暴落は来る?バブル継続?夏〜秋の投資方針

暴落は来る?バブル継続?夏〜秋の投資方針

暴落?バブル?なぜ警戒感が強まっているのか

祈る女性

今金融市場には警戒感が強まっています。

コロナで現金をばらまいた中央銀行(お金を作る)が、経済回復の傾向に伴っていつ引き締め政策を始めるのかを見定めているのです。

NYダウ株価

コロナの影響で経済活動がストップして暴落した株価は、2020年内には復活し、現在は市場最高値を更新し続けています。暴落時は、中央銀行が景気悪化を食い止めるために、じゃんじゃんお金を市場に追加しました。でも株価がここまで元に戻った今の状態でそれをいつまで継続するのか?

うん。経済に明るくなくても、そう長くは続かないことがわかります。

では、どうやって金融引き締めが起こり、暴落が起こる可能性が高まるのでしょうか?

株価暴落のシナリオ

サングラスをかけた女性

株価が暴落するシナリオの発生点はアメリカのFRBの金融政策が起点です。

Step1:テーパリングが始まる

まずはアメリカでテーパリングが始まります。

テーパリングとは、超金融緩和状態から抜け出す過程で資産の買入額を徐々に減らしていくことです。お金をじゃんじゃん刷って、市場に入れていた量を少しずつ減らしていくんですね。

テーパリングは半年〜1年かけて行われるので、急に資産買入量がゼロになるわけではありません。でも「テーパリングする」と発表されたら、未来を見ている投資家たちがすぐに行動に移してそれが株価に反映されることになります。

Step2:利上げが始まる

コロナでマイナスゼロになった金利。ゼロ金利とは、お金を借りたら借りた側が利子がもらえる異常な状態です。現在は異常事態で金利が下げられていましたが、景気が過熱した場合にインフレ懸念が強まるため、それを抑える目的で政策金利を引き上げることが近い未来に起こります。

金利が上がるとなぜ、株価が下がるのか?

ロングヘアー女性の後ろ姿

金利が上がるとなぜ株価が下がってしまうのか。

それは、金利が上がるなら確実にもらえて安全性が高い債券投資の方がいいと考える人が増えるからです。

株は上がれば儲けも大きいですが、ハイリスクハイリターン。金利が上がると債権の利回りが高まって、株を買いたい人が少なくなるのです。

株価が暴落して、債権にお金が流れるのが株価暴落のシナリオです。

バブル継続のシナリオ

花の中に佇む女の子

現在は、金融市場に中央銀行から資金が注ぎ込まれて、バブル状態にあるといわれています。(バブルは後になってみないとその時バブルかどうかなんてわからないなんて言われていますので確定ではありませんが)

実はこのバブル状態がテーパリング発表後も継続すると考える有識者も少なくありません。金融市場が安定化するために資金を投入し続けてきた中央銀行は、暴落のリスクを冒してまで強い締め付けを行うはずがないと考えるからです。

そのシナリオの場合は、株価はこのまま上昇し続けて、バブルが継続。むしろ、この状態が”バブル”ではなく、金融市場の成長だったとのちに考えられるとする説です。

市場に飽和した現金の価値が下がり、株やコモディティの価値が相対的に上がるとすると、株価は暴落しないのではないか。彼らによって株価は守られ、金利が上がっても大きな影響はないのでは(むしろ利上げはある程度折り込みされているのでは?)と考える人たちも少なからずいます。

2021年後半の私の投資方針

ロングヘアの女性

何だか不穏な話が多いですが、未来のことは誰にもわかりません。経済評論家もYouTuberも著名投資家も、皆んな過去を元に未来を予測しているに過ぎません。信じて行動するのは、自分のみ。

私は夏〜秋にかけて、新たな投資を控えて、含み益が出ている投資信託やいくつかの単元未満株を利確しています。ノーポジまではないにしろ、多少の株価乱高下に備えて、現金比率を高めておきたいな〜と思ったからです。

テーパリングや利上げについても、そろそろ動きがあるのでは?と言われているので、それまでポジションを減らしておいて、何もなければそれでよし。何か方向性が見えたら行動しようと思います。

「君子危うきに近寄らず」

危ない橋は渡らないのが吉。自ら危ないところに近づいて災いを招くようなことはしないに限ります。何もなく、株価が上がり続ければ、また投資すればいいだけのこと。

まとめ:不安定な相場とは距離を取るのも重要

相場が安定していないときには、ボラティリティが上がって短期投資では儲かりやすくなります。でも私はあくまでも長期投資でお金を増やしたいな〜と思っている農耕民族系投資家なので、スーッと身を引いて遠目から見守りたいと思います。

ちなみに相場から離れる間も、経済情報をチェックして、入金を怠らず、来たるべきときにすぐ行動できるようにしましょう!

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