っぷりと無計画で20代を走りきり、振り向くと貯金はゼロ。積み上がった洋服と靴とバッグの山。しかし満たされずまた買う。その繰り返し。そんな私でも、今はきちんと貯金ができるようになりました。

30-40代の23.1%が貯蓄ゼロ

コインが育つ

金融機関が30・40代を対象に、貯蓄金額を調査したところ、23.1%が貯蓄ゼロであることがわかりました。バブルがはじけてから現在まで、じわじわと下がり続けた貯蓄率。さらにコロナの影響でリセッションに突入した日本が今後どうなるのか…。

ちなみに貯蓄50万円以下が24.6%ですので、30・40代の約半数が貯蓄50万円以下ということです。そりゃ、コロナで失業したら即生活はいきゆかなくなりますよね…。

貯金ゼロを脱却するのは難しい

草原の女性

2019年は年間175万円の貯蓄に成功した私ですが、20代はたっぷりと浪費して貯蓄ゼロでした。今思うと、一番辛かったのは

ゼロからの一歩を築き上げること

でした。最初の一歩がなかなか進めず、一歩進んで一歩下がる。いくら進んでもその分後退して、プラスマイナスゼロ。そんなジレンマでした。

今思えばアホですが、割引率が高いだけでバーゲンで身の丈に合わない服やバッグを買ったり…

▼セールで40万円払った浪費家の悲劇。8割引は本当に安いのか?

20代でエステ三昧。美容費用がバカ高かったり…

▼月に9万円の美容費を浪費

他にもあらゆる浪費をくりかえし、綺麗さっぱり給料日前日には財布が空っぽになる生活でした。それでも貯金してみようと努力したこともあります。でも、貯めたお金が通帳にあることが頭のどこかにあるので、素敵なバッグを見つけたら「あのお金があるし買っちゃおう!」ってなる。そして、また貯金ゼロになります。このループ。

今考えれば愚かでしかない。

でもその時はそんなことには気がつかず、買い物依存症のようにとにかく好きなものを我慢して買う日々でした。

▼貯金ゼロ浪費OLがやっていた貧乏になる6つの習慣

浪費家におすすめしたい貯金ゼロから一歩進む方法

少女2人

まず自分に貯金がないことは

かなりヤバイ

と認識して、第一歩を進む決意をしましょう。心が決まったらあとはやるだけ。一歩目が踏み出せれば、あとは憑き物が取れたように心も体も楽な日々がやってきます。私はそうでした。

強制的に貯蓄をする

戦士

お金、あると使っちゃいますよね。目的にもよりますが、まずは強制的に貯金して、お金を下ろせないようにすることです。そうすれば、物理的にそのお金は使えないので、あるものとして考えることはありません。

老後や退職後の資金のためなら、iDeCoを利用しましょう。税金面で有利ですし、口座から引き落とされると、60歳になるまで引き落としができません。もうないものとしてカウントするべきお金です。

浪費からお金を守るiDeCoほど素晴らしいものはないと思います。

▼浪費家にiDeCoがおすすめな理由

生きるのに必要なもの以外、買わない

母娘

貯金ゼロの時、私はほぼ考えず

欲しい → 買う!

という思考で生きていました。今は、欲しくてもしばらく我慢。1週間後、1ヶ月後、場合によっては1年後。それでも欲しければ購入します。なぜなら、ほとんどの場合、必要だから欲しいのではなく、欲しい欲求を満たすために欲しいだけだからです。だから、買ったあとしばらくすると熱が冷めて、クローゼットの奥底に…。

でもこれを繰り返していたら貯金なんかできるわけありません。だからまず考えるんです。それ、本当に自分が欲しいものなのか。本当に必要なものなのか。今あるもので代替できないのか。

ですから、まず浪費がひどいなら、買うのをやめましょう。必要最低限だけ。洋服は今あるものを。本やガジェットも今あるなら不要。3ヶ月、買わない生活をしてみてください。

大丈夫。

大体のものは、すぐに欲しくなくなります。

それがわかってから、欲しい気持ちを抑制することができるようになりました。できるようになったら、必要なものを買うようにうしましょう。

今は、逆に欲しいものは大金をはたいても買います。私の場合、来月に控える引っ越しがそれ。居心地の良い生活を手に入れるため、必要なお金は払います。自分が大切と思えることケチってると、なんか生きてる意味、ないですよね(笑)。その分、他の生活費はしっかりと引き締めているので問題なし。

お金を生むお金があることを知る

女性がお金を持つ

実は、お金ってお金を生むことができるんです。そしてどんどん自己増殖します!というと、かなり怪しい感じですが、本当なんです。

浪費家時代の私は知りませんでした。お金は使うものだと思っていました。だから、心のどこかで浪費することを「まあ、お金は使うものだもんね!使わないと回ってこないもん!」と言い訳してました。

でも違います。お金は、お金を生みます。10000円を持っていれば、翌年10500円に増やすことができます。自分の労働以外で。お金があれば自然と増えていって、自然と好きなものを買うことができます。それは自分が働いたお金ではなく、お金が生んだお金で、です。

例えば金利。これ、支払うものだと思っていませんか?でもお金を持っていれば、金利をもらうこともできるんです。

▼株を持っていると毎年配当金がもらえる!

この事実を踏まえて、自分が使うお金、本当にその価値があるのか考えてみてください。お金は使うもの。でも使い方は自分で選べます。

来年は着なくなるであろう服を買うのか。

株を買って、生きてる間毎年配当金をもらうのか。

5000円のスニーカーじゃなくて、10万円のローファーを買うのか。

投資信託を買って、10年後に+5万円もらうのか。

お金の使い方は、人生の選択です。一生働き続けるのか、ベーシックインカムを得て好きな時間の過ごし方をするのか。選ぶのは自分です。他人はあなたがどっちを選んでも大丈夫。だって、彼らの人生じゃないんですもん。

これを知ったことで、私の浪費は完璧に止まりました。そして、貯金が1万円、2万円と貯まっていきました。少しずつ貯まるスピードが上がって、今では毎月10万円以上の貯蓄が増えています。

まとめ:最初の一歩は大変。でもそれを乗り越えれば貯まるスピードは加速する

女性の横顔

何事もゼロ→イチにするのが、一番大変です。だって、無から何かを作り出すんですから。でも大丈夫。そこからはずっと楽です。イチをどんどん積み上げるだけですから。やがてそれは、10になり、20になり、100になり、1000になり…。きちんと育っていきます。育て始めると、それ自体が楽しくなるはずです。

お金はただのツールです。でも、ないととても困ります。私はこのコロナ禍で「貯金ができるようになっていてよかった〜」と思いました。今、急に職がなくなっても私は大丈夫。次の一手を探すまで、十分に資金があります。誰かを守ることもできます。でも貯金ゼロだったら、家族や他人はおろか、自分でさえ守ることができません。

大切なことは、しっかりと基盤を整えて、多少の有事に吹き飛ばされない強い地盤を持つこと。それが自信となり、仕事もうまくいくし、精神的にも安定できるのではないでしょうか。

貯金が全くできなかった私でも、お金が貯まるようになったんだから、きっとあなたにもできます。大丈夫。最初の一歩を踏み出しましょう!

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