2020年7月、私生活の大きなタスクに”引っ越し”を掲げました。数件の内見を行い、素敵な新居を見つけて、9月1週目に引っ越しが決まりました！期せずして、大きな値下げ提案を受けたので、不動産の強気交渉についてログを残しておきたいと思います。
私の引っ越し計画
私の引っ越しへの想いはここ数年高まっていました。IT企業に転職して、週に数回リモートワークをする中で、「都心に通勤可能な、ちょっと田舎でゆったり暮らしたい」という気持ちが芽生えていたのです。
都会にある、美味しご飯や24時間営業の飲み屋、めくるめく娯楽は、30代も半ばを過ぎると魅力が薄れてきます。かわりに、澄んだ空気と高い空、綺麗な海とマイナスイオンたっぷりの森林、ゆったりとした時間に対する憧れが高まり、自然をもっと感じていきたいと思い始めていたのです。
しかし、週に2-3回でも、往復2〜3時間の通勤、だるい…。
生粋の面倒臭がりなので、ここ数年引っ越しをためらっていたのです。今の住居は、勤務先の渋谷まで自転車で20分という近さなので…。
そんな中やってきたコロナショック！
急激な日本のリモートワーク化！
家賃が高く、狭い都心のワンルーム。ずっと閉じ込められているのが窮屈に感じ始めました。だって、通勤ゼロだもん。たぶんしばらく会社行かないもん。だったらどこに住んでてもいいじゃん。
引っ越そう！
2020年7月、私は引っ越しを決意しました。
目的は、QOL（Quality of Life）の向上
今の家も長く住んでいて、街も住み心地がよく、美味しいご飯と高い利便性。大家さんもいい人で、居心地がいいんです。でも、私の今の希望は都心から離れ、広い家でゆったりとした時間を過ごすこと。
QOL（Quality of Life）の向上
なんです。都内一等地のワンルームは、便利だけどやっぱり手狭。ベランダもない。ハンモックも置けない。ソファもおく場所がない。
この目的を果たすべく、場所の選定から始めました。
検討から引っ越しまで、1.5ヶ月
引っ越し目標は9月1週目です。
- 地域選定
- 物件選定と契約
- 現物件の解約
- 引っ越し業者選定
- 引っ越し完了
まで。まあ、現実的なスケジュールです。いい物件があれば引っ越す、なんて悠長なことをいっていてもチャンスを逃すだけ。締め切りがあった方が完了までのスピードと決断が早くなります。
行動開始！
思い立ったら、即行動！地域選定を始めました。目的にあった地域をピックアップして、地域調査。現地に友人がいる場合はヒアリングします。地域はもともと引っ越したいな〜と思っていたところがあったので、すぐ決まりました。
あとはSUMOやホームズで物件を検索。自分の中の条件を決めて、物件に目星をつけて、内見予約をします。ここまで1週間。内見の予約は1週間後。その1週間後、2軒目を見て契約と相成りました。ここで現物件を解約して、ここから1ヶ月後の引っ越しです。あっという間だった！
引っ越し初期費用を安くする方法
賃貸物件の初期費用って、想像以上に高いですよね。8年ぶりの引っ越し、最初に見積もりを見たときに驚愕しました。
- 敷金：退去の際に借主に不備があった場合に修繕などに使われる（1）
- 礼金：大家さんへのお礼金。意味わからん…（1）
- 前家賃：1ヶ月分の家賃前払い（1）
- 仲介手数料：紹介してくれた不動産会社に払う（1）
- 保証会社費：最近は保証会社マストのところが多い（0.5）
- 清掃費：退去時の清掃費。前払いのことが多い
- 消毒費：どんな消毒かわからん。強制ではない
- 鍵交換費：鍵を新しいものに変えてくれる。強制ではない
- （更新料）：2年ごとの更新時に必要、なんのため…？(1)
※（ ）内は家賃◯ヵ月分
私が見た物件の初期費用は、家賃4.5ヵ月分＋8万円（清掃費5万円＋消毒費1.5万円＋鍵交換費1.5万円）
といったところが多かったです。家賃8万円だとすると…
初期費用44万円！
ペットを飼うとさらに＋1ヶ月分の敷金が必要な物件がほとんどだったので、52万円ですね💦
驚愕でした。とはいえ、敷金礼金ゼロ物件もちらほら。引っ越したい気持ちにかられ、予算を50万円に設定して、物件探しをスタートしたのです。
最初のお気に入り物件
最初に気に入ったのは、home’sで見つけた物件。駅から徒歩10分で、1LDKの築浅物件でした。大通り沿いで、狭めのベランダが道に面しているのがデメリット。夜も車通りが多くて騒音が気になるかも。そして開放感がない。そのほかは、物件的には最高でした。
家賃：8.7万円
敷金：0ヵ月（ペット飼育の場合＋1ヵ月）
礼金：0ヵ月
前家賃：1ヵ月＋半月後入居必須
仲介手数料：1ヵ月
保証会社費：1ヵ月
清掃費：5万円
消毒費：1.8万円
