1日8000歩ウォーキングすべき3つの理由。死亡リスクが半減する【健康基礎 #2】

1日8000歩ウォーキングすべき3つの理由。死亡リスクが半減する【健康基礎 #2】

ウォーキングを習慣にして久しく経ちますが、「なぜ歩くのか?」については深堀していなかったので、今回はしっかりと深掘りしてみました。

最新の研究では、1日8000歩歩くとそれ以外と比べて、死亡リスクが最も低くなると言われています。つまり、健康にいい、ちょうどいい運動量が1日8000歩なんです。

死亡リスクが低い運動量は?

走る女性

15件の研究データに基づいて、1日あたりの歩数と死亡リスクとの関連を解析した結果が報告されています。

参照元:Daily steps and all-cause mortality: a meta-analysis of 15 international cohorts」。〔Lancet Public Health. 2022 Mar;7(3):e219-e228.〕

1日あたりの歩数7000〜9000歩の場合、死亡リスクが最も低くなることがわかっています。

厚生労働省の提唱する「健康づくりのための運動基準 2006」にも、8000〜10000歩を目標にすることが推奨されると明記されています。

米国立がん研究所などの研究者が行った、2003~2006年に米国国民健康栄養調査(National Health and Nutrition Examination Survey: NHANES)によると、8000歩で死亡率は半減したといいます。

▼健康情報を見極めるコツ

1日8000歩ウォーキングすべき3つの理由

スニーカー

8000歩を歩き続ければ、死亡リスクが減るわけですが、それは何故なんでしょうか。

生活習慣病の予防になる

1日8000歩を歩き続け、そのうち20分を早歩きにすると生活習慣病になる確率が10%になることがわかっています。

▼IBM

IBM

IBMに掲載された東京都健康長寿医療センター研究所の青栁氏によると、毎日続ける歩数(=運動量)によって、予防できる病気があると言います。

多くの病気に関わる動脈硬化は7000歩以上が推奨。75歳未満のメタボ対策には1万歩が推奨です。

特定のガンにかかりにくくなる

1日8000歩で、特定のガンにかかりにくくなると考えられています。

日経ヘルス

ガンには様々な種類がありますが、ウォーキングの継続によって予防できるとされているのは、結腸がんです。ほかにも直腸がん・肺がん・乳がん・子宮内膜がんにも影響している可能性があると考えられています。

うつ病予防になる

ウォーキング

米国のハーバード公衆衛生大学院の研究で、週4時間の運動を行うことで、うつ病を発症するリスクは17%低下することがわかりました。1日35分のウォーキングがうつ病の予防に効果的だそう。

また、運動は脳の老化を改善することもわかっているので認知機能低下を予防するのにも効果的だと考えられます。

1日8000歩を達成する方法

ノートに書く女性

1日8000歩の目標を達成するためには、1時間の散歩が必要です。

朝早起きする

朝、1時間早く起きて、近所をくるっとウォーキングする習慣を身につけてみましょう。朝日を浴びてセロトニンを分泌するとストレスも軽減されて、スッキリした頭で1日を過ごすことができるはずです。おすすめ。

▼朝ウォーキングする

昼休みに歩く

昼休みの過ごし方が自由であれば、昼休みウォーキングするのもおすすめです。

1時間でちょうど8000歩が達成できるはずです。昼休み=ランチを食べるという固定概念を捨てて、毎日運動する時間にして健康習慣を取り入れてみてはいかがでしょうか。

▼昼休みウォーキングする

まとめ:健康維持したいなら、まず8000歩から

女性

未来への健康投資のために確実なことのひとつは、1日8000歩を続けることでした。世界、日本の多くの論文で、この説の健康効果が認められているので、効果は確実といえるでしょう。

毎日続けられないと思う方は、Apple Watchを購入してログを撮ることを強くおすすめします。私は運動三日坊主でしたが、Apple Wathcを購入してログを撮るようになって、毎日運動するのが楽しくなったからです。

Apple Watchは長く使えるので(私はもう3年以上毎日つけていますが、いまだに現役です)思い切って購入してみてください。運動するなら、本当に心からおすすめです!!

ログをつけて、毎日の運動をチェックして、自分の体が変わっていくことを感じながら、毎日を充実させて未来も健康でいられるように日々積み重ねていきましょう。

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