鍵交換費：2万円
更新料：1ヶ月/2年ごと
合計：約40万円
初期費用が40万円ほど。うむ…。予定よりは安いが、敷金礼金無料で、この金額か…。8月の初めの内見ですでにクリーニング後だったため、1ヶ月後の入居は不可。8月23日からの契約。つまり、現在の賃貸に1ヶ月後の退去を伝えても、半月分は家賃がW支払いになります。しかもここにペットを飼うと、＋1ヶ月分。つまり50万円です。さらに、1LDKのリビングにはエアコンがありますが、寝室はノーエアコン…自分で設置する必要があります。＋5万円かな…。引っ越して、生活を豊かにしたかったんですが、家の中を充実させる予算が残っておりません…。
どうしよっかな。
友人宅へ遊びに行って物件発見
最初の物件の内見の後、近所に引っ越したばかりの友人宅へ。駅から徒歩30分ですが、自然に囲まれた閑静な住宅街。広いベランダから、森が見える素敵な場所です。内見結果を話しつつ、自宅でお茶をいただきました。「そういえば、このマンションの下の階、まだ空いてるよ。たぶん、初期費用半分くらいかも。不動産屋、紹介しようか？」最初は冗談半分でしたが、帰りの電車で他の物件を探してみましたが、全然ない！そう、そもそも物件数が少ないんですよね。都内ほどの物件数がないから、条件に合うものがなかなか見つからない。
あんないい物件、まだ空いてるんだろうか。教えてもらった不動産屋に連絡したら「空いてますよ〜。内見行きます？フロアごとにちょっと間取り違いますから」とのことで、翌週内見の予定を入れつつ、見積もりをもらって驚愕。
家賃：8.6万円
敷金：0ヵ月
礼金：0ヵ月
前家賃：0ヵ月（1ヶ月フリーレント）
仲介手数料：1ヵ月
保証会社費：0.5ヵ月
清掃費：5万円（退去時払い）
消毒費：なし
鍵交換費：2万円
更新料：なし（事務手数料3万円）
合計：約17万円
初期費用17万円でした。ペットを飼っても敷金の積み上げはなし。しかも、更新料が事務手数料のみ。2年ごとにかかる謎費用、払わなくていいんです。さらに寝室のエアコンも取り付けてくれるそうです。先方負担で！最高すぎやしないか！！！！デメリットは築16年でやや古め、設備が1軒目よりしょぼいことです。
友人の紹介だったので、彼女がすでに交渉した好条件をそのまま適応してくれることにもなりました。それば、1ヶ月のフリーレント！嬉しすぎる。
内見後、速攻で契約を決めました。
最初に見た物件をお断りすると…
最初に見ていた物件、実は審査だけしてもらってたんです。物件を見つけたとき、まだ前の住人が住んでいたので、不動産屋が保証会社の審査だけすれば仮押さえしておきますよ、見学の後良ければ契約すればOKですってことだったので。見学の後、1週間の猶予をいただいてたんですが、2軒目をみてお断りを決定。
すると…
家賃：8.7万円
敷金：0ヵ月（ペット飼育の場合＋1ヵ月）
礼金：0ヵ月
前家賃：1ヵ月 → 0.5ヵ月（＋半月後入居は不要）
仲介手数料：1ヵ月
保証会社費：1ヵ月 → 0.3ヵ月
清掃費：5万円
消毒費：1.8万円 → なし
鍵交換費：2万円 → 0円
更新料：1ヶ月/2年ごと
合計：約22万円
初期費用合計で22万円。期せずして、最初の見積もり40万円から
18万円も安くなりました！
45％オフ！（笑）ちょっと、びっくり。え、最初の見積もりなんだったん。今までこれで契約しちゃってたわ…。ちなみに、安くなりましたが、受けるサービスはほぼ変わらず。消毒費はやらないことで無料になってますが、自分でやりたいので問題なし。ただし、エアコンはやっぱり自己負担らしいです。
迷った結果…
初期費用がぐんと下がったことで、1軒目の魅力も捨てがたい。どちらもメリットとデメリットがあります。それぞれのメリットとデメリットを紙に書き出しました。
自ずと答えは決まりました。
きちんと言語化して、自分が選ぶべきものを決めることはとても重要ですね。
まとめ：引っ越し初期費用は交渉すべき
今回、勉強になったのは、賃貸の初期費用は言い値で契約してはダメってことでした。だって、ほぼ半額まで落ちるんですもん。ただ、高いからやめますって交渉して、そのまま断られる可能性もあるので、違う不動産会社を並行して、めぼしい物件を複数見つけておくこと。どちらかにお断りを入れて、食い下がってきたら値引きしてくれるサインです。
私は今回の引っ越しに今の所大満足です。初期費用が予算よりだいぶん押さえられました。広さも申し分なし。ウォークインクローゼットもたっぷり。洗面台もしっかり。うん。早く引っ越したいな〜。
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▼引っ越し費用全公開
▼引っ越し後に買ったもの
